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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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861.  激走!5000キロ
公道激走モノって面白い映画多いですね。特にこの頃は面白い映画結構ありました。このジャンルで有名なのは豪華キャスト競演の「キャノンボール」ですが、こっちも面白い映画ですよ!  本作で僕のツボにはまったキャラは不死身のバイク野郎と、の~んびり優雅な爺さまコンビですが、ちょっとキャストが地味でしたかね。同じ頃の同じ系統の映画では「トランザム7000」シリーズのバート・レイノルズ(キャノンボールにも出てましたね)のようなスターが1人入っていてくれたら良かったのですけどね。  古くは60年代の「グレートレース」(これも面白い!)なんかも同じですが、バカやってるけど、クルマに魅せられた連中がどいつもこいつも妙に清々しい。大したストーリーはありませんが、この手の映画はそれでいいんだと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-20 22:11:29)
862.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
主人公の男は陰謀に巻き込まれた訳ではなく、自らの意思でいけないモノを隠し持ち、それを国外に持ち出そうとして逮捕され、懲役4年の判決を受ける。裁きを受け罪を償うのは当然であり、まあ、妥当な判決か。ここまでは割と冷ややかに主人公の男を見ていました。しかし、残りの刑期が2か月を切る頃になって突然、お国の事情により4年の刑期が何と、30年に延長されてしまったことでそういう状況は一変します。絶望感、閉塞感、不安感…以降の刑務所の描写は凄まじいの一言。ただしかなり脚色もあるようですが、ここは脚本家オリバー・ストーン、剛腕ぶりを遺憾なく発揮といったところでしょうか…。描き方は賛否分かれるところだとは思いますが、刑務所モノとしての完成度は高い作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-17 00:35:59)
863.  ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
ロッタちゃんシリーズ、「はじめてのおつかい」に続いての鑑賞です。本作でもふくれっ面ご機嫌斜め。不満だらけのロッタちゃんは、いつもブタさん?のぬいぐるみ(このぬいぐるみも立派な登場人物です!)に話しかけるようにブツブツ独り言を言っている。その台詞が可愛いんです。優しいパパとママに、お兄ちゃんとお姉ちゃん。そしてお隣の優しいおばあさんがいて。何ともほんわかとしていて幸せな世界。けんかもするけど、やっぱりみんな仲良しなのがいい。作品全体の大したストーリーはありませんが、幸せに満ちた可愛らしい映画です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-11 21:01:16)
864.  ワイルドキャッツ
元気いっぱいのゴールディの魅力溢れるスポーツ・コメディです。本作の役どころは、とあるハイスクールのダメフットボールチームのコーチ。これは「がんばれ!ベアーズ」と同じパターンですが、同じ監督さんの作品。きっとこのパターンがお好きなんですね。1クセも2クセもある野郎どもと共に成長していくゴールディの陽気な奮闘記。フットボールの指導の合間に挿入される娘や夫との関係の見せ方も良く、これらの全てのゴールディがかわいく魅力的で、素直に「ガンバレ!ゴールディ!」という気持ちにさせてくれます。ゴールディのファンとしてはそんな彼女の姿を見ているだけで十分の作品です。ゴールディはこの時40歳。これは本作に限らずどの映画を見ても思うことですが、この人の若さにはいつも驚かされます。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-10 00:38:18)
865.  ロッタちゃん はじめてのおつかい
