1161. バイオハザード(2001)
これもシリーズを追うごとにひどくなる映画の典型だが、第1作目は面白かった。きちんとゾンビメインで話が進むし、ミラ・ジョヴォビッチは若くて綺麗(おまけにヌードも披露してくれる。あの美脚にシメ殺されたいと思った男性諸氏も多いはず!)。ロメロ原理主義者も納得のオマージュに満ちた作りで、ポール・アンダーソン監督の現代的なアクション演出は切れが良い。また、『アバター』でも活躍しているミシェル・ロドリゲスを発掘した功績も大きい(あまりに存在感のある女優さんなので見せ場を増やしたそうです)。 [映画館(字幕)] 8点(2007-07-27 09:20:35) |
1162. デモンズ2
《ネタバレ》 今度はTVからお茶の間に進出。女子供、犬でさえも問答無用にデモンズ化していく、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図。高層ビルを舞台にした閉塞感も、本シリーズならではの面白さ。マッチョ軍団とゾンビのバトルが壮絶で笑える(ハゲマッチョは前作に出てた人ですよね?)。アルジェントの娘アーシアがちょっとだけ出演。今やすっかりビッチな彼女も、この頃は可愛かった。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 08:44:40) |
1163. デモンズ
ロメロやフルチに比べ、アルジェントは女性の趣味が良いので、ヒロインは可愛いです。ガンガンのハードロックとスプラッターのフルコースでお腹いっぱい!アキロンの大王がちっちゃくて怖くなかった(爆) [DVD(字幕)] 8点(2007-07-27 08:38:41) |
1164. ゾンビ3
《ネタバレ》 この映画について言いたいことは沢山ある。ゾンビに「僕は友達だよ」と話しかけてガブリとやられるエアズ教授。ママのおっぱいに齧り付く大人子供のマイケル君。バスタブに後頭部を打ち付けられて白い膿と赤い血のミックスジュースを垂れ流す女ゾンビ。大鎌で首チョンパされて2階から突き落とされるメイド。ミミズをのたくらせた被り物のゾンビたち。それに被さるチープな電子音。悲鳴と共に終わる唐突なエンディング(画面がストップモーションになるのではなく、ゾンビの動きが止まってる)。そして、『ゾンビ3』という意味不明なタイトル。不快感しか残らない映画だが、何故かたまに観たくなる。こんなくだらない映画も世の中にはあるんだ、ということを再確認し、安心したいのかも知れない。とにかく、マカロニ・ゾンビ映画の裏金字塔として、一度観たら忘れられない作品。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-27 08:29:31) |
1165. フレッシュイーター/ゾンビ群団
え~、この映画で製作・監督・脚本・主演(ゾンビ役)を務めるビル・ハインツマンという方は、ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』で最初に出てくるゾンビを演じた人なんですね。そんな彼が再びゾンビ映画に挑んだわけなんです。全く面白くない映画ですが、彼の心意気に打たれます(笑) [DVD(字幕)] 3点(2007-07-27 08:22:30) |
1166. ハウス・オブ・ザ・デッド2<TVM>
前作に比べるとかなり真面目に作られている感あり。確かに突っ込み所は多いけど、B級ゾンビ映画に野暮な突っ込みは無用というもの。TVムービーとしては良く出来た方かと。とにかくゾンビがわらわら出てくるので、ゾンビ好きにはたまらんものがあります(笑) [DVD(吹替)] 5点(2007-07-27 08:07:35) |
1167. ハウス・オブ・ザ・デッド
ウーヴェ・ボルは21世紀のエド・ウッドか?今時こんなウルトラC級映画に出会えるとは!狙ったとしか思えない駄目っぷりがとにかく素晴らしい! [DVD(吹替)] 4点(2007-07-27 08:00:23) |
1168. サンゲリア2
《ネタバレ》 ショッカーみたいなゾンビが高い所や草むらの中から突如飛び出してくる。どこに隠れてるんだよ!お前ら!明らかに『バタリアン』のパクリとしか言いようのないストーリー(『ザ・クレイジーズ』も入ってます)。下手くそな演者、ノリノリのゾンビ達。こういうグダグダのゾンビ映画はいいね。脳味噌が溶けそうなほど暑い日なんかに観たくなる。ちなみに、ルチオ・フルチが監督を降板したというのはあくまで噂ですので…。 [DVD(字幕)] 4点(2007-07-27 07:56:35) |
1169. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀
《ネタバレ》 ストーリーが勧善懲悪になっており、オリジナルほどの深みはないが(時代のなせる業だったのか…)、良く出来たゾンビ映画。ヒロインのバーバラが現代的で強い女性に描かれている。ロメロのゾンビ3部作でも、シリーズを追うごとに女性の役割が大きくなっていったので、オリジナル(68年)ではただ悲鳴を上げるだけだったヒロインも、本作では率先してゾンビに立ち向かうのだ。DVDの特典映像で、削除された残酷シーンがちょこっと紹介されていた。レーティングの問題でカットされたようだが、ノーカットバージョンなどが出てくれると嬉しい。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-27 00:54:52) |
1170. 東京ゾンビ
浅野忠信のアフロと哀川翔のハゲヅラなんて、考えただけで笑っちゃう。それを大真面目にやってるんだから、もう…(笑)ゾンビ映画としても楽しめる出来です。『ランド・オブ・ザ・デッド』と設定が似てる気がするけど、こっちの原作の方が先。 [DVD(邦画)] 5点(2007-07-27 00:35:43) |
1171. さらば愛しのやくざ
