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 > にじばぶ さんの口コミ一覧。7ページ目
にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3273
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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121.  母情 《ネタバレ》 
すいません、、作品登録以来9年越しでやっと見ることができました。 その間、誰もレビューしていないのが寂しい限りですが。  清川虹子ってのがひどくババアで魅力なし。 まあ母と子の関係を描いた内容なので、容姿は関係ないが。  清水宏監督らしい子供をふんだんに使った真面目な映画。 別につまらない話ではないのだが、特に感動もせず。  ところで画質も悪いが、それ以上に音声がひどい。 台詞がとにかく聞き取りづらい。 そんな中で飯田蝶子の台詞だけはハッキリと聞こえた。 飯田蝶子の発声はプロの成しえるわざか。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-08-13 14:45:10)
122.  大樹のうた 《ネタバレ》 
『大地のうた』『大河のうた』に続く三部作の最終章。 サタジット・レイの紡ぎ出すインドの雰囲気は、不思議と気分が落ち着き、観ていると心が和む不思議な感覚。  それはさておき、、 成人したオプーは結婚までたどり着くが、早産で妻を失ってしまう。 子供はせっかく助かったのに、子供のせいで妻を失ったとショックを受け、子供を5年も放置。 子を持つ親として、これは到底理解不能で、感情移入はできなかった。 そこでなぜ最愛の妻の残した贈り物として、自身の子を必死に育てなかったのか。 単に冷たいと言ってしまうと単純過ぎるとは思うが、これは流石に無責任すぎる。  最後は子供を引き取りはするが、遅すぎやしないか? それまで子供はどれだけ寂しい思いをしただろうか。 子供を引き取る結末で爽やかに幕を閉じるが、この結末に納得感はない。
[DVD(字幕)] 7点(2020-07-29 14:12:19)
123.  成功の甘き香り 《ネタバレ》 
これって、悪者を最後に沈めて終わらせようという、結論ありきの構成。 これじゃあ、つまらない。  これに対して夜景の美しさ、怪しさは素晴らしく良く映されていて、惚れ惚れとした。  兄の妹に対する執着という、どうでも良いことが物語の主軸になっていたことも、個人的には興味が湧かなかった。
[ビデオ(字幕)] 5点(2017-05-13 01:56:03)
124.  地獄の英雄(1951)
いやー、これは地味に傑作!! 少々長く感じたのはご愛嬌、終盤に迫り来るサスペンス風味は独特の魅力あり。 音楽もそれを盛り立てる。  カーク・ダグラスが渋かっこいい。 アゴの割れ目が凄い。 そして、今も存命なのが凄い。  これって、隠れた傑作。 ジャーナリズムに対して、徹底的に皮肉を込めて描いている。 その皮肉の徹頭徹尾ぶりに、ビリー・ワイルダーの執念さえ感じた。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-08 00:47:05)
125.  現代人 《ネタバレ》 
恋に狂った男の顛末を描きつつ、汚職にまみれた現代社会をも風刺した作品。  今から見れば“現代人”という言葉の用い方が、逆にハッとさせられた。  お役人の汚職は、おそらく現在も陰で平然と行われているだろうし、無くなりはしない。 だけど、本作のように、問題提起することは大切だ。  利己的な人間が渦巻く現代社会において、信じられる物。 それは、本作で描かれた、「愛する人への一途な想い」だけなのかもしれない。 現代にも通ずる話で、決して色褪せない内容。 むしろ、腐りきった現代社会は、今も変わらず、進歩もしていないということか。
[ビデオ(邦画)] 6点(2016-08-10 00:44:08)
126.  リリー 《ネタバレ》 
不器用な男が純真無垢な少女に惚れる。 だけど不器用だから、人形劇を通して想いを伝える。 少女はなかなか気づかない。 だけど最後は気付いて・・・  うーん、現実には、こうはうまくいかない気がする。 無骨だったり、不器用だったりする男は、気持ちは伝わったとしても、相手にされないのが現実世界の厳しさ。 表面上は不愛想で無表情だけど、自分への愛を感じ取り、好きになってくれる女性など、そうはいない。 絶対にいないとは言わないけど。  不器用な男の内面を理解してくれる女性が、もしいたとしたら、それは女神だろう。 (大概は、本作のマークの様な愛情表現豊かな男にもっていかれます。もしくは、不器用でもモテるのは、ごく一部のイケメンです。)  その女神を、おそらく男性目線で描いた、理想絵巻。 そこに人形劇をからめての、幻想的なまでに美しい物語。 とにかくピュアで、美しい映画だ。 愛情表現が苦手な男性諸氏に、勇気と希望を与えてくれる映画!
