Menu
 > レビュワー
 > 鉄腕麗人 さんの口コミ一覧。6ページ目
鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
>> カレンダー表示
>> 通常表示
101.  恋の門
得体の知れない恋愛模様にどうやったって笑いが止まらない。いや、元来、“恋”なんてものは可笑しさを多分に含んだものなのだ。それまで何の交わりも無かった2人が、ふとしたことで出会い、惹かれあう。なんだか当たり前のように言うけど、こんなに不思議で言葉にならない可笑しさを含んだ現象は他にないのではないか。たぶん、そのことを松尾スズキは誰よりもよく知っている。だって、そうでなければ、こんな最高に奇天烈で幸福で可笑しな映画作れるわけがない。
9点(2004-11-07 04:07:56)
102.  華氏911
この世界に生きる人間にとっての最大の恐怖は「無知」なんだと思う。  当たり前であるが、この世界は様々な人間の様々な感情や思惑に溢れているわけで、そのすべてを知り得るということは間違いなく不可能である。 しかしそれでも、知らなければならないことは物凄く沢山あり、そしてその一部は少数の明確な意思によって誤魔化されている。  そういう多くの事実を「知らない」で生きていくことは、非常に恐ろしい。  この映画自体、マイケル・ムーアという一人のアメリカ人の意思で作られている以上、これのみをもって単純に鵜呑みにすることは至極危険であろう。 それは製作者であるムーア自身がもっとも良く分かっていることであり、決して彼はこの映画の意思を大衆に押し付けようとはしていない。  しかし、事実による彼の明確な意思は理解できるし、ベースとなるこの現実を世界の人々は知らなければならない。  人間として「恐怖」におののくことは実に自然なことだ。 必要なのは、今自分を取り巻く恐怖の真意を知ることだ。
[DVD(字幕)] 9点(2004-08-23 18:01:35)(良:6票)
103.  1980(イチキューハチマル)
ピンボケ、自我の崩壊……。その時代のそれは必ずしも悲劇ではない。時代から時代の流れの中で生じた愛すべきエネルギーだ。誰もがなんだか分からないけど、憂鬱でアンニュイ。ほんの少しのことで人生の道を踏み外しそうになる。そんななんだか危険な雰囲気をもつ時代。1980年という時代にそういう印象をもった。主人公の三姉妹を演じたともさかりえ、犬山犬子の脱線した演技は良かった。でも何よりも蒼井優の全身から醸し出された鬱積した感情に包み込まれる。
9点(2004-08-03 09:08:32)
104.  69 sixty nine
底抜けな明るさ、底抜けな情けなさ、そして底抜けなエネルギー。ある種想像のつかない何か。これこそ青春というものだと思う。僕は1969年には生きていないが、主人公たちが持つ精神は時代など関係なく「その時」を生きるすべての若者が持つべき本能だ。体制への反発・闘争、そんなものは、行動するためのただ一片の理由の装飾に過ぎない。「退屈だから」「楽しいから」「カワイイあの子に好かれたいから」それらこそ、揺るぎない本当の理由であり、よっぽど説得力がある。とにもかくにも、自分の欲望のために力の限り突っ走るそんな彼らの姿に笑いと興奮が止まらない。
9点(2004-07-19 23:13:54)(良:2票)
105.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
某雑誌のコピーと被るが、この映画は「漫画」である。もちろん映画を愛する者、漫画を愛する者として、心からの尊敬を込めてそう言いたい。 ピーター・パーカー:トビー・マグワイア演じるヒーロー映画きっての駄目男。前作以上にパワーアップして描かれる彼の「普通の男ぶり」は、ある部分では反比例し、ある部分では比例してスパイダーマンの魅力を増大させている。 メリー・ジェーン:前作も含めてこの映画を観た多くの人が、ヒロインとしての彼女(キルティン・ダンスト)の容姿に疑問を抱く言葉をよく聞く。しかし普通以上に普通の男であるピーター・パーカーが憧れる女性として彼女は適役であり、説得力がある。 ハリー・オズボーン:金持ちのボンボン&スパイダーマンに対する歪んだ復讐心を持つキャラクターとして、演じるジェームズ・フランコはまさに適役。ついに次作では準主役としてヒーローの前に立ちふさがりそうな彼の活躍に期待。 