アストリッド・リンドグレーン原作の映画を見るのは、ラッセ・ハルストレム監督の「やかまし村」シリーズ以来です。「やかまし村」も「ロッタちゃん」も作品全体のストーリーは特にありませんが、特に大人になってから見ると何か癒されるような、素朴な空気があっていいですね。  時には移り変わる季節や自然、時には子ども達が心待ちにしている年中行事を挿入しながら、いずれも映画の中の子どもたちが可愛らしく生き生きとしていています。そんな子ども達を見つめる大人達も当然ですが皆がいい人で優しい。本作に関しては唯一「何とかしてやれよ」、と思ったのはモミの木を運搬するトラックの運転手ですが、ちゃんと素敵な落し物をして行ってくれましたしね。  リンドグレーンさんは子ども達を愛し、自身も子ども心を失わない、きっと優しくて素敵な人だったんだろうなと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-19 15:30:51)
866.  黒いオルフェ
ギリシャ神話の悲恋物語がベースになっているとのことですが、それをカーニバルの熱気に包まれたリオを舞台に再現する。ギリシャ神話の悲恋物語とラテンの空気が見事に融合しています。カーニバルの熱気と、あまりにも鮮やかな色彩と、常にどこからか聞こえてくるサンバのリズムと情熱的に踊る人々。作品にみなぎる溢れんばかりの生命力、しかしそんな中に時折ちらつく死、そして最後は・・・。生きている限り、生と死は常に表裏一体ということなのか。熱気の中に不思議な、神秘的な空気を感じる作品です。もし本作を映画館で見ていたならば、本作のパワーにもっと圧倒されていたことだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-16 20:05:52)
867.  告発
久々にズシリと重く、人間の尊厳を描いた映画を見た気がする…。これは鑑賞後の感想ですが、見ている最中は不思議とそれほど重さを感じませんでした。そう感じさせてくれたのはクリスチャン・スレーターの存在だったのだと思います。まだ何色にも染まっていない、熱き新人弁護士の透明感を見事に演じて見せた。法廷ものとしてはクリスチャン・スレーター演じる新人弁護士の独壇場になりすぎたかと思いますが、最初は会話すら成立しなかった弁護士と囚人が次第に心を通わせていく、その過程の2人は実に見応えがありました。その囚人を演じた本作のケビン・ベーコン。もう2度と見ることができない映画かもしれませんが、彼の入魂の凄まじい演技を忘れることは無いと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-05 18:46:35)
868.  インフォーマント!
序盤の流れは大企業の不正を暴く内部告発者を主人公とした実話モノ。となるとマイケル・マン監督作「インサイダー」のようなシリアスで硬派な人間ドラマが思い浮かびます。  しかしながら、本作も主人公の男も一味違う、ブラックユーモアにあふれた作品です。己の人生から嘘で塗り固めた男。そんな男に振り回されるFBIや会社も滑稽に描かれています。実話モノでなければ完全に喜劇です。そんな一風変わった作品の世界観を演出する、名作「スティング」を思い出すようなマーヴィン・ハムリッシュの軽快でコミカルな音楽が効いている。  そんな主人公の男を演じるのはマット・デイモン。マット・デイモンだと言われても彼に見えない変身ぶりで見事に胡散臭さを醸し出しています。そしてラストに語られる主人公の男の「今」も信じられない。ウソのようなホントの話をソダーバーグが皮肉を込めて笑い飛ばしたような愛すべき怪作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-04 20:51:04)(良:1票)
869.  あなたが寝てる間に・・・
サンドラ・ブロックが本当に可愛い映画。今回は吹替版で鑑賞しましたが、サンドラの声優さんもとても良かったと思います。典型的ラブコメではありますが、常に家族がいて、いつもワイワイガヤガヤとやっている。両親を早くに亡くした主人公の女性が、恋した男の家族の温かさに触れ、家族もまた彼女を温かく受け入れる。ラストのプロポーズも家族同伴。ほのぼのと明るく幸せな映画で、クリスマス映画らしい良さがある作品です。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-25 15:50:18)(良:1票)
870.  あなたに恋のリフレイン
