781. 第十七捕虜収容所
なんとなく「ジャスティス」を思い浮かべる人もいたのではないでしょうか。収容所仲間に裏切り者がいるというシチュエーションは緊迫感を増すのにとても貢献していますね。閉鎖空間でのハラハラドキドキを充分に味わってください。 8点(2003-11-17 10:46:06) |
782. 対決(1989)
時代は冷戦ムードも終わりに近づき、かつての戦場の英雄(ベトナムとアフガニスタンね)であったロイ・シャイダーとユルゲン・プロフノウという、時代に取り残された男達の、大人の戦争ごっこを描いた作品ですね。雪の国境線で緊迫する対立が続くシーンはドキドキします。フランケンハイマーらしい男臭い映画に仕上がりました。 7点(2003-11-17 10:42:40) |
783. 大空港
雪の飛行場は怖いね。 7点(2003-11-17 10:36:48) |
784. 四時の悪魔
ドラえもんさんお書きの通り、素晴らしい作品です。たしかに作られた年代が古いので、特撮や迫力という点では、現在の作品に数段見劣ってしまいますが、それを補って余りあるストーリーの魅力があります。フランク・シナトラ演じる無頼漢とスペンサー・トレイシー演じる神父との確執と友情を交えながら、島に残された子供達を救出していくという内容は、ハラハラドキドキの演出です。「タワーリングインフェルノ」のエレベーターの女性(名前が出て来ない(汗))と同じような感じで、仲間に子供を託して泥沼に沈んで行くシーンには、思わずハッとして胸が痛くなりました。「自分が死んでしまったら意味がないじゃないか!」と。この映画はそういう自己犠牲の精神を見事に描いた作品だと思います。大規模な特撮などなくても、充分に好い作品はできるという見本ではないでしょうか。 8点(2003-11-17 10:25:17) |
785. セルピコ
真面目に不正に向き合い、自我を押し通した男の悲劇が描かれた秀作です。まだ若いアル・パチーノが正義感あふれる警官を熱演しています(ちょっと変わり者だけれどね(微笑))。飼い犬と一緒の時が唯一くつろげる時間というのも何か寂しいですね。今の日本のように、政治組織や社会風潮のおかしくなった世の中を、もう一度見つめ直すためにこの映画と向き合うのも好いかもしれませんね。 8点(2003-11-17 10:07:54) |
786. デューン/砂の惑星(1984)
「スターシップ・トゥルーパーズ」と同じような印象の映画ですね。でもあちらの方がこちらよりも面白い気がします。何せこっちは砂の中の巨大なゴカイみたいな奴だけですから芸がない(苦笑)。あっちはいっぱい昆虫が出てたからね。違いはそれくらいしか感じ取れませんでした。 6点(2003-11-17 09:50:11) |
787. スターゲイト
地球の古代文明が宇宙人の影響だったという設定は面白いのに、それを活かし切れていないからテレビシリーズができるんでしょうね。そっちの方が数倍面白いです。 6点(2003-11-17 09:47:51) |
788. スターシップ・トゥルーパーズ
巨大な虫! 怖いですねえ。それと戦う人間の側の無力なこと! 学校の優しい先生が、軍隊で鬼教官になっている! マイケル・アイアンサイドはやっぱり後者の役が似合っているね。特撮も凄さは圧巻ですが、ストーリーが弱いのがもったいないです。何も宇宙空間にまで恋愛沙汰を持ち込むなよ(苦笑)。 7点(2003-11-17 09:46:00) |
789. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 ああ、スッキリした!(笑) 前作から3年、胸の中に使えていたモヤモヤが一気にここで解決します。ハン・ソロは元通り。ルーク・スカイウォーカーは義手をつけてパワーアップする。ダースベイダーはやはりあの兄妹の父だった! などなどの。ストーリー的にも、エンドアの地上戦、宇宙空間の艦隊決戦、ダースベイダーとルーク・スカイウォーカーの決着などが交錯し、ハラハラドキドキの展開に楽しめるでしょう。いわゆる旧三部作の中ではいちばん好きな作品です。 9点(2003-11-17 09:43:21) |
790. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
「おお、この何とも言えない欲求不満をなんとかしてくれ!」と言いたくなる作品です。2作目が中途半端になると言う悪しき伝統を作ったのは本作からではないかと思ってしまいます。とにかく何もかもが第3作へ向けてのお膳立てとなり、何も解消されないまま、あと3年待たされるわけです(苦笑)。「ああ、固められたハン・ソロはどうなるの?」、「ああ、腕のなくなったルーク・スカイウォーカーはどうなってしまうの?」、「ええ!ダースベイダーって!」という想いを胸に・・・。 6点(2003-11-17 09:39:44) |
791. スター・ウォーズ
