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Tolbieさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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81.  惑星大戦争 《ネタバレ》 
 大まかに言うと、地球を侵略しようとしている宇宙人に対して、近場にあるその基地を見つけ、攻撃して勝つ、という話。最後の本土決戦がないだけで、基本的には「宇宙大戦争」とおんなじセンス。  そして、今回の目玉は、かなり宇宙戦艦ヤマトに影響を受けてはいるが、昔からの東宝の夢「轟天号」。これとガレー船をモチーフにした敵戦艦の戦いらしい。でも、轟天は古臭い東宝特撮の世界観で、未だにエンジン噴射に煙が出る始末。敵戦艦との一騎打ち戦も、細かい描写がいい加減で、艦の位置関係と、砲塔・砲撃の向きが、メチャクチャで、かなり萎える。たぶん相当の工夫の結果なんだろうが、あの「リボルバー」も、もっと細かい所詰めなくては、戦闘機が装填された後、回転によって斜めになっちゃってるし、発射時には完全に逆さになるぞ、アレ。しかも最後のリボルバービームってどうなってんのか?という疑問がわく。そもそもあれの利点がわからない。あそこに色んな武器を入れて、臨機応変に使う位の工夫を見せろ。  んー、期待したんだがなあ。基本点5点。約20年も前の映画から、進歩していない基本姿勢に-4点。浅野ゆう子のかわいらしさに3点。轟天への固執と描写のダメさに、に-2点。で、総合で2点。 
[DVD(邦画)] 2点(2011-07-26 20:32:04)
82.  銀河鉄道999 《ネタバレ》 
この映画は個人的には低得点は付けられない。自分でお金払って観た初めての映画、友人と初日に徹夜した映画。 だからという訳でもないが、多くの人が評価し、好きだというTVシリーズよりも、私はこの映画版の方が好きである。というより、TV版は好きではなかった。 透過光を大胆に使った、美しくセンスあふれる画面。(ホテルの窓からのメガロポリスの景観だけが残念だったが) TV版のように、いつも悲しそうな顔をしているわけではない、表情豊かなメーテル。 TV版のように、「鉄といえば灰色・窓といえば水色」のようなステレオタイプではない999の色デザイン。 TV版のように、「悲しい場面に悲しい曲」のようなステレオタイプではない、美しい楽曲。 世界観にマッチしている、ちょっと頼もしくなった鉄郎。 主人公をフォローする"スター"、ハーロックとエメラルダスのカッコ良さ。 名画の一シーンを見ているような、別れのシーンの切なさ、やさしさ。(これ自身、すでに名画か。)  どれも、映画版ならでは、の魅力である。  他の多くの物語に見られるように、人々の殆どが、それを渇望しているという訳ではない、「永遠の命」。鉄郎は復讐の目的のために、それを欲しただけ。だから、実は永遠の命に関する描写もドラマも殆ど無い。強いて言えば、クレアとシャドウのエピソードくらい。機械伯爵は根っから悪いヤツの描き方だ。だから、「機械人間たちを見ていると、永遠に生きるだけが幸せじゃない」のセリフが、妙にこそばゆい。この映画の唯一の弱点は、このくらいしか思いつかない。 
[映画館(邦画)] 9点(2011-07-19 17:42:01)
83.  人間の証明 《ネタバレ》 
 息子のひき逃げを知り、自首したいと告げられた母、八杉恭子の言葉。 母「罪を背負ってこれからどうやって生きてゆかってことが、あなたの人間としての証なのよ。」、  えー!?人間の証明って、そういう事だっけ?  びっくりしたけど、その割にはこの母親は、最後に霧積に身を投げちゃうんですよね……。  原作は、約30年前に読んだきりなので、うろ覚えだけど確か、この物語のキモは刺された現場からなぜあんなに遠くへ移動し得たのか?→(母)我が子に思い切り刺す事が出来なかった、(子)現場から遠くへ行きそこで深傷を負うことで母を守りたかった、(刑事)それを平然と隠しおおせるのか?