[ビデオ(字幕)] 6点(2016-04-18 23:47:18)
127.  マダムと泥棒 《ネタバレ》 
前半はコメディ色が強すぎて好きになれなかった。 婆さんも、やかましいやら、加齢臭が画面が立ち込めるやらで、好きになれず。 ところが・・・ そのコメディ的伏線が最後に爆発する。 ふざけたやかましい婆さんだからこそ、警察がとりあってくれない。 ふざけた婆さんだからこそ、物語は面白い方向に・・・ アレック・ギネスの怪演が凄まじい。 気色の悪い笑みと顔色、そして髪型からして凄い。 スター・ウォーズで彼を知った私としては、感慨深いものがある。 実に個性的で、他に類をみない役者だ。そしてこの作品、独特の、色褪せたホラー世界を堪能させてくれる。アメリカ映画でも、日本映画でも、そして現在のイギリス映画でも決して味わうことのできない、この時のイギリス映画ならではの映像で、観る者を不気味な世界へと、いざなってくれる。怖くて、面白くて、どこか滑稽で。見た目は色褪せてるけど、内容では決して色褪せない傑作!
[ビデオ(字幕)] 8点(2016-04-17 23:48:34)
128.  殺人カメラ 《ネタバレ》 
こういう喜劇を撮らせたら、パゾリーニには遠く及ばない。 ロッセリーニには、喜劇よりシリアス劇の方がよく似合う。  階段ばかりの海に面した街。 ロケーションはとても良い。 そこには自分の利益しか考えない人達ばかり。 もちろん、それは時代と場所を超えて、どこにでも存在する人間達なのだが、とにかく金への執着が強い。 ここにも経済的格差が存在し、それは現代でも変わらない。  人殺しのできるカメラを手に入れた主人公が、悪人を次々と葬っていくが、悪人は次から次へと現れ、きりがない。 結局、世の中、悪人だらけという結末に。 そして悪人を裁いているつもりの主人公も、実は人殺しの悪人になってしまったという皮肉。 コメディの中にも、皮肉と社会風刺がこめられている。
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-04-15 10:08:01)
129.  大河のうた 《ネタバレ》 
前作『大地のうた』に比べると遥かに楽しめたが、とにかく本作でも登場人物が死にまくる。 決して明るいとは言い難い内容。 受難の日々を描き、着実に成長していく主人公オプーの姿が描かれる。  当時のインドの世界観が伝わってくる雰囲気は特筆もの。 映画を観ている間は非常にその世界に引き込まれる。   この母親、苦労して貯めたへそくりを、息子の学資の為に提供する辺りは素晴らしいが、いかんせん、子離れできてない。 子離れできていないからこそ、寂しさも増す。 ある種の負の連鎖。  一方の息子。 帰省した時、わざと都会に戻るのを一日遅らせる辺りは素晴らしいが、いかんせん、母親に対して配慮が足りない。 年端もいかない息子だから仕方ないのかもしれないが・・・  母と息子の感情の行き違いが巧く描かれているが、全体的に漂うその無常感に嫌気がさした。 確かに一つの起こり得る現実を的確に描いてはいるが、あまりに悲しい物語だ。 貴重な時間を割いて観る映画としては、個人的に不適切な作品だった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2015-08-12 01:01:01)
130.  ベン・ハー(1959) 《ネタバレ》 
これは実に評価の難しい作品。 壮大な映画で、飽きさせない演出は、さすがアメリカ映画の王道。 その一方で、宗教啓蒙映画としての偏りが凄まじい。  親友同士だった者が、政治的対立によって憎しみ合う関係になってしまう。 そこに救いはない。 武力で人々を制圧すると、必ず不幸がつきまとう。 一部の人間のみが良い思いをする。 これは、いつの世も共通だし、正しい描かれ方だと思う。  その一方で、広げるだけ広げた人間絵巻を、キリストの救済一つで締めくくってしまう、宗教的包括がよろしくない。  武力が不幸を生むが、それを救済するのはキリスト。 これは結末だけを言えば、単なるキリスト教映画。 考えさせられる部分が多い点で、見所は多いが、一種の問題作のように思う。  この映画を、アメリカが製作したからこそ、歴史に名を残しているだけであって、カルト宗教や小国が製作した映画なら、単なる危険映画として、後世には決して残るまい。  平和への思いは皆、同じかと思うが、平和へのアプローチは人それぞれ異なる。 この映画は、キリスト教に偏重しているという点において、障害を持ったアメリカ大作映画と言えよう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-26 00:15:03)(良:1票)
