4.《ネタバレ》 『大地のうた』『大河のうた』に続く三部作の最終章。
サタジット・レイの紡ぎ出すインドの雰囲気は、不思議と気分が落ち着き、観ていると心が和む不思議な感覚。
それはさておき、、
成人したオプーは結婚までたどり着くが、早産で妻を失ってしまう。
子供はせっかく助かったのに、子供のせいで妻を失ったとショックを受け、子供を5年も放置。
子を持つ親として、これは到底理解不能で、感情移入はできなかった。
そこでなぜ最愛の妻の残した贈り物として、自身の子を必死に育てなかったのか。
単に冷たいと言ってしまうと単純過ぎるとは思うが、これは流石に無責任すぎる。
最後は子供を引き取りはするが、遅すぎやしないか?
それまで子供はどれだけ寂しい思いをしただろうか。
子供を引き取る結末で爽やかに幕を閉じるが、この結末に納得感はない。