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ぐるぐるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1305
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20066/
ホームページ http://w.livedoor.jp/mushokamondai/
年齢 51歳
メールアドレス gurugurian@hotmail.com
自己紹介 ♪わたしの小さい時 ママにききました

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ

 さきのことなど わからない


 大人になってから あの人にききました

 毎日が幸福に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるさ
 
 さきのことなど わからない


 子供が出来たら そのベビーがききます

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ
 
 さきのことなど わからない ケ・セラ・セラ~


(2010.4.16記)


現在、ダイエットちう。腹筋、割れてるでー。




力を入れると。

(2011.8.28記)


↑ホームページのリンクを「朝鮮学校無償化問題FAQ」に張り替えました。特に「パッチギ!」ファンは、見てね。




これからもよろすく。





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121.  愛と哀しみの旅路
うむ、良い意味でも悪い意味でもマジメな映画。「告発モノ」の側面が強すぎて、ラブストーリーの部分がちょっと弱いかなー、と。例えばジョン・フォードがこの映画の監督だったら・・・と思ったりもしたのだけれど、ね。ただ、本筋とは関係ない、或る一点に関しては日本の映画ファンとして激しく感動致しました。Japan film research consultantのALAN PAUL、アンタはエライ!
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-03 19:26:50)
122.  男の顔は履歴書
ワタクシごときがエラソーに言うのもナンだけど、この映画は成功作とは言い難いかも、しれない。とても壮大・シリアスな内容を、いわゆる任侠モノの形(90分程度の上映時間でラストは殴り込み、というパターン)に収めるのは無理があるし、その分台詞が説明的になっていてちょっとダサい(ダサいと言えば冒頭の「この映画は…<中略>…世界中の人間が互いに愛し合い信じあえる日を信じて作られたドラマである」という字幕も、そーとーキッツい。気持ちは分かるが)。のだが、敗戦直後の日本人と三国人(←石原慎ちゃんが好んで使うけど、つまりその頃、無法な在日をそう呼んでたんだな。差別的・侮蔑的なニュアンスを持ってしまっているから、今はあんま使わない方が良いと思う)の対立を軸に人間の善と悪、被害者と加害者という立場が時にダイナミックに反転する様を生々しく描いたこの作品には、えも言われぬ迫力がある。何と言うか加藤泰の、人間の弱さに対する怒り、憎しみや立場を捨てられない事への怒り、と悲しみが伝わってきて「日本人とか三国人とかナントカ人とか、関係ねぇ!同じ人間じゃねぇか畜生ォ!」という声が聞こえてきそうな、ある意味「パッチギ!」以上にパッチギ的な作品。出来れば「パッチギ!」に感動した人にも、或いは嫌悪感を持った人にも、観て欲しい。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-25 18:25:42)(良:1票)
123.  寝ずの番
