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きのう来た人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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61.  ロスト・イン・トランスレーション
アメリカへ行くときはこの映画の価値観を十分に参考にした方がいいと思います、それにしても私だってあんな世界だけが日本だったらうんざりしてきます。二度と日本になんか来るもんか、って思ってしまいますよ。 
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-19 05:12:49)
62.  ロッタちゃん はじめてのおつかい
いつもぶりぶり怒っているロッタちゃんは自立過程の真っ盛り。いわば脱皮途中の蝶々なわけですが、このときに変におちゃらかしたりすると最悪な事態が起こります。はらはらしながら見守るしかありません。たくさんすっころんでそれでもすぐに立ち直るロッタちゃんはきっと素敵な女性へと脱皮するに違いありません。 
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-17 05:52:58)
63.  舞踏会の手帖
もう会わなければよかった、っていうのはちょっと考えてみれば誰にだって分かることなんですが、でも相も変わらず人間は同じ間違いを延々と繰り返し続けています。もっともその落胆を通して人間は(ようやく)新しい人生へと脱皮できるというのもまた真実です。まあ、すべての人がそうできるわけではないんですが・・・ 
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-16 05:51:16)
64.  20世紀少年
タダ券をもらったので映画館へ見に行きました。お金かかってるんだろうなとは思いましたが、かみさんが「な、な、何これ・・・」って口を開けていました。名作として語り継がれるものでもなく、大宣伝で荒稼ぎするしかないですが、後続作はがんばってほしいです。 
[映画館(邦画)] 1点(2009-02-15 06:34:40)
65.  4ヶ月、3週と2日
つきあいで見ました。導入部が分かりにくくて「・・・?」と思っているうちにだんだんと進行しつつある事態と社会状況が見えてきます。きょうも世界のあちこちで繰り返されている事態をあくまでも奇跡抜きで追っていき、見る者をハラハラドキドキで消耗させていきます。どうしようもないルームメイトを演じた役者さんは迫真の演技でダメダメさ加減を出していました。結末はどうであれ、ともかくも映画が終わってほっとするやら力が抜けるやらで疲れました。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-14 05:39:55)
66.  やわらかい手 《ネタバレ》 
退屈で安全でそれでいて気を遣う良識的な生活を捨てざるを得なくなった主人公のおばあちゃん。骨の髄まで冷えてきそうな寒くて暗い街角を舞台に、孤立無援のおばあちゃんのハラハラドキドキの新しい旅立ちを描いて、「ああああ、いったいこれからどうなるんだろう。アンハッピーエンドだったらどうしよう・・・」などと思うと心配で心配でたまらなくなってきます。けれども大丈夫! 最後にほっとして、そして「ああああああ、な、なんていい映画なんだ・・・」と心の底から思うことができるすばらしい映画です。彼女の雇い主である風俗店のオーナーのまなざしがとても暖かいです。
[DVD(字幕)] 9点(2009-02-11 04:58:58)(良:1票)
67.  キサラギ
やるなぁ! ストーリーの展開が秀逸です。役者さんも素晴らしい。「母親ノスタルジックもの」や「中性的きらきら映画」や「展開破綻ホラー」や「大宣伝のみ映画」など安易な作りの映画へと怒濤のごとく崩れ落ちていく日本映画界にあって、ひさびさのクリーンヒットです。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-10 06:12:48)
68.  木靴の樹
華麗な貴族や王侯を主人公とする大げさな物語ではなく、かといって美しいアルプスの風景が出てくるわけでもなく、まばらな樹木の散らばる寒々とした風景の中、石と土を耕して生きる人々を忠実に描き、バッハの曲と共に見る者に忘れがたい印象を残す映画です。 
[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-02-09 06:07:28)
69.  突入せよ! あさま山荘事件
お腹がよじ切れるようなおもしろさ! 「解決に向け一丸となって」というよく聞かれるフレーズがいかに現実ばなれしたものか、ひしひしと伝わってきます。世の中をダメにしていくのはこうした奇麗事や理想をわめきちらす人々で、世の中をなんとか維持してるのは、彼らの下で不条理な戦いを強いられている人たちですね。あちこちにそうした風景への風刺やギャグをちりばめて抱腹絶倒の喜劇に仕上がっています。もちろん長野県警の役回りはちょっと気の毒ですけど・・・。 
[DVD(邦画)] 7点(2009-02-08 06:14:43)
70.  悪いことしましョ!(2000)
ブレンダン・フレイザーとエリザベス・ハーレーが組んだ大爆笑映画です。悪魔と交わした契約書の分厚さにはため息がでますね。いたるところに罠をちりばめ、そのひとつひとつに律儀にはまりこんでしまう主人公はあんまり可哀想で涙が出てしまいますが、私たちは失敗をしながら人生を学んでいくんだということを、笑いの中に暖かく示してくれている映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-07 06:24:51)
