81. 八甲田山
無謀な雪中行軍を企画した軍のお偉方や、神田隊をかき回す馬鹿な大隊長なんかを見ていると、昭和になって中国との泥沼の戦争に突入し、太平洋戦争に至った軍上層部の愚かさが重なってしまう。官僚制度の弊害、極限状態におけるリーダーシップの重要性を教えてくれる作品です。 7点(2003-11-12 10:34:06) |
82. 千と千尋の神隠し
あまりの盛況ぶりに映画館で観ることが出来ませんでした。DVDで観賞しましたが、何とも掴みどころのない作品ではあります。しかし、まるで夢の中に引きずり込まれるような雰囲気には力を感じました。傑作というより佳作だと思うのですが。 7点(2003-11-09 21:47:29) |
83. バトル・ロワイアル
前半は結構引き込まれました。後半はテンションダウンという感じでしたが。このあいだメイキングを見たのですが、深作監督は「やっぱ駄目だオレ、殺しまくる方(桐山)でいきたい」みたいなことを健太にもらし、怒られたそうです。どうも、健太との間に食い違いがあったようで、それが本作の中途半端さに繋がっていたのかも知れませんね。 7点(2003-11-09 05:35:07) |
84. デューン/砂の惑星(1984)
原作未読なので楽しめたのでしょう。いかにも端折ったストーリーに加え、映像、キャストとも安っぽさに溢れていますが、この独自の世界が何とも言えず好きだったりします。 7点(2003-11-04 22:25:51) |
85. 刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM>
本エピソードの犯人は、さる砂漠の国のお偉いさんで「外交官特権」を持っています。普通の手段では逮捕出来ないこの男をコロンボはいかに追い詰めるのか。ひねりの効いたトリックとかがあるわけではないですが、ラストの犯人の狼狽ぶりが印象的な毛色の変わった作品です。 7点(2003-11-04 02:39:48) |
86. 悪魔のいけにえ
いまや古典なので、昨今の特殊メイクやCGとは無縁なのだが、それがかえって恐怖を醸し出しています。嫌悪感をあらわにする人もいるので簡単に薦めれる作品ではありませんが、猟奇モノとして一級品だとおもいます。 7点(2003-11-03 13:32:00) |
87. 刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM>
おそらく、最も捜査費用のかかったエピソードではないでしょうか(笑)。コロンボが犯人をハメる名人芸に感心する一本。 7点(2003-11-01 21:37:31)(笑:1票) |
88. 刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM>
この作品の犯人(美術評論家)はシリーズ中屈指のイヤなやつだとおもっています。なので、ラストにコロンボから追い込みをかけられて情けない顔をするところは気分爽快です。 7点(2003-10-31 02:48:46) |
89. 刑事コロンボ/死の方程式<TVM>
《ネタバレ》 コロンボ流の追い込みに、例のごとくうろたえて尻尾を出してしまう犯人ですが、今回の犯人役ロディ・マクドウォールがコミカルで笑わせてくれました。「ハッサン・サラーの反逆」の犯人と並ぶギャグぶりです。 7点(2003-10-27 02:29:32) |
90. 世にも怪奇な物語
《ネタバレ》 怪奇小説の映画化はコケが多いが、本作は秀逸。第3話「悪魔の首飾り」の少女を愛らしいとおもう私は変ですか。 7点(2003-10-26 04:37:09) |
91. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 最初に観た黒澤作品。その時は芥川龍之介の「羅生門」が原作と思い込んでいたので、理解不能でした。原作の「藪の中」とビアスの「月明かりの道」を読んでのちは、私は例のラストは余計だとおもっています。映像美はさすがでプラス1点です。 7点(2003-10-25 21:25:43) |
92. 天空の城ラピュタ
この作品を観た時、TVシリーズ「未来少年コナン」の形を変えた劇場版だな、というのが感想でした。面白いけれども、私にとっては新鮮さに欠けたのでこの点数です。もちろん、コナンとは別物なんですが、コナンの劇場版が「とほほ」の出来だったので、溜飲を下げることはできました。 7点(2003-10-24 15:51:46) |
93. 用心棒
《ネタバレ》 続編の「椿三十郎」の方を先に見たせいか、私的評価はいまいち。「椿三十郎」と比べ、殺伐感が強い。三十郎の活躍で、やくざ組織が壊滅したとはいえ、その後この宿場はぺんぺん草も生えない寒村になってしまっただけなのではないかと、余計な想像をしてしまいました。 7点(2003-10-23 17:00:42) |
94. 姿三四郎(1943)
古い作品だけに、見辛い、聞き辛い点があるのは残念ですが、内容は素直に楽しめる作品だとおもいます。今も色あせないものを確かに持っています。 7点(2003-10-23 15:17:15) |
95. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
まず、ずいぶん分かり易くなったと思った。もちろん、ストーリーの事ではなく、シンジの心理描写が丁寧になったという点で。内容自体はTV版再編集の域を出ていないが、元々が面白いエピソードてんこもりだった序盤部分をまとめているので、楽しく観ることが出来た。あと、いやに製作者の物分りがよくなったものだという強い印象を受けた。その点で、旧作の破綻した世界観に同調した人達には物足りなく感じられるかも知れない。しかし、油断は禁物だ。庵野監督がまた壊れるかも知れないし…。現時点では、次作以降をエンターテイメントとしてまとめてほしいという気持ち7割、何かやらかしてくれないかという願望3割というところで、興味が募る新劇場版ではあります。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2008-04-28 23:14:06) |
96. ターミネーター2
あらゆる面で1よりパワーアップしているのは判るし、面白かったのですが、1ほど何回も観てみようとはおもわない。私はスピルバーグの作品と肌が合わないところがあるのですが、本作には同じにおいを感じてしまった。というか、キャメロン作品では1作目の方が例外的だったということでしょうか。 6点(2004-04-03 16:37:40) |
97. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
いつものコロンボによる犯人追い込みを期待する作品ではないです。その点、物足りないところもあるのですが、ラストの犯人を庇うダイヤモンド氏とコロンボのやりとりは胸に迫るものがあります。 6点(2004-03-28 21:49:58) |
98. 忠臣蔵外伝 四谷怪談
通俗的な「忠臣蔵」の堅苦しさと「四谷怪談」のおどろおどろしさは本作では影を潜めており、まったく別物の異色作となっている。中盤まではそれがいい味を出しているのだが、惜しむらくは山場であるはずの討ち入りシーンの演出に工夫がみられず、安易なアクションに終始していること。出演陣の演技が出色なだけにもったいないと思う。 6点(2004-03-21 03:24:02) |
99. ルパン三世(1978)
TVシリーズと違う絵柄と突飛な設定にかなり違和感を憶えた記憶があります。私の永遠のアイドル、不二子が色っぽかったのと、マモーの圧倒的な存在感はグッド。 6点(2004-02-07 23:11:37) |
100. マッドマックス
私の周りでは評判が良かったです。当時、暴走族の騒音にむかついていたので、とにかくこのクズども早くやられろ!、という感じで観てましたね。マックスの妻子が轢かれてしまうところはさすがにキツイ・・・。2の方が好きです。 6点(2003-12-15 02:29:12) |