う~~~ん。世間的にはなかなか評判良いみたいだし、おすぎさんも「久々に手放しで褒めたい邦画です!」と絶賛(てアンタ、「パッチギ!」は手放しじゃなかったんかい!確かあの時は「日本映画を観て嬉しくなったのは何十年ぶりです!」てゆってたけど)のこの作品。中井貴一はじめなかなか豪華なキャスト(富士純子!!!)が大真面目にコメディしてて笑えたし、津川雅彦がマキノを名乗り、オトナの映画、テレビでは出来ない粋な艶笑譚(えっちな笑い話)を撮ろうとした、その意気込みは分かる・・・んでもさあ。ちょっと、長い。冒頭の「○○が見たい」の部分とか、もっとサラッと流しても良かったと思うし、後半の猥歌の歌合戦(マキノって名前で歌合戦よ?期待するなっつう方が無理だべ)だって余分な説明とか入れずにもっと豪快に、アナーキーに、テンポ良くポンポンポーンとやってくれれば良かったのに。大体「粋」って、すごく豪華なんだけど「ほらほら豪華だろ!」っつって見せびらかすんじゃなくてチラッとしか見せない、という、そういうものなんじゃないの?僕はお座敷遊びなんてした事ないけどさ、やっぱこれは(下品ではないけれど)“野暮”だと思うぞ。あと、“あーちゃん”のお葬式のシーンで“あの歌”を使うのは、ズルい。いくら甥だって。
[映画館(邦画)] 5点(2006-04-25 18:06:58)(良:1票)
124.  静かなる男 《ネタバレ》 
感動しました。いや、その内容そのものもそうだけど「今から50年以上前にこんな“パッチギ的”映画があったなんて!」って思って(誰かさんの口真似すると「思わず『パッチギだ、』と叫んでしまった」って感じかな)。もちろんジョン・ウェインは塩谷瞬ではないし、モーリン・オハラも沢尻エリカではないし、ヴィクター・マクラグレンはむしろガッツ石松なのだけれども、この映画の中には恋があって歌があって酒があって、対立があってケンカがあって和解があって、悲しみと苦難があってそれを乗り越えようとする意思があって笑顔と温かいユーモアがあって、つまりは「生きる歓び」に満ち溢れている。あの、感動的なクライマックスにおける人々の「わらわら」は、やがて海を渡ってマキノの「ワッショイ、ワッショイ!」に受け継がれ、そして2005年、京都を爆走する朝鮮高校生達の「どどどどどー!」に結実したのだ・・・などと言うと良識的映画ファンから嘲笑されそうだけど、僕は良識的映画ファンじゃないので別に良いです(開き直りっ)。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-15 18:35:42)(良:1票)
125.  映画ドラえもん のび太の恐竜2006
映画版ドラえもんは確か中学生くらい、「竜の騎士」辺りまでしか観てなくて、その辺りからテレビ版からもマンガ版からも遠ざかって、もうすぐ二十年。宿題勉強大嫌い、昼寝ぐうたら大好きで、あやとりと射的しか取り得のない、でも心優しいのび太に思い切り感情移入しまくっていたクソガキも、いつの間にやらクソ大人になりましたよなってしまいましたよ。そんなクソ大人が久々に再会した(しかも劇場では初めて)ドラえもんは、やっぱりドラえもんで、もうそれだけで何だか嬉しくて、声優さんが代わったとか演出が変わったとかそういうのは、ま、どうでも良くて、ただ嬉しかったのです。・・・帰り道、「いっそのこと、あの千葉にある南蛮渡来のネズミ王国を接収して“藤子不二雄ランド”にしてしまえば良いのに。いやすべきだ、そもそもネズミはドラえもんの天敵だし」とか思ってしまったワタクシはやっぱりクソ大人です。でも映画は最高。
[映画館(邦画)] 8点(2006-04-15 18:31:14)(良:2票)
126.  ヤング・アインシュタイン
これ、何回か観てるんですけど、大好きなんですよねえ。最初から最後までニコニコしながら観ることができる映画です。設定はかなりぶっとんでいるけど(アインシュタインが相対性理論だけでなくエレキギターやロックンロールのビートまで発明していたとは!)それがまた魅力!それに、この手のおバカ映画にしては珍しく毒っ気が薄いし、下ネタもほとんどないし、どちらかというとほのぼのとした感じもあるんですよ。ヤッホー・シリアス(この名前からして、いい。ハンサムなのに笑いができる人ってなかなかいないですよ)演じるアインシュタインのキャラ(朴訥とした田舎出の青年で、娼婦や貧しい子供たちや精神病院の患者たちとも仲良くなる気の良い兄ちゃん、でも実はすごい天才)もとっても魅力的なんですよね。基本的にはおバカ映画なんだけど、ちゃんとアインシュタインに対する敬意も感じられるし、観終わった後は感動作を観た時の様なさわやかな気持ちになれると思います。(9点)<2006.4.15追記>つい昨日、この作品のDVDを購入して観直したけど、やっぱ良いっす。何かこれはもう、コメディとかおバカ映画とかを超えて、ひたすら可愛くて、愛おしい。泣く映画じゃないのに、泣ける。んで何だか知んないけど、元気が出る。決して映画史に残る名作とか、知られざる名作とかではないのかもしれないのだけれど、より多くの方に観て頂ける事を願って点数+1でごんす。