ドック・オク:彼の役には、シュワルツェネッガーやデ・ニーロなどのスター俳優も候補に挙がったらしいが、演じたアルフレッド・モリーナの存在感は抜群だった。一見愚鈍そうで、不気味な悪意に包まれた彼の雰囲気は、まさに「蛸男」にふさわしかったと思う。 サム・ライミ:まず撮影所には「仕事場」として必ずスーツで現れるという彼のポリシーに多大な格好良さを感じるのは僕だけだろうか。2作目にしてこの「蜘蛛男」を描いた映画の監督は彼をおいて他にあり得なかったと思う。抜群の映像感覚はもちろん素晴らしいが、この映画を支えているのは、彼の「スパイダーマン」に対する揺るぎない愛情だと思う。 スパイダーマン:全身を手作りのコスチュームで隠している彼の表情は見えない。しかし、彼ほど人間的な感情に溢れたヒーローは他にいない。落胆し、怒り、喜ぶ。その姿に人は惚れ込む。前作の爽快感をさらに感動的に増幅させ摩天楼を滑空する姿に目が離せない。 
9点(2004-07-18 09:19:41)(良:2票)
106.  昭和歌謡大全集 《ネタバレ》 
村上龍の問題作を映画化した今作、きっぱり面白い。原作は未読だけれど、この映画世界は燦然と原作の持つ混沌を描き出していると想像できる。ダスキンの柄に付けた包丁が安藤政信の喉を突き刺すシーンからラストの調布核爆発まで一切の妥協がこの映画には無い。これほど突っ走った娯楽映画は近年とんと現れなかったはずである。その暴走ぶり、その潔さに感服する。対立するガキチーム、オバサンチーム、そして脇を固めるキャラクターまで配役も完璧だった。特にオバサンチームの各女優たちのキレッぷりは素晴らしかった。 ただ恐ろしいのは、10年前に問題作として映像化不可能とまで言われた原作であるが、原爆爆発まではないにしても、白昼少年がナイフを振りかざすなどということはもはや普通に有り得るこの現実である。
[DVD(字幕)] 9点(2004-06-27 13:29:14)
107.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
メディア、雑誌等で評価の高い今作に対する危惧、それはやはり今作が実際の未解決猟奇殺人事件を描いた映画であるということだった。つまり猟奇殺人を描いたサスペンス映画でありながら、観る前から観客は「犯人は見出せない」ということを覚悟しなければならない。これはこのジャンルの映画としては多大なハンデである。しかし、この映画は評価に違わぬ明らかな傑作としてその全貌を脳裏に焼き付けることに成功したと思う。この映画世界に流れる空気感こそ、犯罪ドラマにおけるリアリティに他ならない。ソン・ガンホ、キム・サンギョン演じる刑事たちの怒り、焦り、絶望…あらゆる感情が生々しく迫ってくる。今尚、まさに息づく犯罪を描いた今作は、事件に翻弄された刑事の複雑に絡まる感情がにじむ表情をスクリーンいっぱいに映し出して終幕する。事実に対し、勇敢で、潔く、説得力に溢れた映画のエネルギーに圧倒される。
9点(2004-03-30 20:22:05)(良:2票)
108.  アダプテーション
チャーリー・カウフマンという脚本家、まさに天才である。脚本の創造に思い悩む脚本家のとめどなく乱雑した世界を混沌と並べ立て、限りなく破綻に近いところで展開させる例を見ないその構成力に唖然とする。実在の蘭収集家と架空の自分の双子を混在させどこまでも独特な世界観に観客は現実との境界線を見失いそうになる。シュールで哲学的で、何よりもユニークな傑作だ。
9点(2004-02-28 17:07:36)
109.  “アイデンティティー”
「観客の衝撃」を求め続けて映画史の長い時間の中で作られてきたサスペンス映画だが、数ある名作サスペンス映画が生み出され、人々を驚愕させ、それでもなお今作のように新たな衝撃を観客に与えることを可能にする人間の思考の想像力に感嘆せずにはいられない。「アイデンティティ」というシンプルでストレートなタイトルに今作の強かさと自信を感じる。脚本、映像、展開力、キャスティングが合致した極めて秀逸な心理サスペンス映画の誕生だ。
9点(2004-02-25 17:50:59)(良:1票)
110.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 