131.  大地のうた 《ネタバレ》 
個人的には名作とも傑作とも思えない。  人の良いお婆さんを邪険に扱っているし、親父(オヤジ)はフーテンだし、しょうもない。  唯一評価したいのは、そのストレートな作り。 変な趣向を凝らさず、真正面から村に住む人々の生活と人生を描いている。 その部分には好感を持てた。
[ビデオ(字幕)] 3点(2014-05-23 23:52:08)
132.  奇跡(1955)
この作品を否定するには勇気が要る。  これは完全にキリスト教的洗脳映画だ。 最期に夫までもが、キリスト教を信仰するにいたるくだりにはヘドがでる思いがした。 私は絶対、この映画、この映画で起きた内容を支持しない。 自然の摂理はキリスト教なんぞ、遥かに凌ぐ。 だからキリスト教を信仰している否かで、生死は決定されない。 全ては自然のままであるからして、この様な映画が称賛されてはならない。  (本作なんかより、よっぽど『A』や『A2』の方が良い。)
[CS・衛星(字幕)] 0点(2013-06-30 08:59:30)
133.  適齢三人娘 《ネタバレ》 
川島雄三監督らしいユーモアが、随所にみられる。 惹かれあう男女が、やがて結ばれるまでの顛末を描いている。  お互いが、お見合いの話を持ち出され、それぞれが替え玉を使ったことによって起こる、少々、面倒なストーリー。 喜劇としては、やや複雑な人間関係が邪魔をして、少し疲れたことは否めない。  川島作品としては、無難なレベルの作品だろう。
[映画館(邦画)] 5点(2012-12-01 18:31:03)
134.  夢を召しませ 《ネタバレ》 
私が今までに鑑賞した多数の川島雄三監督作品の中でワースト。  歌劇団が出ずっぱりで、やたらにウザイ。 男役の女がウザイ。 うるさい、そして疲れる。  川島雄三作品の中には、体力を要する作品が多いが、本作は単に「疲れた」だけだった。
[映画館(邦画)] 1点(2012-11-28 17:23:02)
135.  インディア
イタリア・フランス合作で、1950年代当時のインドを撮った、異色のカラー・ドキュメンタリー。  オープニングロールの、異様にカラフルなバックカラーに、この時代のフランスやイタリアのカラー映画の特色を感じる。  ロッセリーニは元々、ドキュメンタリー映画を得意としているが、本作はインドが題材とあって、一風変わった作品に仕上がっている。  自然と人間の関わり合いを主軸に、発展していくインドを様々な切り口で映像におさめている。 淡々と進む感じで、何か劇的に面白いとか、興味をそそられる内容ではなかったが、そこはロッセリーニ作品とあって、つまらないということもなかった。  欧州人から観たインドの印象を伺い知ることができて面白かったし、当時のインドの様子も観ることができた。  又、カラー映画としては未発達なザラついた映像が、逆にいい味を出していて、これはこれで良かったように思う。  象使いは特に印象的だった。 象って、あんなに賢い生き物なんだな、と。  そしてこの作品は、発展を続けていた当時のインドが、どの様にダムを造り、どの様に自然を壊していったかも、問題提起している。 ちなみに当時、インド政府は、このフィルムの国外持ち出しを禁じたらしい。
[ビデオ(字幕)] 6点(2012-10-26 19:25:08)
136.  アラブの盗賊 《ネタバレ》 
ジャック・ベッケル監督、初のカラー作品。  遺作『穴』が緻密な作品なら、本作『アラブの盗賊』は壮大なスケールを持った作品。  舞台はモロッコの砂漠というか、山岳地帯。 実に異国情緒溢れるロケ地。  主演はフェルナンデルで、実にいい味を出している。 おっさんなのに、動きが速いのなんの! ちょこまか、実に速く、そして面白い動きをする。  ジャック・ベッケルが脚本を書いているが、構想10年とあって、完成度も高い。 そして面白い。 90分の尺の中に、面白さがギュっと詰まっている。  貧乏人が一気に大金持ちになるという、夢のようなお話で、観ていてとても気分が晴れる作品だ。  ジャック・ベッケル監督作品は実にバラエティ豊かで、どれもハズレがない。 未見の『エストラパード街』『怪盗ルパン』『七月のランデブー』も是非、観てみたい!