[DVD(字幕)] 10点(2006-04-15 18:00:42)(良:1票)
127.  次郎長三国志 第七部 初祝い清水港
ごめんなさい、第四部とこれだけ、ちょっと点数低めです。何せあの、ナミダナミダの第六部から続けてみたもので、「ええっ!?いきなりこんなにノー天気な話になっちゃって良いの?」と、戸惑ってしまったのです。後から、この作品がお正月映画として封切られた事を知って「なるほど」と思ったんですけど、そう言えば大政や鬼吉が縁日(?)で口上を述べたり、石松と三五郎が皿回しをしてたりする所は晴れやかな感じでしたねぇ。でも、個人的には傑作の第六部と第八部の間の、中休みというか箸休めというか、そんな感じでした。
[映画館(邦画)] 7点(2006-04-15 17:52:04)
128.  WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
内田けんじ監督の「運命じゃない人」が面白かったのでこちらも観てみました。これは2002年度ぴあフィルムフェスティバル入賞作だそうですが、面白かったー!フィルムではなくビデオ作品なので、最初のうちは映像のショボさが気になっていたのだけれど、その分小気味のいいカット割と、役者(とは言っても全員監督の友人でアマチュアの人ばかりなんだそうな)の持ち味を生かした演出でカバーしているし、そのサスペンスフルな展開にいつの間にか引き込まれてしまったそれに、単にプロットの面白さだけでなく「気弱男の悲哀」も描かれていて、しみじみ心に残る作品でした。あくまで好みで言えば「運命じゃない人」よりも好きかも。ところで、DVDに収められていた監督インタビューによると、この作品は「冷蔵庫の中にある材料を見てからどんな料理を作るか決めるように、できる事(出演できる人間や使えるロケ地)を前提に脚本を書いた」のだそう。むー、新人(てかこれを撮ってる時はまだアマチュア!)とは思えない手堅さ。与えられた条件の中できっちりエンターテイン(観客を“もてなす”)することの出来る、新しい職人監督さんの誕生か。嬉しいねえ。
[DVD(邦画)] 8点(2006-04-15 17:43:42)(良:2票)
129.  次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家
ども、大先輩です(そんなプレッシャーかけちゃイヤ~ん笑)。僕も実はこれを一番最初に観ました。前半はシリアスというか、ひたすら悲惨な兇状旅(人を斬っちゃったので指名手配になってて、んでお上から逃げてる)。人目を避けて旅を続けるも、至る所に人相書きが出回っていて心落ち着く暇もない、せっかく匿ってくれそうな場所を見つけても厄介者扱いされ、長居は出来ずまた旅に、男を上げた次郎長親分とその子分も髪はボサボサで見る影もなく、おまけにお蝶は体を悪くしてどんどん弱っていく・・・という、かなり絶望的な状況。子分たちがメソメソと泣きじゃくる中、兄貴格の大政が「馬鹿野郎、姐さん(お蝶)が心配するじゃねぇか・・・笑え・・・笑うんだよぉ」と皆を叱り、無理矢理笑い声を上げさせて、病身のお蝶を聞かせる。第一部のレビューで「ヘタレのやせ我慢の美学」と書いたけれど、その真骨頂がこのくだりに現れている(それにしても、この作品のお蝶を演じる若山セツ子は本っ当ぉ~に美しい。病床で皆に語りかけるシーンで、彼女の顔に光が当たっている所は、幼い少女のようでもあり、菩薩様のようでもある)。そしてもうひとつの見所が後半で登場するお園(越路吹雪)の名演技。彼女が「権現様」に亭主の無事を祈り、そしてお蝶の回復をせがむシーンは何度観ても(って二回しか観てないけど)楽しくて、可愛くて、いじらしい。そして・・・と、これ以上書くとネタばれになっちゃうけど、ともあれ、本作もマキノの「笑って、泣いて」が存分に堪能できる作品。個人的には第八作「海道一の暴れん坊」の次に好きです。 
[映画館(邦画)] 8点(2006-04-12 19:47:45)
130.  海底二万哩