クラブで歌う妖艶な女性シンガーと、それを見つめるハンサムな男。その始まりは大人のロマンスを想像させる。例えば、同じく女性シンガーとの大人の恋を描いたミシェル・ファイファーとブリッジス兄弟の「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」のような。  でも、本作は何だかとても楽しい実話ものでしたね。本当に実話もの?というような終始軽いタッチのラブコメでしたが、こんなに可笑しな人生、なかなか無いものです。特に映画にもなった伝説のギャングの色男、バグジー・シーゲルとの出会いとその顛末なんて嘘みたいな話です。だから本作はこんな作風で良かったのだと思います。  出会いと別れを繰り返した2人を演じたアレックとキムはなかなかのお似合いだったし、アレックの悪友たちの存在もとてもよく効いていました。僕はニール・サイモンの脚本の映画って好きなんですが、洒落ていて可笑しさや人間臭さがあって、本作もそんなサイモンらしい人物描写が良かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-23 13:50:29)
871.  オン・ザ・ロード(2012) 《ネタバレ》 
ウォルター・サレスのロードムービーと言えば思い出されるのは、若き日のチェ・ゲバラの南米大陸放浪の旅を描いた青春ロードムービー、「モーターサイクル・ダイアリーズ」です。  そして本作は北米~メキシコに舞台を移した青春ロードムービー。静かなる青春ロードムービー「モーター~」とは趣が異なり、思い描いていた作品の雰囲気ではなかったですが、これはこれで楽しめた作品でした。  スクリーンを通してもむせかえりそうになるほどの酒の匂いや煙草の煙が作品に充満している。ドラッグにセックス。より刺激を求めて放浪の旅を繰り返す。まさに今さえ良ければいいという日々。色んな奴らが旅に加わり、旅から離脱していきましたが、そんな中で最後まで行動を共にするのが、その中心的存在であったディーンと、主人公のサル。  しかし、本作の旅の最後の地メキシコで病に倒れたサルを見捨て、ディーンはいなくなってしまう。しかしサルにとってはディーンと離れることになったここが人生の転機となったのか。その後2人がNYで再会するシーンが印象に残る。  いつまでも今さえ楽しければいいという日々が続く訳も無い。かつての輝きはすっかり色あせたディーンの姿が悲しく、その再会シーンを見ながら、途中旅から離脱し、故郷デンバーで水兵と結婚したというメリールウの恐らくは幸せであろう今の姿が思い浮かんだ。豪華キャストが顔をそろえた作品ですが、そのメリールウを演じたクリステン・スチュワートの体当たりの熱演が最も強く印象に残ります。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-13 22:20:58)
872.  ターミネーター3
ジョン・コナーを追って送り込まれる最新型ターミネーターと、更にジョンを守るべく旧型のシュワちゃんが少し遅れてやって来る。この序盤は前作と同じなだけに新鮮味は無い。  変わったところはT2から時が経過しジョンが大人になっていたことと、女ターミネーターの登場。この女ターミネーターのシュワと負けず劣らずの無表情ぶりはなかなか。  さて、このT3でよく問題になるのがジョン・コナーのキャスティング。僕は悪くないと思いますよ。自分の置かれた状況を考えるほどに頭がおかしくなってしまいそうだ。相談したくたって誰が信じてくれる?誰でも逃げ出したくなるんじゃないか?彼の風貌からはそんな苦悩ぶりがよく表れている。  しかし守るべき、いや共に戦うべきパートナーを得て忘れかけていた、T2でコナー少年の心の中に芽生えた近未来の人類のリーダーになるという使命感を取り戻していく物語も良かったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-30 22:47:18)
873.  グッドモーニング,ベトナム
どこまで台本があり、どこからがアドリブだったのだろう?“グーッモーニン!ベットナーーーム!!”から繰り出されるロビン・ウィリアムスの至芸。  彼が早口で連発するアメリカン・ジョークの面白さ理解するのは字幕では限界があると思います。でも、ジョーク内容云々よりも、声色を変え、微妙にテンションを変えながら怒涛のように繰り出されるロビン芸は凄いの一言です。  「プラトーン」がその代表作になると思いますが、ベトナム戦争をリアルに伝えようとしたアメリカ映画が次々誕生したこの頃にあって、異色の存在である本作。  しかしクロンナウアーと、あるベトナムの兄妹との関係などを通して見えてくる戦争の虚しさ、アメリカの傲慢さ。サッチモが歌う“what a wonderful world”を背景に挿入されるベトナム戦争の風景があまりにも悲しい。戦争の悲惨さを伝える直接的な描写は控えられながらも、戦争の虚しさを感じずにいられない作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-29 21:35:04)(良:2票)
