121. エクソシスト ビギニング
《ネタバレ》 大作ホラーは苦手だし怖い。B級ホラーは軽い気持ちで見れるが、大作はテーマがでかいだけにどうしても身構えてしまう。全体的プロットや主人公を含めた配役の精神・思考・行動は、合理性・論理性に欠けるところあり(あんなに不可思議なことが起きてるのに落ち着きすぎ)、現実的にはあわてるはずなのに、ゆっくり進められても困る感はある。そして、悪魔に取りつかれた人間も、もうあんな顔になることはないと思う、オリジナルからの流れでしょうがないのであろうが・・・(首は回らなかったが、壁をクモのように動くシーンは、仰向けになってカサカサ動くオリジナルを思い出させた)。また、ダーシー君扮する若い神父は簡単に殺されたのに、聖職から身を引いていたメリンはなかなか殺されず(殺そうともせず)、ただ念ずるだけで悪魔が祓われてしまったのは、結局なんで?なんだったの?という気もする。結局は、悪魔サイドも、善と悪はこれからも永遠に争い(したがって、永遠のライバルであるメリン神父を殺してはいけない、また戦うために)、悪は善(ヒーロー=メリン神父)に負けるものというルールを認識している、それを周期的に歴史的に繰り返すことを水戸黄門的パターンとしていると思えてしまう。このシリーズで悪が勝つことはありえないのは皆が了解しているのであろうが。 と、いろいろ文句はいったが、スプラッター的要素は少なく、突然の映像や音でビックリ脅かすシーンも少なく、映像は雰囲気もあり、個人的には充分に怖かったから6点。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-15 13:20:55) |
122. スターシップ・トゥルーパーズ2
《ネタバレ》 バグを使うのはいいが、「パート2」とするのはどうか?「パート1」と関連させなければ素直に見れた気がする。「1」を見た人には、がっかりした人も多いはず。シリアスすぎるし、閉鎖された基地で進むストーリーは色調も暗すぎるしジメジメしているし「エイリアン」的で「1」とまるで違う。青空の下で派手にカラッと戦ってほしかった気がする。「乗り移り」系はエイリアンSFというよりはホラーの雰囲気だし、バグにはもっと活躍してほしかった・・・とは言っても、大作っぽくないB級の香りを前作同様に漂わせてるところはよく、プロットも悪くなく、映画としては評価したい。特にキャプテンの男っぽさはグッときた(ラストでそれまでも皮肉ったところは、さすが「2」である) [DVD(字幕)] 6点(2005-05-14 15:46:25) |
123. ナイン・ライブス
《ネタバレ》 密閉された屋敷の中でロールプレイングゲームような展開。設定もストーリーもセリフも行動も無理があり、滑稽ですらあった。誰がどう考えても、「雪がやみ朝が来るまで皆で一緒にいる」べきだったろう。ただし、閉鎖された場所で「殺せば乗り移られる、殺さなければ殺される」という選択肢のないゲーム感覚はなかなかだし、場面場面では緊張感があるところもあり、最後まで見てしまいました、バカにしながらも。思うツボかもしれなのが悔しいけど、その点を認めて6点。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-14 15:31:26) |
124. フラッシュバック(2001)
《ネタバレ》 善人と悪人の違いは何か?愛する人のためにどこまでやるのか?この命題をうまく描写していた。ある意味ではハッピーエンドとも言える。こういう犯人タイプの人は、殺人とまではいかなくてもどこにでもいそうだし、自分自身も誰でもこういう面は持っているし、程度の問題はあっても誰もが経験している題材だったのではないか。期待せずに見た割には良い映画に当たった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-12 00:03:55) |
125. ヘルボーイ
「クセありヒーロー」「悪のヒーロー」全盛の中、キャラ的には良かったと思う。テーマもあったし、プロットも悪くはなかったが、エンディングに迫力がかけたのは否めないか・・・ [DVD(字幕)] 6点(2005-05-07 23:56:48) |
126. Re:プレイ
《ネタバレ》 評価が難しい。中盤までの展開は実に巧妙で引き付けられた、さすがに脚本は見事だし、俳優のキャラもマッチしていたと思う。オチを考えると、「シックスセンス」、「アザース」より設定は良いと思うが、「記憶の扉」「ジェイコブスラダー」の方は一枚上か。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-29 23:55:49) |
127. アイ,ロボット
《ネタバレ》 なかなか。CGはすごい。特にトンネルの中の戦闘シーン、表現を変えたゾンビ映画と思った。ウィル・スミスも良かったが、こういうタッチの映画には向かないか? [DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 01:27:28) |
128. 10億分の1の男