「ソイレント・グリーン」が面白かったので、もうひとつフライシャー作品を、と思い観たのですが、いやー面白かった。ノーチラス号のかっちょ良いフォルムとか、円谷やハリーハウゼンにも負けてないような巨大イカの迫力(あのクチバシカチカチ、怖かった~。船員一人位食われちゃうかと思って)も凄かったけど、潜水艦という閉鎖的な空間での緊張感が心地好かった。てゆうかコレ、一応反戦的なメッセージも入ってはいるけど、実はネモ船長(と彼に従う船員)って「すげースケールのでかい引きこもり」でしょ(笑)。そんな、ちょっと狂気入ってる男と、一応(?)常識人である博士たちとの心理的駆け引き。博士が段々ネモ船長寄りになる中、助手(ピーター・ローレ、キモ可愛い♪)とネッドは何とか逃げ出そうとしてるんだけど、だんだん誰が正しいのか、誰に感情移入すればいいのか分からなくなっちゃう所が楽しい(“楽しい”っていうとちょっと違うかな。何かこう、揺さぶられる感じ)。こんなん、ディズニーで作っちゃうフライシャーって(今更だけど)すげー監督さんだったんだなーと思う。マキノとはちょっと違う意味で、ただただ、面白い。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-12 17:58:13)
131.  釣りバカ日誌
このシリーズ、若い頃は嫌悪感があったんすよね。何と言うか、そのヌルさとか、オヤジ慰撫慰撫な感じがダメだったんだけど、自分がオヤジになってきてるからかなあ、改めて観てみたら結構楽しめてしまった。西田・三國コンビが画面に出てるだけで安心して観られるし、石田えりのみち子さんもキュートだし(願わくば、「合体」シーンの暗転は、もう少し後に伸ばして欲しいけど、でもそれやっちゃったら松竹じゃなくて“にっかつ”になっちゃうしね笑)。戸川純とヤバセバビじゃなかった山瀬まみの二人も、ちょっとすっとぼけててオフビートな感じが良かった。ところでこれが製作されたのって、ちょうどバブル真っ盛りの時期なんですね~。日本中がアワアワとバブってる時期に、こういうスローライフ的なものを出したのっていうのは、案外先見の明があったのかも。
[DVD(邦画)] 8点(2006-04-12 17:36:24)
132.  次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路
さあさあ来たぜ来たぜ、殴り込みだぁワッショイワッショイ!第四部では割とほんわかムードだったのが、ここで一気にテンションが上がる。この次郎長三国志シリーズ、他の作品での喧嘩のシーンは結構地味で、普通ならじっくり時間をかけて斬り合いを見せ盛り上げるだろうと思われる所でも案外サラッと流してしまう。僕にとってはそれがなかなか新鮮でもあり、ちょっぴり不満でもあったのだけれど、今回の喧嘩は見(魅)せるよ魅せちゃうよ!人質になったお仲さんを救うため、少ない人数で甲州へ殴り込む次郎長一行。数の上では圧倒的不利、普通に考えりゃ勝てるわけが無い、しかーし!行かねばならぬのよ、やらねばならぬのよ、それが男なのよ、男の喧嘩は圧倒的不利な方が燃えるのよ(だって、次郎長一家が数人を大人数でボコボコにするのなんて、観てて楽しくないじゃん、ねえ?)!うりゃあ!とりゃあ!ほりゃあ!というわけで、盛り上がりまっせ~♪あ、そうそう、クライマックスではそんな風に盛り上がるけど、しっとりした前半部分も忘れちゃいけない。お千ちゃん(鬼吉と綱五郎が惚れてた茶屋の娘)の祝言の日、率先して盛り上げる鬼吉と綱五郎、でも実にみっともなく、未練たらたら。その夜、久し振りに酒を断っていた次郎長親分が久々に酒を口にして大いに酔っ払う。そこで語られる親分とお蝶さんの馴れ初め。ここが実に、何と言うか、良いよ。このように前半軟派に、後半は硬派にビシッと決めるこの作品、単品でも楽しめる快作ですばい。
[映画館(邦画)] 8点(2006-04-12 16:56:41)
133.  次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港
ゼイゼイ、はぁ~やっと第四部、、第四部、はねぇ、ゴメンナサイ、実はシリーズの中ではちょっと印象が薄かった。決してつまらなかったわけじゃないのだけれど・・・僕はこのシリーズ、東京の映画館で一日二作ずつ上映してるのを観に行ってたんですけど、結構強行軍だったので、これ観てた時はかなり疲れていたかもしれないです。今回は、石松と三五郎が、悪い奴に騙されて困っている力士一行を助ける為に相撲の興行を打つお話。それと新たな子分として漁師のせがれ、三保の豚松(加東大介)が加わる所が見所、かなあ。次の「毆り込み甲州路」が起承転結の「転」だとすると、この作品は「承」みたいな感じで、ちょっと地味な印象でした。また観る機会があれば違う印象かもしれないけどね。
[映画館(邦画)] 7点(2006-04-12 16:28:02)
134.  スヌーピーの大冒険
