823. 北の零年
《ネタバレ》 吉永小百合が撃たれてから永かったなあ。普通は、すぐに医者に見せるのでは?ぐだぐだしたあとで、いきなり鍬で畑を耕し始めたりなんかして、なんかリアリティに欠けるなあ。 馬を差し出せといっていた戸長が、いなごに襲われたから馬が人間以上に必要になったという理屈がわからん。 そもそも馬ってそんなに重要?そこが描かれてないから、モヤモヤが残る。 いなごに襲われて絶望したからといって、油をかぶって火達磨になる人っている? 命を粗末にしすぎだよね。 百姓やるんなら凶作や蝗害くらいは想定しておかないとね。 豊川悦司は、あそこで切死にするつもりだったんだけど、何故だろうね? 吉永小百合一家を守ることにはならないと思うけど。 小百合が撃たれてすぐにこころ変わりっていうのも、なんだかなあって感じです。 馬が逃げ出したから馬の徴用をあきらめて帰っていく役人てなに? 馬で追いかければいいし、ほうっておいてもいずれ帰ってくるよね。 結局、馬は徴用されずに済んだのかなあ。 その代わりに大勢の村人が徴用されて辛苦を味わったのかなあ。 これだけ疑問が残るのは、人間が描けてないってことだなあ。 やっぱ、映画は脚本が重要ということを再認識させられる映画で、ある意味貴重です。 [地上波(邦画)] 2点(2008-01-20 17:50:41) |