《ネタバレ》 見れなくはなかったけど・・・要するに強運の持ち主が集まりだれが一番かを描く映画なんだろうが、結果が弱いというかエンディングには不満がある。女刑事(この人も強運)と主人公が、同じセリフを言って生き残ったのであれば、この両者の絡み(強運勝負?)を描いて欲しかった。結局は勝者がいないという結論になってしまった映画だろう。 6点(2005-03-12 23:54:02) |
129. バレット モンク
僕の大好きなユンファーが・・・香港ノワールの頃のユンファの大ファンだっただけに・・・ジョン・ウーはこんなに成功しているのに・・・ハリウッドに出てきてイメージの作り方を間違えたと思う、「アンナと王様」「グリーン・ディスティニー」、大作ではあるが坊主の役はもういい!!英語を勉強したり、カンフーアクション、ワイヤーアクションしたり、努力はたいへんなんだろうけど、ユンファーの魅力は、拳銃(二丁拳銃)とコメディタッチの力を抜いたニヒルな演技だと思う。あのころのユンファにはもう戻れないのか・・・でも好きだから6点。 6点(2004-09-18 19:39:08) |
130. ニューヨーク1997
カート・ラッセルはこういう野性味ある武骨な男が一番ハマっていると思う。1981年に16年後を描いた映画だが、古さと新しさが同居して、A級とB級が同居して、ストーリーも破綻と必然が同居して、妙な感覚を持たせてくれる。個人的には、カーペンター映画でも、本人が手がける音楽が好き。単純メロの繰り返しが多いが映画とマッチし耳に残る。 6点(2004-07-18 13:56:14) |
131. コール
アイデアはおもしろい思う。犯人3人と誘拐された家族3人が別々の場所で二人ずつになる、なかなかな設定。でも犯人の動機を怨恨にして欲しくなかった、過去4回の誘拐成功はなんだったの?練習?プロの冷静な誘拐犯という設定の方が「喘息」でシナリオが狂うおもしろさを一段と味わえたのでは?あと、エンディングが不満、アクション映画になってしまった、知的に終わって欲しかった・・・ 6点(2004-06-26 23:47:18) |
132. ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ
思ったよりおもしろかった。破壊的だけど。 6点(2004-06-26 23:41:44) |
133. セクレタリー
《ネタバレ》 自分にはわからないが、いわゆる嗜好の違う人々は、他の人種と違ったたいへんな苦労やたいへんな喜びがあるのでしょう。そこそこ楽しめる映画だったが、手を動かさないシーンからエンディングにかけてはちょい行き過ぎ、もっとコンパクトに上品にまとめた方がよかった気がする。 6点(2004-06-12 18:37:17) |
134. アルタード・ステーツ/未知への挑戦
《ネタバレ》 いささかチャチであるが、作られた時代を考えればしょうがない。退化(?)という非現実性にリアリティを持たせたインテリ風脚本は評価。道具が使える原始人に退化したという設定であろうが、キノコがどうとか、水槽がどうとか、ディテールにこだわる作品ではないだろう。動物園のシーンはたいへん興味深かった。でもラストシーンにかけては意味不明、キューブリックの「2001年宇宙の旅」を意識したにだろうか?登場する主人公も作った監督も自己満足したいナルシシスト映画である。 6点(2004-06-06 13:30:55) |
135. ムーンライト・ドライブ
退屈しのぎにちょっと借りてみたら、「おっ!」って感じられた映画。なんともおもしろいキャラの犯人。スマートな映画だった。 6点(2004-06-06 03:14:09) |
136. ディーン・クーンツのブラック・リバー(TVM)
それなり。テレビっぽい作り(CM挿入前提)も幕間の感覚でちょっといいかも。さらっと見るなら、ギラギラSFより全然良い。 6点(2004-05-16 13:11:14) |
137. ブルース・オールマイティ
ジム・キャリーは年を重ねるとともに良い役者になってきた、昔のギラギラしたコメディの魅力はこの映画にはないが、こういう役はハマリ役、見ていて気持ちが良い。映画のテーマが高尚なのだからコメディとして見ちゃいけないんだろう。 6点(2004-04-25 15:21:51) |
138. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
理屈抜きですね、こういう映画は・・・、ラストへの盛り上がりは少し欠けてる感じがしましたが、元気なショーン・コネリーが見れるのはうれしいことです。 6点(2004-04-24 18:52:02) |
139. ゾルタン★星人
ストーリーは破綻気味、B級とも呼べない仕上がり、でもバカバカしさがなぜかいい、巨大美女なんだあれは????。「くっだらない映画!!」って他人に紹介したい映画。 6点(2004-03-18 12:34:18) |
140. 28日後...
《ネタバレ》 ホラー、サスペンスとして見る映画ではないのだろう。伝染病物としては秀作だと思うが、軍隊において「女」の存在はそんなに高価なのか?「生き残り」をかけてる設定で、その点は低俗に感じられ、モンスターの存在よりもリアリティに欠けたように思えた。 6点(2004-03-15 00:44:10) |