ジャック・タチと並ぶ「のんき」の大家、シュルツおじさんの名作。マジメに観れば、哲学的な、コムズカシイ解釈もできるのかもしれないけれど(例えば、“NO DOG ALLOW~”の部分は人種差別の隠喩である、とか)、そんな事はカンケーなく、のほほ~んとGOING MY WAYするスヌーピーとウッドストックに、ただただ心和まされます。
[ビデオ(吹替)] 8点(2006-04-06 15:44:30)
135.  マリといた夏
これ、レンタル屋さんで「何か“いー感じ”のアニメ(つまり、無意味にメイド服着てたり、語尾に「~にょ」とかつけたりする女の子とかが出てこないやつ)ないかなー」と思って見つけた作品。かなり良かったっす。CGも使ってるけど素朴なタッチで、ちょっとカレル・ゼマンぽい感じもしたし、あの浮遊感はジブリの影響を感じさせるし、鑑賞後の深い余韻が心地良かったです。あーそれと、「好きな異性についつい意地悪しちゃう」ってのは、日本でも韓国でも同じなんだなーと思った。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-06 15:39:43)
136.  運命じゃない人
うーん、面白かった。脚本はもちろん巧みなんだけど、何つうのかな、それを鼻にかけてないというか、いかにも奇をてらいましたというのでもなく、「新進気鋭の作家でござい」みたいなところもなく、ごく自然に「面白いものを作りたかったので面白いものを作りました」って感じなのが凄い。話の内容も、ひねってはいるけれど、シニカル過ぎず、甘過ぎず、心地良~い「塩梅」。役者さんもそれぞれ適役だし(出番は少ないけどレストランでコーヒー入れに来た店長さんとヒロイン(?)の乗るタクシーの運転手さんも良い味出してたな~)。こういう新人監督さんがポコッと出てきちゃうんだから、まだまだ日本映画も捨てたもんじゃないよね。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-01 17:49:38)(良:2票)
137.  ソイレント・グリーン
つい先日亡くなったフライシャー監督の作品を今まで観た事がなかったので、今更ながら鑑賞(そういえばチャールトン・ヘストン出演作も初体験。あ、「ボウリング・フォー・コロンバイン」は除いて、だけど)。冒頭の、今観ると全然未来っぽくないテレビを見て、低予算B級SF映画なのかな?と思ったのだけれども、観ている内に何だかグイグイ引き込まれてしまった。何つーか、独特の空気感、重さ、暗さ、生々しさがあったなー。民衆の暴動シーンのホコリっぽさとか人の命が非常に軽く扱われている世相とか良く描かれてたと思うし、C・ヘストン演じる主人公の刑事が夜の街を走り回るシーンとか、迫力あった。あと冒頭の、ちょっとザ・バンドっぽい曲とラストのクラシックの曲の使い方とか、あーそれに健全に不健全(?)なお色気シーンも良いねえ。オチを前もって知ってて観ても十分面白かったけど、これ公開当時予備知識なしで劇場で観たらインパクト凄かったろうなー。
[DVD(字幕)] 9点(2006-03-31 19:04:47)(良:1票)
138.  次郎長三国志 第三部 次郎長と石松
さぁさぁやって参りました、今回は石松と追分三五郎、そ・し・て我らが姐御、投げ節のお仲さんの登場だよ~ん!さて、前作のラストでチョロッと顔を出した石松が、女がらみのいざこざが原因でやくざに追われる三五郎を助ける所から始まる本作。石松は「ドモ」で純情な不器用男、それに対する三五郎は「勝手に女の方が俺に惚れちまうんだ」と言い放つプレイボーイ。この好対照な凸凹コンビが揃って壺振りのお仲さんに惚れてしまう。何でかって?そりゃあ、気風(きっぷ)も良いしセクシーだし、惚れない方がどうかしてるって!壺振りシーンの艶やかさ、そして入浴シーン(!!!!!)の妖しさ・・・あーん、もぉどーにでもしてくれぇ!しかも憎い事にこのお仲さん、酒に酔うと惚れっぽくなって、しかもその事を覚えてないという・・・そーゆーの、一番純情男が傷つくんだぞチクショウ(個人的に経験アリ)!・・・と浮かれっ放しでいてもしょうがないので一応「レビュー」的な事も書いておくと、この作品で(及び他のシリーズ作でも)特筆すべきは時折登場する「歌」の存在。石松とお仲さんが二人酒を飲んで盛り上がるシーンでは「♪惚れていて~惚れていていて~惚れないフリを~していて惚れて~」なんていう歌が正に「口をつついて」出てきたかのごとく自然な感じで歌われたりするのだけれど、時にキャラクターの心情が込められ、時に物語の展開を暗示しているこのような歌が、実に心地良い。