「無間地獄」の講釈から始まるこの映画は、まさにその絶え間ない生き地獄を生きていかなければならないアンディ・ラウの悲痛かつ確固たる決断に満ちた表情で終劇を迎える。彼のその表情こそこの類まれなる濃厚さで二人の男の過酷な宿命を描いた今作にふさわしいラストシーンだったと思う。まさにアンディ・ラウ、さすがトニー・レオンである。名実共にアジアを代表する二人のスター俳優のセクシーさと存在感に圧倒された。史上最高額でそのリメイク権をハリウッドに買われた本作、果たしてハリウッドはこのエネルギーに溢れたアジアンエンターテイメントを前にどう出るのか。 <Ⅱを観た後、今作を観直しての追記>  人間の業の螺旋の中で生きる男たちの様を、過去に遡りさらに深く描写したPART2を観て、PART1である今作で描かれている人間たちの心情がより鋭く浮き彫りになる。かつて「子供を堕ろした」と伝えられた恋人と再会したヤンのシーンや、警視とサムの掛け合いなど、様々なシーンにおいてより深みが増して映し出される。 PART2・PART3を観る前にこのPART1を観直そうと考えているなら、PART2を観てから観ることをオススメする。
[DVD(字幕)] 9点(2004-02-24 19:06:06)
111.  猟奇的な彼女
予想以上にダイレクトなラブストーリーに素直に感動した。題材だけ見れば1本の映画として昇華するには難しい素材を、笑いとインパクトを加えて非常に秀逸なラブコメに仕上げていると思う。冒頭ではだたの気の強い女だった「彼女」が映画の展開と共に実に魅力的になっていく様が、今作の最大の魅力でもあると思う。「彼女」に対する「彼」のユーモラスな存在感も欠かせないものだった。今作でも見られるような、映画としてのストレートな力強さが韓国映画の最大の魅力であり、日本映画には足りない部分だと思う。
9点(2004-02-05 18:48:15)(良:1票)
112.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
2003年の劇場公開から何度観たか分からないけれど、再度この映画を観直して思うことは、やっぱり自分は「踊る大捜査線」が好きだということ。 1997年のテレビシリーズから夢中になり、二つの映画作品にも大満足をした。 そして、個人的には歴史的大駄作と断じてあまりあった「容疑者 室井慎次」や「3」を観て、絶望に近い落胆を経験しても尚、この映画を観るとやっぱり“彼ら”に会いたくなる。  映画として素晴らしい作品だとは言わない。けれど、何度でも観て、何度でも興奮して、何度でも泣く。 自分にとっては、この世界観で繰り広げられるキャラクター達の“チーム感”が、「特別」と言えるくらい好きなんだろうと思う。
[映画館(字幕)] 9点(2004-02-04 19:33:41)
113.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 
ジョン・グリシャムといえば法廷サスペンスをおいて他に無いが、今作は彼の原作映画の中では随一の傑作に仕上がっている。ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマンという超大物俳優を対する役柄に配しながら多面的な社会派サスペンスがバランス良くテンポ良く展開される。今作の優れたところは、その対立にひとりの陪審員(ジョン・キューザック)の思惑が加わり、彼と彼の相棒(レイチェル・ワイズ)の大いなる企てを主軸に据えて革新的な心理戦が展開されることであろう。陪審員のひとりとして潜り込んだキューザックが陪審員の心理、しいては裁判全体の流れを促していくくだりに息を呑む。大御所両名の存在感と演技力は流石に抜群で、極めて上質なサスペンス映画に昇華している。
9点(2004-02-01 21:58:57)
114.  リトル・ダンサー
特に理由はないのだが、子役が主演の映画はどうも敬遠しがちで、今作も評判のわりにあまり見る気になれなかったのだが、いやすごく面白かった。主人公の少年を演じたジェイミー・ベルのひたむきな姿も心を打ったが、その父親を演じたゲアリー・ルイスの哀愁がたまらなかった。頑固で堅物な父親が息子のために自分の信念を曲げる瞬間が感動的。ラストシーン、成長しトップダンサーになった息子が舞台で高く跳躍する、その瞬間に身震いする老いた父親、その彼の表情になんとも感慨深い爽快感が残った。
9点(2004-01-30 18:26:25)
115.  Dolls ドールズ(2002)
