81. PiCNiC(1994)
伊東かずえさん、何ですかっ、その手つきは。ちょっとエロすぎですよ。入院を希望します(笑)。 8点(2004-01-17 18:51:09)(笑:1票) |
82. ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
とにかく出演者が圧巻(総勢39人)。知っている名前だけでも、田中絹代 山田五十鈴 若尾文子 京マチ子 香川京子 浦辺粂子 木暮実千代 乙羽信子 入江たか子 中村鴈治郎 増村保造 宮川一夫 川口松太郎 etc・・・! 日本映画界を支えてきた往年の大スター達や重鎮達を拝めるだけでも貴重な一本。 内容は、監督へのオマージュ、というよりは、証言集といった趣き。名作は、現場の人達の苦労や涙なくしては生まれないということですね。沢山の素敵な映画をありがとうございます。 6点(2004-01-16 03:46:15) |
83. ブーベの恋人
歴史にうといので、1944年当時のイタリア人達の感情というものが、どういうものだったか分かっていたら、もうちょっと入りこめたかな。映画に登場するイタリア人たちは、とにかく、ドイツに燃えるような憎悪を抱いているのだ。J・チャキリスとC・カルディナーレの逢瀬のシーンになると、とにかくマイナー調の曲がバックに流れるので、最後はどっちかが死ぬな、と思っていたら・・・。ペルシャ猫のようなC・カルディナーレ。下品なふるまいさえも魅力にすりかえてしまった。 4点(2004-01-12 21:55:46) |
84. 小早川家の秋
尾行を見つけられた藤木悠が、中村雁治郎に問い詰められるシーンで、後ろでかすかにかかっているラジオの高校野球中継では、ちょうどランナーが三本間に挟まれていた(笑)。風鈴の音が、ホントに綺麗。死とは、永遠のかくれんぼ、か・・・。 8点(2004-01-12 21:17:54)(笑:1票) |
85. ラスト サムライ
自分はこれを「トム・クルーズさんが出演してくれた日本映画」と勘違いしていたので、いろんなアラばかりが見えてしょうがありませんでした。後にこのサイトで、アメリカが制作したことを知ったわけですが・・・内容が同じなのに制作国のクレジットによって評価が変わるというのも、おかしな話だよなあと思い、この点数です。(トム・クルーズ、真田弘之、渡辺謙の熱演に1点ずつ)あと、字幕の出来がひどいように感じたのは私だけ? 3点(2004-01-11 15:05:59)(良:1票) |
86. ブルース・ブラザース
レイ・チャールズ、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリンが、コメディ映画に(ある意味、役者として)出演した事自体がまず奇跡的でした。映画の中で、主人公の二人が何度か、黒人の居住エリアに入り込むシーンがあります。あれはきっと「俺達が好きなのは、あんたたちの音楽だけじゃなく、それを作り上げてくれたあんたたちや、その生き様、文化、すべてなんだ」ってことを体を張ってあらわしているんだと思います。個人的には、自分にとって伝説のミュージシャンである、S・クロッパーを見れた事が大感激でした。 9点(2004-01-11 12:42:19)(良:1票) |
87. マイノリティ・リポート
最初の10分で圧倒された。すごいよ、スピルバーグとドリームワークス。こちらの想像をはるかに越えた映像を立て続けに見せつけられては、素直に脱帽するしかないでしょう。ところでプルコグの名前、アーサー、ダシール、アガサはそれぞれ、C・クラーク、ハメット、クリスティでいいんですよね? だって不安にもなるさ、このとりあわせじゃあねえ(笑) 7点(2004-01-08 20:19:21) |
88. I am Sam アイ・アム・サム
何の根拠もないんですが・・・これって、トム・ハンクスに主演してもらうつもりで立ち上がった企画なんじゃないのかなあって、観ながらずっと思っていました。そんなバージョンも観てみたかったですなあ。 7点(2004-01-06 00:59:40) |
89. ブルース・オールマイティ
脚本が煮詰まる前に出来上がってしまったようなカンジ。あと、センスが古いかなあ(ってこの言い方も古いが)。80年代の映画を観ているような錯覚に襲われました。良くも悪くも、後に何も残さない作品。 4点(2004-01-06 00:46:33) |
90. シックス・センス