それと、歌と同じ位重要なのがストーリーとは直接関係ないような一見「無駄」なセリフの豊かさ、楽しさ。これはいっぱいありすぎて、どれを紹介したら良いのか困ってしまうのだけど、特に登場人物がぼやいたり、弱音を吐いたりする時の独り言が良い(個人的に一番好きなのが第六部で登場するお園さんが夫の無事を祈って「あなたと私はもう長いことご近所付き合いしてるんだから、小さいバチで勘弁して下さいよう」と“押切り権現様にお願いする所の台詞)。こういうのを「無駄」と言ってしまえばそれまでなんだけど、でも何つうのかな、そういう「無駄」が一杯ある余裕、というか空気感みたいなものが、このシリーズを実に豊かで、楽しいものにしてるんだと思うんだよねえ、上手く言えないけどさ。
[映画館(邦画)] 8点(2006-03-31 18:44:02)
139.  次郎長三国志 第二部 次郎長初旅
さぁ、第二部だ、初旅だぁ!!さてさて前作「次郎長売出す」レビューで、「“ヘタレのやせ我慢”の美学」と書いたけれど、それが如実に現れるのがこの作品でござる。旅の途中の次郎長一行は兄弟分の佐太郎とその妻お徳の世話になる。かつては料理屋を繁盛させていた佐太郎だが、根っからの博打好きが災いして今じゃその日の飯にも事欠く有様。それでも佐太郎は一行を精一杯もてなそうとし、お徳はそんな佐太郎のため、着物を質に入れてまで酒肴を用意する。そんな二人の心意気に打たれ、少ない酒で酔ったふりをする次郎長一行・・・泣けるじゃあございやせんか、粋じゃあございやせんか、ねえ旦那?さらに重要なのが、このシリーズにおける「男と女」の描き方。これはおそらくマキノの女性観を反映しているのだろうけど、この佐太郎とお徳のように、大体作品に登場する男たちは粋がってはいるけれどロクデナシ(てか、みんなやくざものだしね、基本的に)、それを支える女たちは気丈でしっかり者であることが多い。これはこの作品に登場するもう一組の若きカップル、増川仙右衛門とおきねも同様で、しばしの別れを惜しんで駄々をこねるおきねに仙右衛門は「いじめるない!」と泣き言を言う。こういうの、田嶋陽子先生とかに言わせれば「だから男はダメなのよっ!」と怒られちゃうかもしれないのだが(もしそうなったら「そそそそうなんですぅ、ダメなんですぅ、ごめんなしゃ~い」と謝るしかないよね)、でも多分、男たちはそんな自分の弱さを自覚している。だからこそ、「外」に向かっては粋がっていても決して女(女房)には頭が上がらない、「すまねぇなぁ、、」とひたすら頭を下げるのだ(アラそこのお父さん、どうしちゃったの?別にアナタのことを言ってるわけじゃなくて、映画の中のハナシですよん)・・・なんて事言ってる間に、ありゃそろそろ字数がヤバイのかな?まだまだ書き足りないけど、冒頭の次郎長・お蝶の婚礼のシーンも美しいし、何たってラストにゃ石松っつぁんも登場するし、見所満載だぜい!さぁお次は投げ節お仲さんの登場する第三部「次郎長と石松」でいっ!あにさん、ついてきとくれよっ!
[映画館(邦画)] 8点(2006-03-28 17:57:31)
140.  JSA
これは構造としてはメロドラマなのかもしれないし(ただし軸は男女の恋愛ではなく男同士の友情だが)、突っ込めるところがないわけではないけれど、それにしてもこの状況は、重い。そんな重い現実を背景にしつつも、ユーモアを交えた間口の広い作品に仕上げた技量と底力には素直に脱帽します。<ここからちょっと、とりとめのない余談、てか独り言>この作品で象徴的に映し出される、韓国と北朝鮮の間の分断線を見ながら、「線」という物についてちょびっと考えた。人間は混沌とした世界の中で、物事に名前をつけ、「分類」する事によって知性と秩序を獲得した、筈なのに、自らが生み出した概念に過ぎない「線」というものに何故人は縛られ、踊らされてしまうのだろう(映画の中にも「人間には二種類しかいない。アカと、アカの敵だ」つってた軍人さん、いたよね。もっと一杯いるっつうの)。「○○人だから」とか、関係ねぇじゃん。「向こう側」の人と話しただけで極刑って、バカじゃねぇの?と思いつつ、実は日本に住んでいる自分だって、色んな概念に囚われたり縛られたり、してるんだけどねぇ。うーむ。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-27 16:28:52)(良:1票)
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