874.  アバ/ザ・ムービー
スウェーデン出身のスーパー・ポップス・グループ、アバの人気絶頂期のオーストラリア・ツアーを追うドキュメンタリー。  ヒット曲がズラリと並ぶ豪華セットリストですが、フルコーラス聞けるのは僅か。アバの音楽だけが目的なら他でどうぞ、という部分もありますが、本作の一番最初のライブは大雨が降る中のスタジアムでの野外コンサート。悪天候にもかかわらず大雨を吹き飛ばすかのような熱気や、どこへ行っても熱狂的なファンに囲まれる様子からはアバの人気の凄さが伝わってくる。  アバのライブと並行してオーストラリアのDJがアバへのアポ無し突撃取材(当然うまく行きません。悪戦苦闘します)する様子が挿入されます。最初はこれが非常に邪魔に感じたのですが、彼の行動をうまくコメディタッチで見せており、次第に「ガンバレ!DJ!」という気分になってくるから不思議です。  監督はアバと同じくスウェーデン出身で、まだ世界的な成功を掴む前のラッセ・ハルストレム。アバの人気を表わすのに度々ビートルズを引き合いに出したりするあたりは、この頃にはアバはスウェーデンの誇りの1つだったんだなと思わされます。  アバ関係の映画では何年か前に公開された「マンマ・ミーア」も記憶に新しいところ。ミュージカル映画としての出来はイマイチでしたが、僕は映画の「マンマ・ミーア」も好きだったりします。これはやはり、親しみやすくも極めて高い完成度を誇るアバの音楽の素晴らしさがあってこそだと思うのです。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-25 15:51:10)(良:1票)
875.  結婚しない女
男、女、若者、老人・・・作品ごとに様々な事情を抱えた決して器用とは言えない主人公が登場しますが、いつもマザースキーの映画は優しさがありますね。  本作では夫の浮気が原因で離婚した女性が自立していく姿を描いていますが、女性映画の秀作がいくつも生まれた70年代の時代の空気を感じる作品です。  主演のジル・クレイバーグが実に良かった。僕にとっては馴染みの無い女優さんで、女優としては地味な印象の人ですが、スケートリンクのシーンでの彼女の笑顔を見ているとマザースキーが主演に彼女を選んだ理由が分かるよう様な気がします。  大きな大きな絵を持って街を行く彼女の姿で作品は終わりますが、よろめいたり、風にあおられたりしながらも絵を抱え街を行く彼女の姿からは、これからも困難はあるかもしれませんが、彼女は力強く人生を歩んでいくだろう。そんな希望を分かりやすく感じさせてくれる、爽やかさのある素晴らしいラストシーンでした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-21 16:28:17)
876.  石の微笑 《ネタバレ》 
「私への愛を証明するために人を殺して」ー悪女モノなどでよく見られるプロット。そんな女との愛に落ちていく仕事も真面目にこなし、家族思いの無口で大人しい男。そんな男を演じるブノワ・マジメルの繊細な演技と風貌が実によく本作の世界観にはまっています。  一方女の方は見た目には微妙。決して美人というわけじゃない。しかし彼女は恋愛サスペンスなどでよく出てくる悪女とはまた違う。その女の病的な愛を演じるローラ・スメットもまた本作の世界観に見事にはまっています。  暗いトーンの映像、ジメッとした暗い雰囲気が漂う彼女の家、どこか脆さを感じさせる2人と、2人の周囲にある人間関係。感情移入しづらい物語ながらも、2人の醸し出す空気とこんな作品の世界観に気が付けば見事に引き込まれていた。そしてラストにはぞっとさせられる結末が待ち受けている、静かなるサスペンスドラマ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-12 00:25:52)
877.  ピンチクリフ・グランプリ
「チェブラーシカ」などと同じく人形アニメらしい素朴な手作り感が魅力なのは勿論のことですが、細部にまでこだわりが感じられるキャラクターの動きから、テーブルや棚に置かれた、あるいは壁に掛けられた室内の日用雑貨などに至るまで本当に良く出来ています。  それらの中で一番素晴らしかったのは、レースのオープニングイベントでのバンド演奏です。ここは作者もきっと自信がおありだったのでしょう。1つ1つのキャラクターが楽器を演奏する表情に手や指の動きが実に自然で、楽しいバンド演奏をたっぷりと見せてくれます。そしていざ、レースがスタート!もう人形アニメであることを忘れてしまいそうな迫力でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-06 20:35:22)