ってとこだと思っていたので、そのへん軽ーく描かれている本作は、『人間の証明』とは言い難いという思いが強い。  そもそも、人間の証明という原作は、その他の部分は『砂の器』丸パクリ作品で、そこの部分こそ、この原作の物語の「証明」だと思うんだよね。刺したときの躊躇い、それを察して、母を守る子、再現シーンはそれらをもっと分かるように、描くべきだった。  授賞式での発言で、日本人の子の死についてはクドクド悔やんでいるのに、ジョニーの死については、サラリと流す。それについての唯一のセリフは、「私はすでに麦わら帽子を失っています」。自分で差したのに、コイツ何なんだ?  また、どうしても終戦時の幸せな親子三人の中の母親と、GI向けバーの薄幸な女がつながらない。父が子を連れて帰国した描写、日本人は行けない事、取り残された悲しさの描写が通りいっぺん過ぎて弱い。だからそこが繋がっているように見えない。 
[DVD(邦画)] 4点(2011-07-13 20:24:40)(良:1票)
84.  ソイレント・グリーン 《ネタバレ》 
劇映画らしからぬドキュメンタリチックな出だし。これを作った人は、フィクションを超えて、オーディエンスに訴えたかったのではないかと思わせる。 近未来(当時からすれば、結構な未来か?)に、温室効果で地球が熱くなりすぎて、自然の恵みが失われるって、慧眼である。っていうか、その時代から温暖化判ってたなら、何か手が打てなかったのか?とも、今見ると思ってしまう。 そして人口の爆発的増加で、食糧難。極度の貧富の差で、人間の価値がおかしくなっている時代。実際には人口は爆発してないけど、富の偏りで、世界はおかしなことになっているのは間違いない。部屋に家具として女性が付いていたり、紙が貴重で本がなくなり、情報のスペシャリストを「本」と呼ぶのも、人を機能で評価しているという、人の価値が落ちた事を表す凄い発想だと思う。また、人を掬ってかき集めるブルトーザーは、人のゴミ化を印象づける凄いカットだった。 貧困が、倫理を失わせるのは、当時から判っていただろうけど、この刑事の、現場の品物をくすねまくる様を見ていると、貧富の差は罪悪だとさえ感じさせる。 人肉原料の新食品は、ショッキングではあるが、本当の罪悪は、安楽死-食品化のしくみを、一企業が秘密裏に行なっている、という事だと思う。 ……公然とやっても問題か。 映画としては、この絶望的な社会の描写と主人公刑事の腐りっぷりがクドく、ソイレントグリーンの核心に迫る前に、嫌になっちゃうキライは否めない。また、仕事熱心って事なんだろうけど、この腐れ刑事がこの事件だけに執着しているのが、すんなり納得しづらい。古い映画の、物質的な未来描写がショボイなんていうのは、指摘するだけヤボというものだが、この映画は、そんな所は全く気にならない、関係ないと思わせる力はある。  【2011.7.25追記】実際に人肉カプセル事件が中国-韓国で起こるとは!世の中、思っていたより恐ろしいなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2011-07-11 14:48:19)
85.  火の鳥(1978) 《ネタバレ》 
市川崑監督自身、「どうしてこんなモノ撮ったのか」と言ったらしいですな。 まあ、判ります。アニメーションと実写部分が全く乖離しているから。 アニメーションは面白くなければいけない、とかいう固定観念にでも、取り憑かれていたかのようなふざけっぷりは、手塚か鈴木伸一かどっちのせいか知らないが、相手が市川崑であることを考えると、ある意味凄いです。しかし、実写部分もかなり長くて退屈。特にナギと猿田彦の情愛の部分は、小っ恥ずかしくて見てられません。 ジンギが最後に、火の鳥に「後世に我が名を伝えよ」と言い放つ部分で、ちょっと盛り上がっちゃたから、最後のタケルたちの話がとってつけたエピローグのように感じてしまいます。いろいろな人の命の欲望と業の歴史の果てに、生き残った新しい命が、火の鳥に祝福されて新しい世界を得る、この物語の最後の部分は、黎明編の特に私の大好きな部分だったので、非常に残念でした。  でもでも、このテーマ曲は素晴らしく美しく、劇中には出てこないけど、日本語歌詞をつけた、松崎しげる氏の歌も素晴らしいので、ちょっと甘めだけど、3点。 (「テレビ鑑賞」としてありますが、実際には、二十数年前のテレビ録画を観たものです。)
