141. 不夜城 SLEEPLESS TOWN
原作を読んでしまうと、映画はまだまだ闇の部分が薄い。日本人には一緒に見えるけど、台湾や香港やいろんな国籍が複雑にからんでる、という部分もわかりにくかったし。あと、あそこまで歌舞伎町やチャイナマフィアを描いているのに、主題歌がビーズっていうのは、やめてほしかった。 3点(2003-06-16 23:19:02) |
142. ノッティングヒルの恋人
うわぁ、お約束~!!と思いながらも最後まで楽しめてしまった。台詞とか、話のテンポが良くて、ラブストーリーの王道だと思う。ジュリアの表情も一つ一つ素敵だったが、ヒュー・グラントの「またか」と思うようなシャイで情けない男がハマりすぎ。字幕の訳で、ヒュー・グラントを友人が評して言う「崩れかけた美貌」には笑った。ジュリアの「不安を抱えたアメリカのオスカー女優」というのも、なんだか皮肉っぽくて良い。あと、サイドの人々の恋愛や家庭なども、うまく話に絡んでいるので、笑ったりほのぼのしたりして、期待以上に良かった。 6点(2003-06-16 22:30:31) |
143. すべてをあなたに
高校生の頃、部活動として「軽音楽部」というものがあったなぁ、と頭が青春時代にタイムスリップしました。楽しくてにぎやかで甘酸っぱくていいですね。リブ・タイラーがとても可愛いですね。アルマゲドンのヒロインよりも良いかも。 6点(2003-06-03 22:38:25) |
144. 機動警察パトレイバー2 the Movie
パトレイバーを全く知らないで、日比谷の映画館で暇つぶしに観て以来、何度かレンタルしてきて観ている。漫画は少し読んでみたし、テレビアニメも何本か観たが全くレベルの違う別物だったので途中で投げた。この映画だけが特別に良くできているのだ。リアルな東京の下町の映像。日本でしかあり得ない風景を、ここまで描いているアニメーションも珍しいのではないだろうか。そして日本の防衛の危うさについては、9・11以降なので背筋が凍るような思いがする。思いがするだけで、何もしない自分。それが日本という国・・・・・・そんなふうに思った。本当に日本に有事が起きたとき、この映画を観たことがある人は、たぶん後藤隊長の叫び声を思い出すだろう。 9点(2003-06-03 22:11:45)(良:2票) |
145. リプリー
かなり良かった。映像も音楽も、役者の演技も。原作だけを読んでいたのなら、感動すら覚えたかもしれない。しかし、アラン・ドロンで確立されてしまったリプリーのイメージは、もはやひっくり返しようが無い。マット・デイモン、すごくいいのになぁ。なよなよとアメーバーのような実体の無い人間であるリプリー像が素晴らしいです。野心的で不遜な感じがあり、上流の人間になれそうでなれないよな、と思わせてしまう感じが、良い。そして、ジュード・ロウが美貌を前面に出して頑張っているので、本当に「月は太陽になれるのか」という命題がわかりやすい。実は「太陽がいっぱい」は、アラン・ドロンが魅力的すぎたのと、金持ち度がわかりにくくて、何でそんなにリプリーが友人になりすましたいのかわからなかったんです、私・・・・・・。この映画の問題点は、他の人も言っているように、女優陣。途中で、意図的にやってるのだな、と気づかされるが、ハッキリ言ってパルトロウとブランシェットは区別が付かない。どうせかぶっているなら、ケイト・ブランシェットのほうを婚約者にするべきだったと思う。「太陽がいっぱい」のようなバカ娘ではなく、事実に気が付いていく賢さと上流階級特有の残酷な冷たさを持つキャラクターにしたのだから、パルトロウでは威厳不足。 6点(2003-06-03 20:23:55) |
146. 三銃士(1993)
爽快感がありました。「一人はみんなのために。みんなは一人のために」って合い言葉がまたイイなぁ。制服ってものは、こういう誇り高いものなんだよなぁ、と三銃士モノを観るといつも思いますね。「ダルタニャン物語」じゃないのね。やっぱり「三銃士」なんですね。アトス(キーファー。サザーランド)、なんでそんなにカッコイイのですか。あなたが主人公なんですか。アラミスは白皙金髪の美形のハズですが、チャーリー・シーンもまあまあアリかなぁ。ポルトスはいい味。悪役さんたちも強烈でスゴイ。しかし、リシュリュー枢機卿は恰幅がよいのが、イヤでした。ソコだけ、どーしても許せなかった・・・・・・。クリス・オドネルの印象がちょっと弱すぎました。あと、描き方が爽快になればなるほど、王妃の不倫とか、アトスの過去とか、アラミスの女好き(笑)とか、フランスらしい設定に無理が生じるのがチョット辛いですね。 7点(2003-06-02 23:21:04)(良:1票) |
147. サブリナ
リメイクなんてするもんじゃないよなー、と思う。マジで。リメイクして、前の作品より成功した(感動を起こせた)例ってどれだけあるんだろう? やめて欲しかった。だいたい、昔ほどパリは突出して洗練された場所ではないので、メインテーマの【サナギが蝶に変身】が、すでに苦しい設定。どうせなら、ヒロインに経営学でも学ばせれば良かったのに、と思ってしまいました。それなら少しは現代的でしょ。オードリーのあの可憐さ、そして衣装のすばらしさを、改めてしみじみと実感するのみ。 4点(2003-06-02 22:10:05) |
148. ジョー・ブラックをよろしく
映像の美しさにこれだけの点をあげたいと思いました。ストーリーとしては、可もなく不可もなく。 6点(2003-05-26 14:12:51) |
149. ダイヤルM
はじめに公開時にマイケル・ダグラスのファンとして観た。うわぁコワイコワイ。こういう低温な演技ホントに上手いよー、と思いました。失敗後の、夫と愛人の船上の会話シーンが何故か印象に残ったが、心理サスペンスとしてそこだけが秀逸だったような・・・・・・。次にパルトロウが好きになって観たが、ほとんどファッションチェックに終始してしまった。この奥さんに同情する気にならない。共感なんて出来ない。今回観たのはヴィゴ・モーテンセンが好きになったからだが、20代の北欧系美青年に見えていた人物が、実は40代にさしかかろうとしていたことにビックリ。ダグラスとの比較のせいかもしれないが、それだけ逆に言えば愛人のキャラクターが薄かったのか。 5点(2003-05-26 13:38:02) |