878.  終戦のエンペラー 《ネタバレ》 
作品の視点はアメリカ人の側から描かれており、終戦ものとしては日本人にとってはあっさりした作品になっています。東条英機、近衛文麿、木戸幸一といった実在の大物も「天皇に戦争責任はあるのか」というGHQの捜査に対する一証人として登場する程度ですが、これも映画の視点を考えると仕方がないところだと思います。  また、本作はアメリカ人にとっては理解が困難な日本の精神文化や、特に当時の天皇とはどういう存在だったのかという点にも焦点が当てられています。天皇の登場はラストのマッカーサー邸での会談のみですが、2人が並んで映った写真と共に有名なこの会談を見せてくれただけで十分だと思えました。  日本に思い入れがあり、日本というものを理解しようとし、終戦直後の日本であの立場で、当時の日米の置かれた状況と天皇をどう処遇すべきかを感情論ではなく冷静に分析できるアメリカ人がいた。本作のいい所はその名が広く知られたマッカーサーではなく、フェラーズ准将を主人公としたところだと思います。  もう1つ描かれているのがフェラーズと日本人女性アヤのロマンス。ここにはフィクションが含まれているようですが日本人女性との出会いが、フェラーズが日本について学び日本への思い入れが深まることになる重要なきっかけになっています。  マッカーサーは本作では脇に回っていますが、演じたトミー・リーは流石に貫録のある存在感がありました。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-31 18:20:06)(良:1票)
879.  ミケランジェロの暗号 《ネタバレ》 
友人、いやそれ以上の関係で子供のころから育ったユダヤ人の画廊の息子と、その使用人の息子のSS将校。その立場が2人の置かれた状況を変えながら度々入れ替わる。  そこに、この2人から愛された1人の女、母の命、ドイツとイタリアの2国間の関係、本物のミケランジェロの絵の行方を常に時間的制約をもたせながらスリリングに巧く絡めています。なかなか良く練られた人間ドラマでした。  一方、本物のミケランジェロの絵は一体何処へ?というミステリでもあるのですが、こちらの方はかなり分かりやすくなってしまっています。この邦題も良くない。本物の絵の行方は何か暗号化されていると言っているようなものであり、そうなるとかなり的は絞られてしまいます。  ナチスとユダヤの関係を描いたヨーロッパ映画は実話ものを中心に非常に重く辛い作品が多いのですが、近年ではユダヤ人教授とヒトラーをコミカルに描いた「わが教え子、ヒトラー」という作品もありますが、本作もその重さがかなり抑えられた作品となっています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-28 00:43:04)
880.  歓びを歌にのせて 《ネタバレ》 
娯楽らしい娯楽も無い小さな小さな村。よって人間関係は非常に濃密。そこにやって来た高名な指揮者ダニエルと村人、聖歌隊との音楽を通した心温まる交流を描いた映画だと思っていたのですが、そのドラマや人物描写は意外にシリアスなものでした。教会や哀れな村の神父の存在もあり、少し宗教色も感じますが難しさはありません。  聖歌隊の多様な顔触れがとても良かった。トーレのような若者も皆から受け入れられ、居場所を得ている。そして気が荒い夫のDVに苦しめられている女。そんな彼女が村のコンサートで生きる喜びを高らかに歌い上げる。エンドロールでも使われる彼女が歌うその歌詞の素晴らしさもあり、印象に残る感動的なシーンとなっています。  ダニエルは体を壊し第一線を退きこの村にやって来た。以降も体調の悪さを感じさせる彼の姿が何度も挿入されるだけに、結末はこういうことになるのではないかと心配していたのですが…。  トーレの発声に端を発し、会場全体が美しい声の輪に包まれるラストは感動的だっただけに、その輪の中心にはダニエルに居てほしかった。それがすごく残念です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-19 20:38:54)
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