[地上波(邦画)] 3点(2011-06-22 18:30:50)(良:1票)
86.  地球爆破作戦 《ネタバレ》 
ウォーゲームの前にこんなのがあったとは! コンピュータが人間の言うことを聞かなくなるという話は、今や定番と言っていいと思うが、その理由が「世界平和」を実現するためというのが、皮肉である。米ソの対立をコンピュータのリンクがいとも簡単に、というか裏技的に解決してしまうのも。 コロッサスとは、巨像の事で、ロードス島にあったヘリオスの像が有名らしい。灯台としての機能も持っていたというから、エーゲ海の船を導いていたことだろう。元々兵器だった物を、材料に作られたというあたりも含め、このコンピュータの名としては巧く付けたものだ。実際のコロッサスは地震で倒壊したらしいが、当時の人達は神の怒りに触れたものだと思って、再建しなかったという。しかし、こっちのコロッサスは、倒す事の出来ない、人間を導く神となっている。人間(の代表)はそのまま支配されるつもりがないことが、最後のカットで暗示されている。皮肉的な表現で、大団円より、思慮深いエンディングのように見えるが、やっぱりここで、巻き返しの話を期待してしまう。 
[DVD(字幕)] 6点(2011-06-21 19:45:50)
87.  オー!ゴッド 《ネタバレ》 
やっぱり、普通の人は何らかの奇跡を見せられないと、超常的なものなんて信じられないよなあ。 この神様のやることは、ことごとく面白いので、ついつい親近感を抱いてしまう。 でも、「汝らはしるしを見ざれば信ぜず」と言われた2000年前から、人間は疑り深い、というか証拠もないものを簡単に信じたりしない。ましてや、今の世の中は科学的な「実証主義」だから、当然言われただけで信じたりはしない。 しかし、30年前に観たとき以来、私の中でずーっと心に残っていた神様のセリフ、「数年前、悪魔が少女に乗り移る映画がもてはやされた。人々は恐怖の声を上げた。悪魔は信じるが、神はダメかね?」。今回観た日本語字幕版とはちょっと違う(何しろ30年前の記憶だし)が。「神」とまでは言わないまでも、「善き事」を信じない心を自分の中に発見して、それを指摘された気がして、かなり狼狽えたものだ。 実際に自分が選ばれたら、いい迷惑だが、最後にちゃんと助けに来てくれる、こんな神様だったら、ちょっと信じてみたい気もする。でもやっぱり証拠は見せて欲しいけどね。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-06-20 11:25:34)
88.  アラン・ドロンのゾロ
 十数年前に原作を読んだ。  小説としては、それなりに面白かったが、正直アレをそのまま映画にしても、退屈なだけだろう。このような単純な勧善懲悪、痛快な活劇に仕上げたのは、大正解。真っ青な空、逆巻く砂塵。権力の上層にいる卑劣な悪党。間抜けなお笑い担当の太っちょ。圧政に苦しむ民。圧倒的に強く、ひたすらカッコイイ正義の味方。悪党のものにされそうな美女。15分に及ぶ手に汗握る最後の決戦。何もかもが、この活劇を盛り上げている。  特に私の好きなのは、ゾロの初登場時、神父を開放した時に発するセリフ「子供たちには正義を見せます」というもの。子供というものの存在を軽んじていない精神が、嬉しい。  また、ラテンの軽快で陽気なテーマ音楽も良いが、市場で男が爪弾くギターの美しいメロディも捨てがたい。三十数年前のこの映画音楽を私は未だに、WALKMANで聴くことがあるほどだ。 
[DVD(邦画)] 9点(2004-08-11 10:11:00)(良:1票)
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