この頃の陣内は格好良かった。もうヤクザ映画には出ないんだろうか。中学生の頃に何回も観て痺れた。長渕の『オルゴール』よりは血生臭くなくて、爽やかな印象。ギバちゃんとの相性も抜群。またこのコンビでヤクザ映画を作って欲しい。 [DVD(邦画)] 6点(2007-07-27 00:31:15) |
1172. あの夏、いちばん静かな海。
《ネタバレ》 主人公が聾唖なので、セリフはない。しかし、久石譲の曲が雄弁に語りかけるのだ。波間に消えた切ない恋を… [DVD(邦画)] 8点(2007-07-27 00:27:38) |
1173. スウィングガールズ
《ネタバレ》 松茸取りでのマトリックス映像で、静止している演者が微妙にプルプル震えているのに大爆笑。『ウォーターボーイズ』の二番煎じと言われようが、面白いものは面白い。この監督にはまだまだ期待できる。上野樹里のイモっぽいところも良い! [映画館(邦画)] 7点(2007-07-27 00:23:33) |
1174. ただ、君を愛してる
《ネタバレ》 いやね、普段だったらこんな莫迦げた内容の恋愛映画は切り捨てちゃうんだけど、まぁとにかく宮崎あおいちゃんの可愛いこと!眼鏡をとった瞬間なんて、思わず「カワイイ…」と呟いてしまうほどで、もうそれだけで7点献上です。ストーリーはリアリティの欠片もないベタ設定で、人が死ねば泣けるだろうという日本映画の悪い面が出ている。また、主役二人以外のキャラクターの描き込みがほとんどないため、友人たちなんて何のために出てきたのかよく分からないくらい。突っ込みどころをあげたらキリがなく、大学生にもなって同棲している女の子に手を出さないなんて、どんだけ純情なんだよ!とか、病気の友達をおぶって病院に連れて行こうとするバカ学生らが大使館やら外資系なんかに勤めらるわけないだろ!とか、身ひとつでNYに行って、そんな簡単にスタジオに就職できたり、個展を開けるほど世の中甘くないよ!などと、ありえね~展開の連続には眩暈がするが、あおいちゃんのプロモとしてはマジ最高デス! [映画館(邦画)] 7点(2007-07-27 00:19:11)(良:1票) |
1175. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
日本アニメーションの最高傑作(たぶん)。「うる星やつら」の世界観(要するに何でもありの世界)を使って、押井守がやりたい放題やった感じ。前作はいかにも高橋留美子的な『うる星』だったが、続編は完全なる押井作品。この監督は、自身のオリジナルよりも、原作付きという「制約」があった方が面白い作品を撮れる気がする(『パトレイバー』然り、『攻殻機動隊』然り)。鑑賞後、世界がこれまでと違って見えた。 [DVD(邦画)] 10点(2007-07-27 00:12:43) |
1176. 海がきこえる<TVM>
《ネタバレ》 ストーリーの根幹には、杜崎と里伽子の恋愛があるのだが、そこはさらりと流しておいて、松野との友情や、ちょいノスタルジックな「10代」を描いているのが心地よい。地方を舞台にしているのもミソ。同窓会後、夜のアーケードを歩くシーンなど、細かい演出が沁みます。ジブリ作品では一番好き。 [DVD(邦画)] 10点(2007-07-27 00:10:12)(良:1票) |
1177. ミッドナイト・ラン
何度観ても楽しめる映画というのは少ない。特に最近の映画は、映像ばかりが凄くて、一度観れば充分、という作品が多過ぎる。後世に残る名作というのは、心の琴線に触れ、登場人物に感情移入でき、観終わった後、確実に自分の中の何かが変わったと感じる映画だろう。『ミッドナイト・ラン』はそういう映画だ。主人公ジャック・ウォルシュがこの旅の中で何かを得、変わったように、我々もまた変われるのだ。映画の効用とは実はそれに尽きるのではないか。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-27 00:04:14)(良:1票) |
1178. キャリー(1976)
《ネタバレ》 プロムでぐるぐる廻る幸せ絶頂シーンでは思わず泣きそうになった。そして、あまりに壮絶なテレキネシスによる復讐は、「やっちまえ!」などという気持ちすら差し挟む隙もない程、哀切に満ちていて、「なぜこんなことに…」とただただ呆然とするほかない。いじめられっ子のキャリーに扮したシシー・スペイセク(当初はナンシー・アレンの役になる予定だった)の完璧な演技により、この作品は永遠の名作となり得た。絶頂期のデ・パルマの演出テクニックも冴えまくり、原作者のS・キングでさえ「小説より怖い」と太鼓判を押すほど。ラストのショックシーンは、その後のホラー映画に多大な影響を与えた。個人的には、『エクソシスト』『シャイニング』と並ぶ「本当に怖いホラー映画」。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 23:54:09)(良:2票) |
1179. ディア・ハンター
一般的にはベトナム戦争映画と言われているが、70年代のアメリカ青春映画の最高傑作。デ・ニーロはこれでオスカーを取るべき。最高の演技をしている。一方、ウォーケンのあの虚ろな瞳も忘れられない。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-26 23:40:09) |
1180. 白い家の少女
《ネタバレ》 DVDのパッケージには、「14歳のジョディが冷血な少女を演じるサイコ・サスペンス!」などと書かれているが、これはとんだ間違い。ジョディは亡き父との約束を守る為、たった一人で世界と戦う決意をした孤独な少女なのだ。彼女の唯一の理解者だった少年は病に倒れ、彼女は再び一人になる。彼女の孤独、彼女の絶望、彼女の悲壮な決意を知った時、誰が彼女を冷血と呼べるだろう。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-26 23:35:24)(良:1票) |