101. タイガー刑事
ハードボイルド系刑事もので、クンフーシーンは中盤のドニーvsウッズくらいです。ドニーが気のいい兄ちゃん風キャラなのが新鮮。シリアスなストーリーに不釣り合いなジャッキー・チュンのコミカルな顔が終始気になった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-31 14:38:14) |
102. サンゲリア
ガキの頃、カブトムシの幼虫探しに腐った肥料など掘り返したり、そんな環境で育ったせいか、ウジやミミズの這った死体がモリモリと這い出てきても平気な自分がいた。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-13 15:27:12) |
103. タイガー・オン・ザ・ビート
《ネタバレ》 いい加減で女好き&真面目でマッチョの刑事コンビもの。前半~中盤までのクンフーシーンは打撃音がスカスカで迫力もイマイチ。しかしラストバトルだけはものすごい気合の入ったデキで、劉家輝vsコナン・リーのチェーンソーを持っての激しいぶつかり合いは、手に汗握ります。/壁際に隠れた周潤發がショットガンに紐をくくり付けて、隠れたまま壁の向こうの敵を撃つトリックもカッコいい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-06 22:50:50) |
104. ソウ
《ネタバレ》 閉じ込められて、相手と言い争ったり協力したり、最後には人間の醜さむき出しながら脱出─みたいなのを想像してましたが、大筋は数年前に量産されてたサイコサスペンスのような感じでした。いや、グイグイ引き込まれておもしろかったですけどね。/ついでに『完全解読』サイト見てみました。"ゴードンが生還した場合"に浮気がバレて家庭崩壊、救われない人生のように書かれてますが、彼に家族に対する愛が無いわけではなく、自分の足を切断してまで家族を助けようとしたゴードンに、家族はついていてくれるんじゃないか─と思いたい。/しかし6時間も首を真横に向けてうつ伏せてたら、首おかしくするぞ。 [DVD(吹替)] 7点(2005-12-30 22:33:30) |
105. レッド・リベンジ -復讐の罠-
《ネタバレ》 ほんとに関係ないところから「ちょっと待ったぁ!」という感じで飛び込んできて、騒動を大きくするユン・ピョウの役が、ストーリーにアンバランスさを加えているような気がする。/中盤のバトルでユン・ピョウがビリー・チョウの尻に尖った物を突き刺して、それに全体重がかかってしまうシーン、観てる方も痛たたたた…。ラストバトルはイマイチ爽快感無し。/お坊っちゃんのようなコリン・チョウがかわいいです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-27 16:29:20) |
106. 神鳥聖剣
チープなBGMと共に雪山で一人演舞をするアンディを空撮すると、ここまでマヌケな絵づらになるのか。オープニングからして「安っ!」という感じで、マンガちっくな演出(ツッコミに100tハンマー出てきたり、手が巨大化したり)は、ジャッキーの迷作「シティハンター」とか、90年代初頭のマンガのようなバブリーなノリですな。リチャード・ンの魔王役もなにがなんだか・・・。/クリスマス・イブにこんなものを観てしまった自分が憎い!地雷です。 [ビデオ(吹替)] 1点(2005-12-25 02:38:11) |
107. デビルマン
世の関係者、観た者すべてを“脱力と混乱のずんどこ”に叩き落とした「那須博之」という男こそが、真のデーモンだったということだ。 [DVD(字幕)] 1点(2005-12-16 14:30:06)(笑:2票) (良:1票) |
108. クライム・キーパー 香港捜査官
メインキャストが出会ったらとりあえず戦う!。クンフー、アクションシーンの合い間に話の筋の部分──というくらいアクション偏重な作品ですが、破綻せずにまとまってるあたりは、他監督が撮ったシリーズの3、5に比べるとさすがユエン・ウーピン。/若き日のドニーのアクションですが、ズド!とソバット入れてキュッ!と戻る時の速さや、ぐるぐるズドン!パンチ、細かいフェイントなど見てて実に面白く、実戦で使えそうな気がして(気がするだけ)、真似してみたくなります。シンシア・カーンも、走るワンボックスの屋根や、鉄筋の階段での格闘シーンはマジですごいです。とにかくクンフーアクション詰め合わせのようなこの作品、ストーリーにこだわらない人にはオススメ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-12 23:41:13) |
109. プロジェクト S