71.  長江哀歌 《ネタバレ》 
様々な批判を浴びながら建設が強行された三峡ダム。長江(揚子江)をせき止めたこの有名なダムが舞台です。今の若い日本人が見たら別世界かと思うような人々の暮らしぶり。ダム湖にかかるアーチ橋に灯りが点灯する様は見る者に激しい嫌悪感をもたらすでしょうが、これこそ戦後の日本人が辿ってきた道でもあり、その結果、いまの日本という国があります。エコの教訓などを垂れるひまがあったら、こういう映画を見て世界の現実を直視してみるといいでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-06 07:03:47)
72.  善き人のためのソナタ
いかなる社会であれ、模範的であるということはその社会体制に迎合し、それになじめない人々を迫害することでもあります。それは民主主義においても同様です。正義や権利を盾に他人を追求することに生きがいを感じて暮らす人たちがそうした自分の生き方に疑問を感じ始めたとき、私たちは真の意味で自分自身の魂を取り戻すことができるのかもしれません。話は変わりますが、「グッバイ・レーニン」ではこの映画と同じ時代を庶民の側の目で描いています。
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-05 06:37:17)
73.  イカとクジラ 《ネタバレ》 
両親と弟の強烈な自我に翻弄される堅物長男が最後にたどり着いたのは、ニューヨーク自然史博物館にあるダイオウイカとマッコウクジラが死闘を演じている巨大な暗い模型でした。運命にもみくちゃにされる彼はこの恐ろしい模型に自らの家族の姿を見て、それを乗り越えていこうと決意したのでしょう。大騒動のあとの白々しい現実の中、自立への希望でこの映画は終わります。これは決して極端な話ではなく、すべての人にとっての、成長するための欠かせないプロセスなのではないのでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2009-02-03 06:20:55)
74.  プレステージ(2006)
つきあいで見ました。科学と魔術の境目がまだ曖昧だったころのお話で、当然のようにエジソンの手下やテスラも登場してきます。このあたりのいきさつはアメリカでは常識ですが、日本人には「・・・?」と思われるかもしれません。実はエジソンというのは怒りと憎しみの塊みたいな人で、競争相手は容赦なく叩きつぶしていました。その矢面に立たされた一人がテスラです。テスラは正真正銘の天才でしたが、その業績はしばしばオカルトまがいの見せ物とも受け取られました(本作でも同様です)。交流電流や蛍光灯など、今日の私たちの生活の多くはテスラの発明に負っています。
[DVD(字幕)] 2点(2009-01-30 06:39:02)
75.  ボルベール/帰郷
つきあいで見ました。登場する女性たちはもう笑うしかないほど山のように問題を抱えています。でもみんな、暖かい強風の中に様々な原色が散らばる、あのきらめくスペインの風景の中で腹をくくって生きていきます。こういう強靭な生き方って、今の日本人には絶対マネできないですね。道徳とか倫理とかでわあわあ言ってるようじゃ、まだ人間は半人前かな。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-28 06:59:59)(良:1票)
76.  Mr.インクレディブル
親しみやすいキャラと練られたストーリーはさすがです! アメリカ人が持つ世界観と価値観を知る上での最高の教材でもあります。 
[DVD(字幕)] 4点(2009-01-27 06:27:12)
77.  スパイダーウィックの謎
つきあいで見ました。イギリス人にとっての妖精は日本人にとっての妖怪くらいに身近なものです。キラキラと銀の粉を振りまく妖精たちにコナン・ドイルがぞっこんだったのは有名な話ですね。
[DVD(字幕)] 3点(2009-01-25 06:29:10)
78.  アギーレ/神の怒り
強大な力にまかせて他者を屈服させようとするときに迎える典型的な結末を、高温多湿のジャングルを舞台にねちっこく描き出していきます。規模や形こそ違えこれは私たちの生活の中でも日々繰り返されている出来事です。ODAの現場でもよく見られますね。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-24 06:52:21)
79.  グッバイ、レーニン!
ベルリンの壁の消失がとある一家にもたらすドタバタ劇です。日本人から見ればコメディタッチが笑いを誘いますが、旧東ドイツの人々が見たらたぶんため息の連続になるのでしょう。東ドイツにとって統一とは、「得ること」と同時に「失うこと」でもありました。主人公一家に限らず、巨大なものに依存しきって生きることにひそむ危うさは私たちの日常生活の中にもあまねく存在しています。話は変わりますが、「善き人のためのアリア」ではこの時代を体制側の人間の目で描いています。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-23 06:51:01)(笑:1票)
80.  チェブラーシカ(1969)
南の国からオレンジの箱に入って到着し、いきなりかわいいロシア語を話すチェブラーシカって、もしかして天才かな? チェブを肩に乗せ、すべてをよしとし、すべてを受け入れながら生きていくワニのゲーナ。寒々とした風景をバックに社会への風刺もそっと取り入れながら、二人の旅はいまようやく始まったばかりです。 
[DVD(字幕)] 10点(2009-01-20 07:03:33)
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