101. デスペラード
荒唐無稽な作風がごきげんな劇画作品。何といっても助っ人二人が強烈すぎます。あっさり死んでしまうのもいい描き方!だらだら生かすより鮮烈に頭の中に残ります。最高のサブキャラが映画を支える。バンデラスが最も光っていた作品。 8点(2003-06-20 11:49:34) |
102. アパッチ砦・ブロンクス
飄々としたニューマンの魅力が光るヒューマン・ドラマ(陳腐な言い方ですが)。相棒のケン・ウォールがいい味出してたんですが、以後、全然見なくなっちゃいました。淡々と描かれる展開の中に苦味とユーモアが入り混じっており、地味すぎることはわかっちゃいるけどが、もっと評価されてもいいのではないかと思う一品。 9点(2003-06-19 23:30:39) |
103. ラストマン・スタンディング
男くさい作風が売りのこの監督の致命的な欠点はユーモア感覚がゼロということである。 2点(2003-06-19 23:00:02) |
104. サボテン・ブラザース
はらわたがちぎれそうなほど笑った。殺す気かと思った。素敵すぎる。エバーグリーンなばか。 10点(2003-06-19 11:47:24)(笑:2票) |
105. マッドマックス
グレイト!理屈ぬきのカタルシス。傑作には必ず強力な相棒が存在する。不死身のグースよ、永遠なれ!2作目も好きだが、やはり、比べるとこっちのほうかな。トゥーカッタ一味がリアルに恐ろしい。メル・ギブソンはこれが最高傑作! 10点(2003-06-18 17:39:28) |
106. ウィル・ペニー
初老の男の悲哀とやせがまんと純真を描いたニューシネマ移行期の見事な一品。ラスト、身の程をわきまえたいじらしさに胸が締め付けられる。いいドラマです。 8点(2003-06-18 17:19:54) |
107. モンテ・ウォルシュ
黄金期の西部劇よりも70年代製の苦みのある西部劇のほうが、個人的には圧倒的に面白い。移りゆく時代に対応できない時代遅れの男たちの物語はなにもペキンパーだけではない。凶暴でクールなマービンも良いけれども、本作のような不器用で人間味溢れる彼の演技により魅了されてしまう。パランスとのタッグも極上である。ジャンヌ・モローのいじらしさが痛切に切ない。 9点(2003-06-18 16:37:33) |
108. オーシャンと十一人の仲間
シナトラ親分率いるラットパックのおな~り~。威勢のいい、いなせな映画を期待した私が間違っておりました。全編くすぶりっぱなしでどーにもこーにも消化不良。サミー・デイビス・JRも不完全燃焼。直球勝負を期待したのに、外角低めに逃げるシンカーで空振り三振てな感じでした。 3点(2003-06-18 13:53:17) |
109. オーシャンズ11
映画観るまでは期待感で満杯でしたが、結局どっちらけ。ブラッド・ピットは変な役のほうが絶対おもしろいと思うけどなぁ。作品の素材としてはとても魅力的なのに、オリジナルもリメイクもどちらも肩透かしとは、めずらしゅうございます。 4点(2003-06-18 13:24:50) |
110. ダーティハリー
こーげ、こーげ、こーげよー、ボートこーげよー、と吹替え台詞が印象的なアンディ・ロビンソンに、子供心にヒジョーにはらわたが煮えくりかえったのを覚えております。これ以上ない卑劣で卑屈な奴として、以来、トラウマとして私の頭の中にインプットされております。強烈な作品でした。キャラハンのもみあげに乾杯! 8点(2003-06-18 06:32:45)(笑:3票) (良:1票) |
111. マトリックス
すごそうだけど、面白くなさそうと思って観てみたらやっぱり面白くもなんともなかった。敵にアクがなさすぎるんじゃない? 2点(2003-06-18 06:03:55) |
112. ブルース・ブラザース2000
期待して観にいったのを覚えています。お約束としてのギャグやキャスティングにはにんまりしてしまいましたが、ただ、それだけ。子供は不要。曲もつまらない。ゲスト多過ぎ。バンド合戦も非常に退屈。ジェフ・ベックが出てたら面白く観れただろうに。(生きてたら、スティーヴィー・レイ・ヴォーンにも出てほしかったなぁ。)気がついたら寝てました。やっぱ、終わってたんだ、ジョン・ランディス。 2点(2003-06-18 05:38:04) |
113. 戦争のはらわた
男ペキンパーは東部戦線を選ぶ。暗く不気味で無慈悲なロシアの大地を選ぶ。泥沼の独ソ戦を選ぶ。そこで表出する人間の凶暴さを選ぶ。決して西部戦線ではないのだなぁ。戦争ドラマ・ナンバーワン! 10点(2003-06-18 04:37:54) |
114. ガルシアの首
汗と埃と異臭にまみれた女人禁制のとにかくキッタない作品。ペキンパー作品は大なり小なり似たようなもんですが、これはとにかくまぁ、やさぐれまくっております。作品全体を覆う自暴自棄が観ている者の感覚を麻痺させ、グチャグチャのベロンベロンになりながら、難関を乗り越えて辿りついた先に男の怒りが爆発するのでありました!・・・恋人を生かしといたらゲッタウェイできたかな? 8点(2003-06-18 04:21:32)(良:1票) |
115. スラップ・ショット
大好き!ポール・ニューマンて人はシリアスな作品よりもこういうユーモアを感じる作風のほうが彼のだれた雰囲気や飄々としたキャラにマッチしていると思います。ぼんくらハンセン兄弟に黒い三連星の原型を見た! 8点(2003-06-17 17:04:50) |
116. モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
アーサー王と円卓の騎士を彼ら独特のセンスで茶化しまくった馬鹿炸裂でゴキゲンな一品。でもアクが強いのでやっぱり、万人向きではないかなぁ。ジョン<FONT COLOR=#AA0000>(文字化け)</FONT> ・・・って随分前のコメントなんでなんて書いたか忘れちまいやしたが、↑朝吉親分のお察しの通り、ジョン・クリースの馬鹿さ加減に胸がキュンキュンした粗忽者のわてだす。 9点(2003-06-17 16:20:10) |
117. フィフス・エレメント
レオンが気に入っていたので、観たのですが、うーむ、やはり、私にはこの監督のユーモアのセンスが肌に合いません。ついでに女優の趣味も肌に合いません。(イザベル・アジャーニは別ですけど)映像的には面白かったんだけどなぁ。 3点(2003-06-17 15:40:42) |
118. スティーブ・マーティンのロンリー・ガイ
悲しすぎるほどまぬけで、全編吹き出しまくりの愛すべき作品。主演のふたりが、もータマラン!特にグローディンの非の打ちどころのないロンリー・ガイっぷりにゃ腹を抱えて悶死寸前!この世にロンリー・ガイという種族が存在することを教えてくれたグレイトなコンビに幸あれ!さあみんな、81丁目のロンリーガイ店でジーン・ハックマンを予約しよう! 9点(2003-06-17 15:20:59) |
119. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
偉大な第二作目。気力、体力ともに充実しまくっている感じがひしひしと伝わってまいります。非合理的ではあるが、斬新な陸戦兵器がことのほかかっこ良かったのを覚えております。ルークが腕を切り落とされる展開には驚きましたが、次の3作目に向かうエンディングには否が応でも期待が膨らんだものです。が、しかし・・・。 9点(2003-06-16 03:14:56) |
120. スター・ウォーズ
坊主頭の中坊の脳天にから竹割りを食らわしてくださった超ど級の冒険活劇。こんなに宇宙空間の広がりを感じたことはありませんでした。この頃はまだ緻密な模型を中心に人間らしく創っていたようで、映像に整合感も温かみもあり、完全無欠な傑作となっております。すばらしい!! 10点(2003-06-16 03:00:53) |