『ポリス・ストーリー3』から派生した作品で、よくある刑事アクションものですが、アクション+コメディ超特急のような『3』に対して、こちらは、恋人に「お願い、自首して!」的な泣かせようとするストーリー。/ルンが犯人を尾行した時に、犯人から丸見えの位置でチラ見、犯人としっかり目が合ってからわざとらしく辺りをキョロキョロしてごまかすが、逃げられる──というありえない馬鹿らしいシーン(ルンがドジな刑事を演じてるわけじゃなくて、ストーリー進行上)があるのが気になった。/あとジャッキー&エリック・ツァンが女装して出てくるシーンは、このシリアスな内容の作品にストーリー上なんら関係なく、完全に蛇足です。/ということで、損はしないが特に・・・という感じ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-04 17:47:04) |
110. 少林寺・激怒の大地
《ネタバレ》 緩急のつけ方、盛り上げるべきシーンになった時の勢いはこの監督らしい。少林寺が乗っ取られるまでの流れ・引き込み方はうまく、館長が火だるまになるシーンでは多くの門弟の叫び、悲壮なBGMと相まって、観てる方も「館長ーー!」と叫びたくなります(笑)/遊牧民の馬の群れが逃げ出して草原を駆け回っている場面を、なぜか延々と撮り続けるわけ分からなさもあったり、悪役を演じるユー・ロングァンに比べて、「もしや本物の僧なのか?」と思ってしまうほど主人公の俳優としてのオーラの無さがもったいない。遊牧民の長役の人が目黒祐樹にそっくり。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-01 15:46:37) |
111. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ V/天地撃攘
なりゆきで海賊退治をするストーリーで、並んだ壷の上で戦ったり、重力を無視した戦闘が展開する辺りはワンチャイテイストなんですが、我らが黄飛鴻も西洋化の波に抗えず、とうとう拳銃を使用してしまいます。ちょっと使うどころではなく、弟子も含めてバンバン海賊を撃ち殺します。いくら相手が悪者でも、黄飛鴻に女性の目玉を銃で撃ち抜かせるとは、なかなか思い切った演出です。/その違和感さえ乗り越えれば、内容的には他のシリーズ作品と同じくらい(『天地大乱』は特別として)の面白さかな。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-29 21:39:30) |
112. リング0 バースデイ
貞子が瞬間移動で追ってきて"先回り"のシーンで、会場中「ひゃ~!」という悲鳴が響き渡った。それだけでも観た甲斐があった。 [映画館(吹替)] 6点(2005-11-27 02:59:03) |
113. 香港極道 野獣刑事
コーリー・ユン主役の刑事ドラマ。万年巡査でうだつの上がらない父親(マ)と、同じ職場で父親を尊敬しながらも反発し暴走してしまう息子(ダン)の物語。顔をあわせりゃ喧嘩ばかりだが、陰から息子を案ずる父親をウー・マが、また尊敬の気持ちを素直に出せない不器用な男を哀愁のある顔でコーリー・ユンが好演しております。/と、あくまで父子ドラマ的側面が強く、アクション面では殴り合いやガンアクションに重きを置いていて、クンフー要素は薄いです。/この父子の設定はユン・ピョウの「Mr.ハー」で演じていて、そこからエピソードを膨らませて一つの作品にした感じですね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-18 22:22:17) |
114. ガンヘッド
中学生の頃観に行きました。私にはむしろボトムズやダグラム等リアル系ロボットアニメを通過した後の、人型ではない、二足歩行しない、兵器に近いロボットだからこそカッコよかったです。火花ととことん油臭い世界観、無骨なフォルム、ハードなロボット物としてはけっこういい線いってると思います。/まぁあくまでロボット好き少年の為の映画だし、これを観た当時の感想ですから、今の目で観れば子供騙し的な部分や粗が見えてくるとは思いますが・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2005-11-17 23:35:53) |
115. ドラゴン・イン 新龍門客棧
バサバサバサ、ヒュンヒュン、キンキン、バサバサバサ・・・もう暗い部屋のなかでどんなことになってるんだかまったく分かりません。結果が映って「あぁ、こんなことしてたんだな」と薄々分かる。いや明るい場所でさえ、どうなってるのか分からないシーン多数。とにかくこのアクションシーンは受け付けなかったです。/一つの宿屋に集まった4つの勢力が息詰まる駆け引き─ってのはすごく興味をそそる設定なんですが・・・。一筋縄ではいかない顔したそれぞれの人物の描写や人間の生々しさみたいなものは、後の「ブレード/刀」に繋がってるようにも見えますね。(ラストバトルでのやりすぎなほどの逆光も) [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-16 20:40:32) |