[DVD(字幕)] 8点(2012-10-20 16:25:22)
137.  お嬢さん社長
私的には川島監督の魅力というか、川島作品らしさがよく出ていた作品だと思いました。  確かに美空ひばりの歌ばかりで、どうかと思うシーンも多いですが、川島監督作品らしい人情・喜劇ぶり、そして川島監督の人間に対する愛情みたいなものが良く伝わってきました。  けっして傑作と言える様な作品ではありませんが、愛すべき川島作品の一つだと私は感じました。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-09-18 00:24:32)
138.  穴(1957) 《ネタバレ》 
船越英二は息子よりかっこよかった。 現代劇の京マチ子は、時代劇の京マチ子より、意外と魅力を発揮していた。  この話、クライムサスペンスというより、ミステリー色が強い。 謎解きモノが好きな方には、必ずやお気に入りの一本になるはず。  京マチ子が痴漢に乱暴されるシーンは必見。 船越英二の、飄々としたダンディズムも良い。   ところで、ラストの船越英二のアッと言わせるダイビングは、かの飢餓海峡が影響を受けたのでは?と思わせるほどのデジャヴ。
[ビデオ(邦画)] 5点(2012-09-06 17:16:50)
139.  楢山節考(1958) 《ネタバレ》 
かの有名な姨捨(おばすて/うばすて)山の話を映画化したもの。  有名な題材なだけあって、いかにそれを映画として演出するかに注力している。 陰鬱な雰囲気を出すために、木下惠介監督は様々な工夫を本作で凝らしている。  それが一般的に評価されたか否かは別にして、奇をてらったかのような演出がどうにもわざとらしい。 具体的には、ほぼ室内セットで撮られた演出にあざとさを感じ、そのあざとい演出に、終始、意識がいってしまった。  ただし、ラストシーンだけは屋外で撮影されており、この部分についてはさすがの迫力。 しゃれこうべがそこかしこに転がり、不気味な霧が辺りを覆う。 その斜面に老婆を捨ててくる。 この物語のラストシーンに相応しい、不気味で陰鬱な映像に圧倒された。   しかししかし、そもそも老人を捨てるなどという因習自体に腹が立つ。 というか苛立つ。 ならわしだからといって、当然のように行っていた当時の村人に苛立ちを隠せない。  「みんながやっている」 「かわいそうかもしれないけど、やるのが普通だから」 「現在のならわし(制度)に別に疑問もない」  そんな風にしか物事を考えない人間が、閉鎖的な村社会の中で、平然とやっていた悪しき行為。  普通だからやる、みんなやっている、そんな日本人特有の思考回路が、最も悪い方向で現れたのが、このおばすてという行為だろう。  たとえ自分の考えや行動が、少数派であって、周囲から普通じゃないとか言われたとしても、自分自身が正しいと思えば実行し続ける、そんな人間になりたい。 この映画を観て、改めてそう思った。 
[DVD(邦画)] 4点(2012-03-26 01:55:44)
140.  七つの大罪(1952) 《ネタバレ》 
イタリア、フランス人監督が競演するオムニバス。 進行役に“貴公子”ジェラール・フィリップ。  ◆第一話/貪欲と憤怒: ドケチ主人も凄いが、身勝手な妻も凄い。 ある意味、似た者夫婦。  ◆第二話/怠惰: SFコメディで、今観るとさすがに白けてしまった。  ◆第三話/淫欲: スカートめくれまくりでテンション高め。13歳の少女の想像妊娠騒ぎの顛末は、何とも微笑ましく印象的。  ◆第四話/嫉妬: 猫に嫉妬する妻。金髪女優選びのセンスと趣味、そして、その女優の心の内を描く術は、さすがロベルト・ロッセリーニ。  ◆第5話/美食: 観ている男子をあざ笑うかの様な、“美食”なオチは、かなりエスプリが効いていて、上質なチーズさながらにスパイシー。  ◆第6話/高慢: 新旧女優対決、フランソワーズ・ロゼーとミシェル・モルガン。この二人が演じた毒気たっぷりで、息の合った母娘の演技が素晴らしい。  ◆第七話/第八の大罪: 進行役ジェラール・フィリップ自らが出陣!観客の心の裏をかいてみせるラストに唖然。しまりが良い。  オムニバス映画が元々好きなので、全体的にかなり楽しめた。 この様な良質なオムニバス映画が、あまり陽の目を見ていないのは残念なことである。
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-04 16:45:42)
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