日本とはこんなにも美しい国だったのか。今、日本に住む日本人だからこそ、この映画を観た後にはこういう感想を持つに違いない。現在の、あらゆる汚れに覆い尽くされた日本において、これほどまで自国の美しさを描き出すことは非常に難しく、価値のあることだと思う。心の底から導き出される恋愛の末の死、それは決して肯定されるものではないが、その愛の形こそ、日本が高尚な美しさとともに受け継いできた芸術なのかもしれない。
[ビデオ(邦画)] 9点(2004-01-30 14:36:04)
116.  ムーラン・ルージュ(2001)
公開当時、自分自身ミュージカルが好きか嫌いか微妙なこともあり劇場で観るか否か非常に迷った。結果劇場では観ることがなかったわけだが、自宅の小さなテレビで観て非常に後悔した。まさに豪華絢爛、シェイクスピアの時代から受け継がれてきた娯楽性とはまさにこのことであり、今作が描くものはまさに娯楽の真髄であると思う。燦然と輝く映画世界、俳優たちの美しい演技、印象的な音楽、まさに映画、まさに総合芸術である。
9点(2004-01-28 16:30:40)(良:1票)
117.  ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の前日譚となる「ホビット 思いがけない冒険」を鑑賞したばかりだったので、この第一作目の“スペシャル・エクステンデッド・エディション”を久しぶりに鑑賞。 オリジナル版でも178分もあるのに、このバージョンに至っては劇場未公開の重要シーンが追加され上映時間は208分。長いことは確かだが、その時間を注ぐに相応しいエンターテイメントとしてのボリュームは備わっている。 劇場公開時の初見では、この映画世界のファンタジー感に今ひとつのめり込めなかったが、第二作目の「二つの塔」を観賞後にこのバージョンを観た時には、ストーリーのドラマ性が増し「やはり凄い映画だったんだ」と改めたことを思い出す。  そして、最新作の「思いがけない冒険」を観賞後に今作を再度観直してみると、更にこの物語の深みと面白味を堪能出来た。 ガンダルフやビルボの台詞を中心に、かつての冒険譚を踏まえた描写は数多く、そういったシーンが登場する度に「あのことか!」とアガる。 それは、前三部作も含めてこの稀代のファンタジー映画シリーズが、世界観の構築から人物描写に至るまで、骨太な物語の上に成り立っているということの証明だと思う。  「思いがけない冒険」については、初見では正直盛り上がりきれなかった部分もあったが、今作を鑑賞し直してみて、すべてのシリーズ作が一本の道で通じているということを感じることが出来たので、次作「スマウグの荒らし場」の期待は一転高まった。 一年後の公開までには、「ロード・オブ・ザ・リング」の残り二作の“スペシャル・エクステンデッド・エディション”も観ておきたい。
[DVD(字幕)] 9点(2004-01-28 16:04:15)
118.  ハッシュ!
結論としては非常に良い映画だと思った。同性愛という個性は今の日本の社会ではどんな奇麗事を言っても虐げられているというのが実状だと思う。その中でその個性を特に主張するわけでなく、ただナチュラルに生きていこうとする主人公たちの苦悩に感慨深さが残る。ただ自分らしく生きていくことの難しさ、それは何も彼だけに起こり得る問題ではなく、すべての人における深遠な問題ではなかろうか。
9点(2004-01-27 19:07:25)
119.  8人の女たち
非常にクセのある映画だけど、ここまで個性的な映画でありながら、これほどまでに完璧な映画はなかなかない。小気味良く印象的なミュージカルとともに展開される8人の女たちの真実と、衝撃的なサスペンス。そしてこの映画の最大の魅力はまさに8人の女たちである。それぞれの告白を彩るミュージカルシーンには8人の女優の魅力が溢れている。楽しく、色っぽく、衝撃的に映画の新たな可能性を高めた傑作。
[映画館(字幕)] 9点(2004-01-26 19:15:27)
120.  ロード・トゥ・パーディション
ギャングという彼としては異色の役どころを演じたトム・ハンクスの存在感が抜群だった。そこにジュード・ロウの怪演、ポール・ニューマンの貫禄の渋さが加わり濃厚なハードボイルドに裏づけされた親子のドラマに仕上がっていた。「アメリカン・ビューティー」においてその才能を知らしめたサム・メンデス監督のカメラワークが秀逸そのもので、映画全体を鮮烈な構図と陰影で際立たせている。あらゆる面で見事に完成された傑作。
[映画館(字幕)] 9点(2004-01-18 04:25:24)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS