81. ファイナルファンタジー
エメリッヒ版ゴジラをみて教訓になったことがある。「原作つきやリメイク物はオリジナルを忘れて見るべし」人にもよるとは思うが、オリジナルのイメージをもったまま見てしまうと、その映画そのものの良さを見落としてしまうことが多々あると思ったからだ。しかし、それを教訓にしたとて、これは誉められない。誉めるところまったくなし。予告編からして嫌な予感はしていた。今ごろ「I Love You」を決めセリフに持ってくるとは・・・どんなに批評家から叩かれようが、ヒットした作品にはやはりヒットしただけの「凄み」を画面から感じることができるのだが。駄作といわれる映画は多いがこれは駄作にすらなりえていない、あえて言うなら「愚作」だろう。そこにあるのはひとりのゲームクリエイターがゲームに対する評価を著しく誤解し、実力以上の力を過信してしまった「愚」だけであった。そこが映画を愛した晴郎やエドウッドとは違う。FFだということを忘れて見たにしても全く面白くない。CG技術のために作られたストーリーであるならまだ評価も出来るが、CGを際立たせるために手を抜いたシナリオを誉めろと言われても土台無理な話。私にとって感じられた唯一のFFらしさは、モーションキャプチャーをやってるとは思えない動きのぎこちなさに、コマ神ハリーハウゼンを召喚したのか?と思ったことくらいである。こんな出来で「CGは実写に肉薄した!」なんて豪語するくらいならかえってFF7や9くらいに適度にデフォルメしてくれた方がまだ失笑もせず済むというものだ。こんな出来では1点もやれない。会社ひとつ壊す破目になって少しは頭が冷えただろうか。 0点(2004-06-04 21:21:23)(良:1票) |
82. ミート・ザ・ペアレンツ
内輪ネタみたいなレビューですんまそん。この映画は「お父さんは心配性」ハリウッドバージョンだと思う。あの手この手でベン・スティラーのの素性を探ろうとするデニーロ・パピィに対し、負けじと頑張ってしまうベン・スティラーが「お父さんは~」の北野くんとだんだんダブってくる。最後にちゃんとオチを用意してるのも「お父さんは~」みたい(笑) 7点(2004-06-04 20:55:50) |
83. 閉ざされた森
シリアスで緊迫感あるサスペンスだったのに、ラストで台無し。何じゃあのおちゃらけは。ま、トラボルタとジャクソンだからしゃあないっちゃーしゃあないかも。 5点(2004-06-04 20:48:14) |
84. スズメバチ
どうも分からない。冒頭の奇妙な習性を持つ蜂の映像の意味はなんだったんだ? 4点(2004-06-04 20:45:44) |
85. ディープ・コア2002
《ネタバレ》 ルトガー・ハウアーが大統領だわ(現実ならありえない話だ、オランダ人だもの。しかも部下の言いなり)、主人公(ハリウッドの渡辺裕之?マーク・ダカスコス)はいきなり最低男ぶりを見せ付けるわ、そのマーク・ダカスコスの姉はモロに白人だわ(マーク・ダカスコスは日系3世)、ケラウェイもスキンヘッドも悪役どもは説得力なさ過ぎるわ(説得力ある背景や事情等のない悪役なんてただのカス)、銃撃戦も訳分らんわでめちゃくちゃ。それでも2点なのは、この手の映画にありがちな安易なキスシーンに走らなかったのと、ギムリじゃないジョン・リス・デイヴィスが見れたから。ギムリも出演作選べばいいのに・・・ 2点(2004-06-04 20:43:59) |
86. ザ・コア
映画なんだから所詮絵空事、嘘と出鱈目の塊。学会発表じゃないんだから、科学的な辻褄合わせなんてどうでもいい。そんなのより果てしないイマジネーションとスピリットが見たいってのが私の娯楽映画観だけど、そんなわけでID4やアルマゲは高得点の私も、これはちょっとねえ・・・なおそまつ君な出来。ところで、この映画のテーマって何なんでしょうね?アメリカ万歳じゃないよなあ。どっちかっつーと「アメリカはバカだった」ってことですかねえ? 事の真相は、バカボンのパパレベルのことをマジ顔でやってるようなそんなもん。 「西からお日様が昇って東に沈んだ、さあ大変!バカボンがお日様を元に戻しに行ったけど、実はお日様を西から昇らせちゃったのはバカボンのパパでした」・・・そんな感じだもん。これでいいのだ?良くないってば。 3点(2004-06-04 20:03:48) |