101. 誰も守ってくれない
君塚良一脚本監督作品ということでものすごく期待したのが悪かったのかもしれませんが、どうしちゃったんだろう…というのが本音です。こんなべたな台詞を書くような人だったかなあと首をかしげてしまいました。切り口はすごくいいと思うし、俳優陣もこれだけの人が揃っていて、そして脚本が君塚良一。はずれるはずがないのにと不思議で仕方がありません。ひとつには志田未来をいかしきれなかったという点があるような気がします。あとは松田龍平はやっぱりかっこいいのだなということと、東貴博はけっこう俳優にむいているんじゃないかというのがこの映画の感想です。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-11-29 23:40:39) |
102. ジェイン・オースティンの読書会
ちょっとがっかりです。ジェイン・オースティンのネームバリューにのっかったただの群像劇にしかみえませんでした。オースティン作品に思い入れのある人ならば、ちょっと許せない部類に入るのではないでしょうか。登場人物たちの作品批評も薄っぺらいし、だいたい作っている人たち(脚本家、監督)がちゃんと本読んでるのか?!って感じでした。俳優陣がむやみに魅力的なだけによけいに徒労感が残りました。オースティンの名の下に作るなら、もっとちゃんと作ってほしいというのが本音です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-07-27 09:54:58) |
103. ゴースト・ハウス(2007)
途中からストーリーに興味がなくなり、ただただクリステン・スチュワートさまを鑑賞してました。すごーくかわいい。こんな女の子が怯えたり怖がったり微笑んだりしているのを観るだけで十分でございます。「呪怨」の影響がそこここに出ていて、喜んでいいのやらあきれていいのやら…という感じになってしまったのが残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2008-04-05 10:13:45) |
104. フライ,ダディ,フライ
小説は未読なので(面白いって聞いてますけど)よくわかりませんが、もう始まったときから「ああなって、こうなって、こういう感じで終わるんだな」ってわかる映画ですよね。小説としてはどうなのかはわからないけど、映画としての意外性は全く感じない。じゃあ見所はというと、役者の演技、あるいはビジュアルってことになってしまって…でも脇役のキャラは全然たってないし、結局堤真一のだめっぷり演技(かなりうまい)と岡田准一のかっこよさみたいなものを観るしかないのかな? それにしても岡田准一って人は「東京タワー」といい、なんか恵まれてない。今が旬な感じがするし、賞味期限もあるだろうし、ここらへんでちゃんとした映画に出演しといた方がいいのにと思う。ストーリーを上からなでただけっていう脚本がやっぱりチープにしちゃった原因のように感じられます。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-09-30 07:32:46) |
105. ヘルタースケルター(2012)
「さくらん」に続き2本目の蜷川作品ですが、前にも思ったけれども、蜷川さんは映画監督は向いていない気がする。前作のときは脚本が悪いせいかなと思ったが、今回もセリフのひどさが際立っている。特に大森南朋。絵はすごくいいのに。絵にこだわりすぎて映画として成り立っていない。沢尻エリカも体をはってがんばっていたし、りりこの部屋のしつらえとかもう完璧。寺島しのぶも難しい役をこなしている。にもかかわらずこんなに心に響いてこない映画もめずらしい。とにかくもったいないなあと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-06-04 03:43:20) |
106. ホワット・ライズ・ビニース
《ネタバレ》 ロバート・ゼメキス、ミッシェル・ファイファー、ハリソン・フォードときたら、絶対面白いに違いないと思いこんで観たのが悪かったのか、ちょっとがっかりしました。ハリソン・フォードが最初から怪しすぎるし。でも一応犯人は確かめておこうとがんばって観ましたが、長い。二度観はないです。何年かして観たことを忘れてまた観ちゃったらどうしようって感じの映画でした。 [地上波(字幕)] 3点(2012-08-13 14:32:32) |
107. フォーガットン
《ネタバレ》 ごめんなさい。久々に「時間を返して!」と思いました。ジュリアン・ムーアがほんとにほんとに好きなのですごく残念です。最初はどうなるのかとハラハラドキドキなんですが、もうこれはプロットの段階から問題ありだと思います。息子との別れのシーン何度も入れすぎって、そういうことさえもう言う気にならないけど。ジュリアン・ムーアに免じてプラス1点。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-03-26 11:43:49) |
108. フライトプラン
「タクシードライバー」以来のファンであるジョディ・フォスターが主演とはいえ、こんなお粗末なサスペンスがあっていいのか…としばし思案いたしました。アイデアと雰囲気だけのサスペンス映画。「伏線」という言葉を知らないのかっと思わず叫びたくなってしまいます(ジョディの演技はやっぱりすごいと思うんですけどね)。やはり脚本あっての映画。しかもこのての映画はほとんど脚本命だと思うので、もう少しよろしくお願いいたします。 [DVD(字幕)] 3点(2006-09-10 08:26:40) |
109. 東京タワー
《ネタバレ》 若く美しい男と年のわりに綺麗な人妻の恋愛。でもなぜに透にとって詩史でなくてはならなかったか、なぜ詩史にとって透でなくてはならなかったかという理由がわからない。「空気で惹かれあう」なんて安易な説明でごまかさないでほしいものです。俳優陣は皆一定の水準を保っていたと思う。特に余貴美子さんはいい味だしてたし。映像もいい。岡田准一は10代のころはおっさんくさかったけどすごくいい感じに発酵しはじめてます。にもかかわらず…「葉山の別荘」ってとこでもうひいちゃいました。なんか発想が古いというか。これだけ皆ががんばっていいなと思えないのは、やはり原作か(未読)脚本が悪いとしか思えない。これは40代の女性たちへのおとぎ話なんでしょうか?だとしたらちょっと見くびりすぎ。だいたい40にもなっておとぎ話が必要な人間てどうなんだ?深窓の令嬢がそのままおおきくなったらこんな妄想しかないのか。うーん、とにかくもったいないっていうのが本音です。しかしこれが男女逆転していたらふつうの話ですよね。若いときに不倫していて、年をとったら今度は自分が男の役をやってみたいってことでしょうかね。 [地上波(邦画)] 2点(2006-06-03 22:44:45) |