記念すべきシリーズ第1作ですね(でもエピソードIVだっけ?(笑))。「スピルバーグの関わる映画に出る女優に美人はいない」法則に則り、レイア姫をなんとかしてくれたら9点になるんですが(苦笑)、それを補って余りあるストーリーの面白さ、卓越したキャラクター設定で魅せてくれます。でも、今見ると、みんな若いね。 <2004年2月9日修正> 心ある人からメールをいただきました。「てっめえ、馬鹿野郎、このボケがぁ! スター・ウォーズにスピルバーグは関係ねえだろがっ!」と。ん? おおおおおぉぉぉっ! やってもうたです(泣)。どこでどういうふうに私の頭のねじが狂ったのか(←もともとだって?(笑))、「インディ」シリーズの逆バージョンと勘違いしていたようです(汗)。監督ジョージ・ルーカス、製作総指揮スティーブン・スピルバーグって(滝汗)。やっぱり、女性の悪口なんか書くもんじゃありません(泣)。では突然ですがクイズです。こういう形での二人の組み合わせの映画はいくつあるでしょう?(笑) 8点(2003-11-17 09:34:26)(笑:1票) |
792. シェルブールの雨傘
突然踊り出したり、歌い出したりするのは違和感有りまくりですが、今や大女優のカトリーヌ・ドヌーブの可愛さに、この評価です(微笑)。 7点(2003-11-17 09:19:54) |
793. ミッドナイト・ラン
同じデニーロのロードムービーとして、「俺たちは天使じゃない」(1989)という作品がありますが、どちらかというと本作の方が面白かったかなあと思います。賞金稼ぎとそのターゲットが意気投合するというのは映画のシチュエーションとしてはありがちな話で、その陳腐さを払拭するように好い映画に仕上がったと感じます。 8点(2003-11-17 09:18:30) |
794. ひまわり(1970)
第二次世界大戦の東部戦線にはドイツ軍だけでなくイタリア軍、コサックの部隊、ナチス支配下の東欧諸国の国々など、さまざまな国がかり出され、その結果、本作のような悲劇が数多く生まれたのでしょうね。マストロヤンニ演じるイタリア兵士の気持ちもわかるし、夫をさがして旅に出るソフィア・ローレンの気持ちも痛いほどわかるだけに、あのような結末が待っていることは悲しいことですね。でも、私だったらあのロシア女性の方に惚れてしまうかな。 8点(2003-11-17 09:13:39) |
795. ブリット
カーチェイスシーンの映画がたくさんある中で、いちばんインパクトを受けたのが本作です。マックイーンの繊細でナイーブながら剽軽な魅力が出ている作品ですね。同じカーチェイスシーンがウリだった「フレンチコネクション」よりも、ストーリー的にはこちらの方が楽しめた気がします。 8点(2003-11-17 09:08:27) |
796. フレンチ・コネクション
カーチェイスシーンの素晴らしい映画として、「ブリット」と並ぶ作品だと思います。ただ、ラストが今ひとつスッキリしないのが残念ですね。 7点(2003-11-17 09:04:00) |
797. スケアクロウ
同時期の「さらば冬のカモメ」とついつい比べたくなりますね。方やジャック・ニコルソン、方やジーン・ハックマンというあくの強い役者がいい味を出しているので、甲乙つけがたいのです。進行する病気と男の友情が切ないですね。 8点(2003-11-17 08:57:16) |
798. ブレードランナー
カルトムービーとしていろいろと取りざたされるのだが、いまひとつその良さがわからない作品のひとつなんですよね(汗)。レプリカントという存在と人間を比較し、ルトガー・ハウアーに代表される、前者の方がより人間らしいという結論なのだろうか? ショーン・ヤングの美しさは光っていたけれど、ストーリーから受ける衝撃というか迫力が私には今ひとつ伝わらない作品でした。もちろん小物や特撮の見所はあったけれどね。 7点(2003-11-17 08:51:48) |
799. 橋(1959年/ベルンハルト・ヴィッキ監督)
時代が時代だけに、映像的な迫力や軍装の点で見劣りはするのですが、それを補って余りあるほど内容のある映画です。ヒトラーユーゲントという少年ばかりの組織があります。彼らは熱狂的なヒトラー崇拝者で、総統のためなら命を捧げても好いと考える軍国少年達です。この映画はそういう熱狂的な”信者”でなくても、戦争という狂気の中では考え方が変わっていくというのを見事に描いていると思います。普通の学生生活を送っていた少年達が、第二次世界大戦末期の人材不足から入隊し、戦争に直面するというわけですが、足手まといにならないようにどうでもいい場所に配置されたにもかかわらず、アメリカ軍の戦車が来てしまい、そこで無駄な死をいくつも作り出すという悲劇が訪れます。投降を呼びかけたアメリカ兵が少年に撃たれて倒れる場面が印象的です。「西部戦線異状なし」と並ぶ傑作だと思います。 8点(2003-11-17 02:04:08)(良:1票) |
800. エイリアン2
「今度は戦争だ!」のフレーズ通り、エイリアンはたくさん出てくるは、軍隊は出てくるはで、ドンパチの派手な面白い作品になりましたね。前作とは大違いです。どちらも楽しめます。個人的にいちばん好きなシーンは、リプリーが女王エイリアンと対決する場面で、女王が指示すると、”働きエイリアン(笑)”たちがスーっと退いていくシーンですね。思わずニヤっとしてしまいました。 8点(2003-11-17 01:51:04) |