101. 誤診
こういうことってあるんですねぇ。誤診、というよりは、治療法が全く合わなかった感じもあるので、一方的に病院側ばかりを責められないかもしれない。でももしあのまま強い薬を試され続けていたら坊やは?と考えると本当に怖い。 かさむ治療費がもとでこわれかけた家族関係を、愛情で持ち直した親子、何気ない一言や協力にあたたかさを詰め込んだ周囲の人たち、どちらも素晴らしかったと思う。医師役を演ずるアリソン・ジャニーとメリルとの確執の様子は迫力ありました(「めぐりあう時間たち」ではパートナーなのにね)。友人?マージーンおばちゃん(この女優さんも、めぐりあう~共演者ですわ)も頼り甲斐あって良かったです。(以下、このお話には不謹慎な感想ですが)序盤と終盤に描かれる夫婦の素敵さといったらもう・・羨むほどでした、実話だけれど堅苦しくない、良い!。 7点(2004-01-25 14:41:42) |
102. ポーラX
わざと端折られてるんでしょうけど、不可解部分てんこもり。私にとってわかりやすいのは出番少ないドヌーヴだけでした。アイメイクも胸もブラボーですよ!(そりゃもっと若い時に見たかった、ってもんですが、娘も女優という50半ばになっても脱いでくれる、そのお心が有難いじゃーないですかぁ。だからフランス女優さん好きなの)。でももー、たりんたりんした中盤はしんどくて、、これがメインなのにね。すべてが壊れすぎでした。でも終盤の魅力により、大嫌いでもない、ウフ。 5点(2004-01-19 19:50:52) |
103. フライド・グリーン・トマト
なんぼなんでも、ソレ、だけは勘弁して欲しい。 けど、トランクに腰掛けたタンディ見た途端、他の人の罪やお人好し度を私スッポリ許してしまってました(少々気の毒な人もいるけどね)。俳優陣全員が見事なはまり役でしたね。①メアリー&メアリーのクライマックス と②ベイツ&タンディのラスト←この2つの場面の画像が乱れっぱなしでした、みなさん優しいな~とすごく嬉しかったです(だっていつも違う理由で乱れてんだもん(-_-メ))。 私たちもいくらか努力しますので、世のご主人さま、奥さんと向き合って下さいね。 8点(2004-01-19 14:15:17) |
104. 渋滞
ショーケン一家が帰省するお話。大渋滞でトラブル発生!なかなか着かない彼らを待つ父母が印象的で、っていうか私の好きな岡田英次だったからそう思ったのかも。出番少ないけど、バーのかたせ梨乃も超ええオンナです。//このロケは実際年末の渋滞時に行ったそうです。この頃黒木しゃんは旦那さんと恋愛中でシアワセ度が微妙に演技に出てしまい、ショーケンから大怒られで、、と確かエッセイで読んだ気がいたします。いまや撮影場の姫様、考えられませんです。 4点(2004-01-18 21:47:45) |
105. 3人のエンジェル
↓私もゴーストは不満で…のパトリックは美しく切なく、そして優しい!。ごっついスナイプスは手のしなやかさときたら…。ついつい忘れがちな レディの態度・レディへの態度 は見習いたいですね。素直に変わっていく地方の面々には笑いました。エンドロールまでいかにも、のデザインできれいかったです、女らしさって大切だわ。 6点(2004-01-18 01:22:53) |
106. 嵐の中で輝いて
主演二人がとっても苦手なのですが、さっきのTV放映で解説の水野晴郎氏が「傑作と言ってもいい」とおっしゃってたので観ました。けっこうハラハラする場面多くておもしろかったです。うまいことシワをつけた老後メラニーの解説で、さらにわかりやすかった。クライマックスでは、ダグラスまでもが!ペロリン唇、やってましたよん。国境の白線にはちょっと感動いたしました。共演のジョエリー・リチャードソン(レッドグレーブのお嬢さん)が役得でしたね、美しく品ありました。 7点(2004-01-17 22:37:36) |
107. キルトに綴る愛
よだれが出るほど嬉しい超豪華キャスト名演技による美談むかし話かと思ってたのですが、意外や意外コミカルなとこもあっておもしろかった。彼女たちの堅すぎない身持ちさえ何とも正直で可愛らしいじゃないですか。色々な人生にちょっと肩が凝りかけた時、うまいことキャップショウがシメて笑わしてくれました。ジーン・シモンズが相変わらず上品で嬉しかった、最後にケイト・ネリガンと交わす御互いの一言にもクスクス。バンクロフトの乙女時代を演じるクレアは、わずかな出番なのにさすがでした。それにしてもダ~モット君って女性に囲まれる役、似合うわフフ~、彼の幸せを願う私でした。 7点(2004-01-17 09:09:47) |