「アンブレイカブル」に0点をつけた私ですが(笑)、この作品でシャラマン氏の価値を発見しました。キリスト教と仏教という、ふたつの大きな河の岸辺に立つことのできる人間の存在は貴重である、という意味で。まあ、「サイン」を観たら、また考えが変わるかも知れませんが。 (←観ました。福袋を売りたいのなら、中身は値段以上のモノを入れとべきでしょう。プンプン) 7点(2003-12-11 19:35:39) |
91. ヒポクラテスたち
大森一樹監督の初期の大傑作。ここに描かれる医大生たちは、痛々しいくらいに真っ直ぐ生きている。笑えるシーンも多いので、結構ラクな雰囲気で観れる。いい意味で「初々しい」映画です。 8点(2003-11-02 07:47:10) |
92. ひみつの花園
自分は、これを観てから「ウォーター~」に行ったんで、「おお、ブレイクおめでと~」という感じだったんだが、逆から行った人にとっては、“泣けないウォーター・~”といったところか。 6点(2003-11-01 21:55:30) |
93. 秋刀魚の味(1962)
優しくて、厳しい。思いやりは世界共通の言語さ。この、一見すると古臭い日本映画は、時と共に風化するどころか、驚くほどのみずみずしさを増していく。 9点(2003-10-26 06:12:02) |
94. 椿三十郎(1962)
コミカルさを前面に押し出しているせいか、全編にわたってノリが非常にいい。有名な、名前を聞かれる場面で、ミフネが答えようとすると、庭のウグイスが一声鳴くところなんぞは、たまらないっすね。ところで「七人の侍」の時にも感じたんですけど、クロサワって人は、軍事戦略家としても充分に通用したのでは? 8点(2003-10-26 06:06:44) |
95. ワーロック(1959)
「誰が一番強いのか」が従来の西部劇のテーマだとするならば、この作品は「何が一番大切か」まで、押し進めたと言えるでしょう。別の言い方をすれば、「悪者は撃ち殺してもいいのだ」から「それじゃ結局のところ何の解決にもなっていない。同じ穴のムジナだよ」と、極めて人間らしく(と、信じたい)まとめ上げた良品だと思います。それがカタルシスを産んでいないのは、ちと残念ですが。でも、これはあえてそうしたのでしょう。ヘンリー・フォンダを格好悪く描こうと思えば、そう出来た筈ですから。これを作った国が、後にベトナム戦争や、イラク戦争を起こすとは、皮肉と言う以外に・・・。 7点(2003-10-05 15:26:45) |
96. 華麗なる週末
マックィーンの名につられて観ました。地味ながらとてもいい作品でした。不良使用人である彼にあこがれる少年。それを見て見ぬ振りをする大富豪のじいさん。器がでかいからこそ、少年にラストであんなに綺麗な涙を流させることが出来るのでしょうね。いつか原作を読んでみよう。 8点(2003-09-24 04:33:35) |
97. パルプ・フィクション
映画作りに王道というものがあるのなら、この作品は裏道、抜け道、一方通行逆走してたら、誰よりも早く目的地についちゃった、みたいな(笑) おしゃれで面白かったけどさ。 7点(2003-09-24 04:01:50) |
98. 大いなる遺産(1998)
いい作品でしたね~。原作を知らなかったので、あのオチは綺麗に決まりました。ただ、子役の2人が美形すぎたのは、逆にマイナスに働いたかも。10年後のリメイクは、この2人でお願いします、って誰に頼んでるんだ(笑) 原作を読もうっと。 7点(2003-09-24 03:38:22)(良:1票) |
99. 三つ数えろ
とにかく「濃い」作品。自分も巻き戻したり、メモを取ったりしながら観ました。ハードボイルドの何たるかを充分に描ききった秀作だと思います。M・ヴィッカーズはこれ1作で消えてしまったのでしょうか。だとしたら非常に残念ですね。このあとに観た何本かの映画が、スカスカに感じられて仕方ありませんでした(笑) 7点(2003-09-23 19:16:18) |
100. ギャラクシー・クエスト
泣いた、笑った、感動した、勇気をもらった、映画です。ティム・アレンは胡散臭い役をやらせたら最高ですね(もちろん誉め言葉です!)。Never give up、Never surrennder!って、とてもポジティヴな言葉だけど、映画の中では、絶体絶命のどん底状態の時に、サーミアン人がボソッとつぶやくんですよね(うろ覚え)。 9点(2003-09-23 18:45:31) |