116. 予言
《ネタバレ》 これ、ホラーじゃなかったのね。やっと子供助けたと思ったらそっちかい!のシーンは思わず「ォゥ!」とつぶやいてしまったので+1点。自分の運命を知って「どっちにしろ地獄だ」と絶望していたのに、元妻と一夜を共にしただけで、翌朝スッキリした顔で「まぁなんとかなるさ」とポジティブシンキングに変わっていたのはちょっと笑ってしまった。 [DVD(吹替)] 5点(2005-11-11 21:51:28) |
117. 十福星
《ネタバレ》 これ、けっこう大笑いしながら観られました。いままでの福星シリーズでは、必死に笑わせようとしているのが見え見えでスベってたり、いつまでもぐだぐだとしゃべりで笑いをとってる場面でも、字幕では伝わりきらずに何のことやらさっぱり分からないことが多々ありましたが、この作品は格段にテンポよく、軽妙な掛け合いは字幕で観てても十分笑えます。新しい5人のメンバーのまとまりも良かったし。(ビリー・ロウはちょっと大人しめか)/作品中格闘シーンを一手に引き受けているアンディ・ラウはかなり大変そうですが、ラストの松井哲也とのクンフー対決も見応えあり。が、最後の最後でサモ・ハンがジャジャン!と出てきて倒しちゃうのは「そりゃあんまりだ」と思った。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-10 02:42:09) |
118. ニューヨーク1997
《ネタバレ》 いつ盛り上がるんだろう・・・と思いながら1時間20分経過、「お、ここから大逃走劇が始まるのかな?」と思ったら追ってくるのは1人だけ。とにかく設定に期待させられた割に、潜入してみたらスケール小っちゃ!という印象。/スネークは、無骨なら無骨なりに、ある信条を持って行動している─というところを印象付けるシーンがあれば良かったんですが、無骨というより無口過ぎて、この男がどんな人間なのか最後まで分からなかったです(ラストのテープすり替えでちょっと分かるかな?)。しかもこの男じゃなきゃできない!というほどの任務をこなしているわけではないような・・・。/この辺の映画のB級センスが分からない人間ではないのですが、これは「あはは、くだらねー」と笑いながら観るのが作法なんですかね? 捕えられた後に、お約束のように特設リングで大男と戦うシーンになったのは、さすがに「あはは、くだらねー」でしたが。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-03 23:18:24) |
119. 香港・東京特捜刑事
《ネタバレ》 目の前で部下の命を奪った強盗犯に復讐を誓った日本の刑事・フジオカが"東京のカタキを香港で討つ"ために香港に乗り込むのですが、周囲の迷惑顧みず復讐のターミネーターと化すフジオカ。いくら犯人を追うにしても、異国の地で一般車両を誤射して大炎上はマズイだろ。/そんなフジオカもラストバトル直前に自己犠牲精神を発揮してあっさり絶命。レイチェルに「復讐の誓い」を託すとか共有するようなシーンがあったならまだしも、ほんとに「ラストバトルに邪魔だから」という香港映画らしい死に方により、今まで積み上げてきたストーリーがすべて"おじゃん"に。エンディングを迎えても、この報われない感はなんだろう…。/シンシア・カーンの、車に挟まれた狭い場所でのディック・ウェイとの格闘や時折見せる三角飛び蹴りなどは見所なのですが、ラストの格闘シーンはカットごとの繋がりが合ってなくて、一方を倒したと思ったら次でいきなり攻撃されてるカットから始まるなど、かなり雑な感じです。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-10-31 20:28:53) |
120. 鬼喰う鬼
《ネタバレ》 『鬼打鬼』『人嚇人』『霊幻道士』等を作ってきただけに、それらの要素をうまくミックス、ストーリーを練り込み、さらに一段高い傑作に仕上がってます。/魂が抜けて何もできなくなったサモ・ハンに女の霊が乗り移って悪徳道士と戦うシーンは、『鬼打鬼』『人嚇人』で見せた設定をさらにうまく使っていて、霊が体から出たり入ったりという複雑な状況を見事に撮りあげています。/そして、なんといっても悪徳道士の使ってくる術のおぞましさ。ゴッキーの詰められた壷に手を突っ込み、グワシっとつかんで取り出すわ、ゴッキーで蘇生した死体の首を引っこ抜くと中からゴッキーがボロボロボローっ、仰向けのまま動けなくなったサモ・ハンに、首からゴッキーを垂れ流しながら這い寄ってくるなど、ゴッキー尽くしのシーンがあるので、ゴッキー嫌いの方は失神覚悟で観てください。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-23 20:51:36) |