108. 世界の涯てに(1996)
マイケル・ウォンは「冷静~」とは見違えるほど素敵。♪スケーターズ・ワルツでケリー・チャンに芸?披露するとこ等、前半この二人が微笑ましい、、んだけど金城君(若くてカワイイ!)との中盤がイマイチ盛りあがらない。ケリーちゃんあんた、病気ちゃうん?と意地悪いツッコミを入れたいところもいくつかあって、素直でない私にはちょっとダメでした、家事しながら観たのも悪かったかも。ほんとゴメンなさい。 4点(2004-01-16 20:29:29) |
109. フランスの女
戦時中の妻ということで、性欲云々もありだとは思いますが、もしも遊び相手の愛人とでは、或いは数年振りの夫とでも、あんなエマニュエルの素晴らしい絶頂シーンにはならないかと、やはり愛する相手ということだと思います。終盤、離れていても頭の中では彼の「女」でいるんですよね。ゆえに「母」がおろそかになってしまう脆さには共感せずにはいられません、こういう一時ってありますねぇ。けっしてこの女性を支持するわけではないけれど、よくぞ正直に描いて下さった、という思いです。コレ夫・妻が逆サマなら何も感じるところがなくなるでしょう。 5点(2004-01-15 20:25:05) |
110. シャルロット・ゲンズブール 愛されすぎて
元祖フレンチ・ロリータのゲンズブール嬢が眩い。feroさん↓ご指摘の抱っこシーン(ここだけ画像が乱れてて、何よと思ったので覚えている。男性ファンの気持ちもわかるけどサ)も微笑ましかった、美しくてボカシなんて要らないのにね。ストーリーは彼氏2人の間を思案する女の子、ってことでイライラしますが、良かったのは、彼女が子どもを持ちたいって真剣に考えているとこ。フランスの若い女性はこうなのかしら?エライわね。でもこの頼りなげな若さを見るにつけ、どちらの彼を選んでも長くは…みたいに感じました。とにもかくにも若くボーイッシュなフランス女優さんのヌードはやらしくない。ゲンズブール嬢も、大先輩ランプリングさまのようにいついつまでも美しく脱いでほしいと願うおばさんでした。 4点(2004-01-14 16:23:47) |
111. ポンヌフの恋人
《ネタバレ》 うーわぁ…。 闇・光・水とビノシュを際立たせるための不潔さ(或いはその逆)か?、絶望の末とことん墜ちた中の愛、ってことかしら?…でもそんなんどうでもいいんです。ビルの室内灯がつく瞬間は美しく、酒瓶を投げるビノシュ(何テイク目?撮影トリックかな?)がおかしかった。終盤、彼が倒立前転してる時の二人には、もう涙、、彼女の話は彼らのことのように思えます。彼や罪に対して見え隠れする女ゴコロ、よく描いていたと思います、、まいりました、、究極の恋愛映画だと思います。考えたらワヤやけど、パリ警察の甘さがどうしても気になったので-1点。ラストは JULIETTE BINOCHE が出るタイミングにため息。何も使用料の高い何曲かを流されるより、インパクトある一曲がどんなにいいかってもんです、関西人こんなん好き、心酔族になりそう。/(05/07/14)追記:あーー、ショック!!【りく&あん】様に教えていただく今の今まで、私これ間違いなく心中モノの大悲劇だと思ってました。あ、それがハッピーエンドなのか・・・全く修業が足りません、出直します。取りあえず、目覚めよ私!とパリ!7月14日。 [映画館(字幕)] 9点(2004-01-13 15:14:10) |
112. 微笑みをもう一度
まったく面白くないけど、結構イタイです。思わぬとこで大きくつまずき、郷のあたたかさに触れると「昔が良かった」状態になるのわかります、あんな赤ッ恥かかされて、、そんなに人って強くできてないですよね。少々冷たい父性愛にもガックリでして、、リアルです。ついにおばあちゃん役なのね、のジーナ・ローランズ、甘すぎない頼もしさがとても素晴らしかった。☆余談ですが、ダイアン・レインがインタビューで「もしかしたら母がジーナ・ローランズになってたかもしれない」と言ってました。その昔、ダイアンのお父さんからローランズをカサヴェテス監督が(言葉悪いですが)奪った、と言う事のようです。そのお蔭?で私たちはダイアンと、ここにも出てるマイケル・パレとの「ストリート・オブ・ファイヤー」をおがむことできるとも考えられるので、ここは良い選択?をして下さったローランズさまの演技に感謝?の4点。 4点(2004-01-10 21:10:09) |
113. プレタポルテ
《ネタバレ》 ジュリアの一着が最高に皮肉ですわねぇ。苦笑いコレクション・ショーです。男優陣の役のはまりかたは恐れ入るばかりだし、大御所3女優サマはお美しいまんま。淋しい母親にエメ、ラストまでバコール、仏語英語が弱っちぃローレンは”別ひまわり”のサービスで盛り返してくれるし。エンヴィさんご指摘のとおりキム姐さんの服と役は美味しいですね、マストロヤンニ顔ドヌーヴ声キアラとの相乗効果で締めくくるのがもう憎ったらしい・・・でもこんなミーハーな私なので、豪華キャストでなければ中盤までは眠ってたかもです。願わくば、ほんもの(違うよねえ?)の妊婦さんの方が美しかったと思いまっす。 6点(2004-01-09 14:38:33) |
114. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
ひえーー!TV放映、わざとなの? これってミシェル・ヨーのアクションでモッてるようなもんやのに、バイクぶっ飛ばすシーン自体がぶっ飛ばされてるやん、ちょっとがっくり。 欲こくメディア王のジョナサン・プライスはいつもながら素っ敵でしたッ。毎度お楽しみラストのキスシーンはなかなかで、ヨー姉さんの唇さばき、ご馳走樣でした。 6点(2004-01-08 22:50:03) |
115. 年下のひと
またタイトルで釣られたわいな。ウハウハして見たら、思わず興奮な大波サーフィンだったという「11PM」の苦い経験から30年間全く成長してないではないか。 お話は、めちゃめちゃ文学的なセリフで愛を交わす19世紀のお二人でした。(彼の愛が冷めて自分が捨てられるくらいなら)彼がこのままずっと病気であれば良い・・とビノシュさんは言うておられた、おー、これくらい愛してみたい、きっと石橋でもベニヤ板の橋でも走って渡ることができましょう。フランス人、こんなん観るの?不可解です。源氏にでも出れそうなビノシュの不気味な容貌と、ラブシーンのやらしい左手に4点。 4点(2004-01-08 16:43:29) |
116. トリコロール/赤の愛
青→白→赤 という順で観たのは正解だったと思いますが、肝心のアタマがついていけませんでした。私もマルボロと割れたグラスが謎、嫉妬と絶望の表現?こればっかり気になりました。博愛とはこれ?→イレーヌの誠実さが、ジャンルイの心を解き、素敵な姿に戻してくれたのね。やっぱり最後に隣にいた彼は若いジャンルイと私は思いたい、彼にしなさい、電話の彼は別れましょうね。3話のめぐりあいは裁判かと思いきや、あらら意外でした。3話とも難解でしたが、いつか理解できる日が来るのかしら?と自分で期待しています。 5点(2004-01-08 16:19:03) |
117. ノーマ・ジーンとマリリン<TVM>
幸せな妻、母親になりたかった、なんて、やりきれませんよねぇ。この頃は賞取った直後で、リードしているミラってことでしょうけど、アシュレイも(あとレニーちゃんとかももしかしたら)マリリンをやりたかったんじゃないかな?とも思いました。またそういう設定とは言え、重力に従順なミラの胸がまた哀し、この瞬間がダビングされて?画面メチャ傷んでるのも女の私にはちょっと淋し(でも私、ミラ好きです)。リズの悪口言ってましたが、クレームなかったのかしら? など、終始ドンヨリ気分で観てしまいました、生きててほしかったよー。 5点(2004-01-06 00:31:07) |
118. ジャッジ・ドレッド(1995)
年末の深夜TVって楽しいです、こんなんやってました~、スタローンのクローンなんて特に作っちゃいけません。役者さんたちがすんごい必死こいてて素敵素敵。ピカピカ光る金のカミシモが とってもファぁっしょなぶるですよん。ダイアン・レインが離婚の翌年で、生き生きして出ておられる、コレ以後少しずつ調子出てきたというダイアンファン(私のことです)忘れがたき記念の一作! 3点(2004-01-05 14:34:31) |
119. ラン・ローラ・ラン
ダメ男でも惚れてしまうとオンナは頑張るのよねぇ、タイムバーゲンにも弱いし(?)。できれば、2パターンで、お願いしたかった気もします 赤色以外にも、黄色や透明色がなんてキレイなのでしょう。彼女がひたすら疾走し、エンドロールが逆走したのがおもしろかったです。 4点(2004-01-04 11:54:18) |
120. アイズ ワイド シャット
ゼッタイ絶対あのメンバーの中にキッドマンがいる!と思って、それぞれの胸に目を集中させましたが・・私にはサスペンスを観るアタマはないとわかりました。なんとも正直な夫婦ですゥ~、このお二人とツリーのぼんぼりがきれいかったです、当然下心は満たされませんでした。 4点(2004-01-04 11:18:05)(笑:2票) |