141. チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密
ちょっとばかりお馬鹿なストーリーだけど結構楽しめる。ジョニー・デップは本当にいろんな役がこなせる俳優だと思う。チャーリーが活躍しているようだけどほとんどジョックのおかげ、こんなに忠実でタフな部下は頼もしい限り。 [映画館(吹替)] 6点(2015-02-16 14:04:12) |
142. 禁断メルヘン 眠れる森の美女
幻想的といえば幻想的、少女が魅力的で脈絡なく意味不明に見える物語にも何とか付いていくことが出来た。それにしても不可解な映画、何をどう訴えているのかがわからない。とくに目覚めた(成長した)後の世界が何となく中途半端。タイトルに禁断という文言が入り、かなりエロティックなものを予想したが、エロティックのジャンルに分類されるものには見えなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2015-02-16 07:28:48) |
143. ブラック・サンデー
テロは絶対にいけないことだが、だからといって撃ち殺せばいいという考え方ではいつまでたってもテロはなくならない。テロが起こるのは深い理由があるはずなのだが、この映画ではほとんど示されてないし終盤はアクション娯楽映画になってしまっている。映画だから個人プレーになるのかもしれないがもう少し組織だったチームプレーでないと・・・。パレスチナ問題が出てきたのでそれを考える映画かと間違ってしまった。 [DVD(字幕)] 3点(2015-02-14 21:22:25) |
144. 画家と庭師とカンパーニュ
何十年ぶりかに巡り会った友が再会し友情を深めていく過程が何と言ってもすばらしい。画家にとっては人生の大きな転機になったであろう。バイクの後を追う子犬や釣った大きな魚を湖に戻すシーンなどたくさんの場面がこころに残る。最後にモーツァルトのクラリネット協奏曲のもの悲しい旋律が切ない。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-14 13:30:51) |
145. クリクリのいた夏
こういう映画って大好き、フランスの田舎も良いし友を大切にする気持ちも。心温まる映画ってこんなのを言うのだろう。都会の人混みのなかであくせく働くのが悪いとは言わないが、こういうほのぼのとした心を忘れないでほしいものだ。ノスタルジックな音楽もまた良い。これがあのエマニエル夫人の作曲家だったとは・・・。 [DVD(字幕)] 9点(2015-02-12 21:37:29) |
146. 煙突の見える場所
前半のホームドラマ調から、突如舞い込んだ赤ん坊、一転してシリアスなドラマとなる。自分の赤ん坊じゃなかったら死んでしまってもいいから寝ずの看病だったりしていろいろ浮き沈みのある映画だ。まさにお化け煙突、4本が3本だったり、2本に見えたりおしまいにはとうとう1本になる。見方を変えればどのようにも見える人間模様であり、この映画だった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-10 22:36:25) |
147. ANNIE/アニー(2014)
いくら現代風にアレンジしたとしても、もともとの舞台が大恐慌時代のニューヨークなのでストーリーにどうしても不自然さが残る。キャメロン・ディアスは大健闘と思うが、ジェイミー・フォックスはどう見ても百万長者にも市長候補にも思えずオリジナルとは大違い。 [映画館(字幕)] 5点(2015-02-09 19:30:18) |
148. エントラップメント
前半の黄金のマスクを盗み出すまでは大変おもしろかった。レーザー光線のかいくぐりなど綿密な計画が練られていたし、演習訓練が本番で上手く活かされていた。それに対し後半のツインタワーへの進入はスリル感はあるけど無鉄砲、終盤のどんでん返しもかなり無理矢理という感じがする。ところであの爺さん、007のジェームズ・ボンドだと後から知って大変驚いてしまった。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-07 21:47:26) |
149. 東京の休日(1958)
ローマの休日には人気では負けるけど豪華さでは負けてはいない。三船敏郎をはじめ東宝映画スター女優陣が総出演、あの俳優どこで出ていたっけ、この顔よく見る顔だけど名前が出てこないというような感じで映画ファンにとってはとてもうらやましいかぎりだ。観光バスに乗って東京巡り(この頃の定番は皇居に議事堂と決まっていた)や華やかなショー、歌に踊りに民謡童歌もふくめ李香蘭の懐かしい歌までもりだくさん。ストーリーといえば、口は堅いからの内緒の話が次々広がったり、ショーに便乗しようとして儲け損なったり、幼なじみと思ったら偽物だったりのたわいのないものものだけど、90分足らずの記念映画だから仕方ないだろう。札束が1万円札でなく5000円札なのに時代を感じる。ところで出演者多数ではっきりしないけど、志村喬、乙羽信子、杉葉子は出ていないと思うけど・・・(クレジットに名前がない) [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-05 06:50:57) |
150. 俺たちは天使じゃない(1989)
ボガード主演の1955年映画が良かったのでこの映画も見たのだが大失敗だった。舞台劇の軽妙なおもしろさがまったくなく、完全な別物と言ってもいい。共通なのは脱走した囚人が登場するくらいで場所も設定も違う。神父には到底見えないのに強引に持って行くのが不自然だし、教会に縁のない私にとっては違和感ばりばり。滑稽さがコメディなのかもしれないが笑えず、キリスト教も軽くみられているように思う。 [DVD(字幕)] 3点(2015-02-03 21:19:47) |
151. 俺たちは天使じゃない(1955)
3人の極悪な囚人たちが善良な雑貨商の家族と接しているうち、何かしてやらなければとまで思う温かさ。軽妙で歯切れの良い展開のなかに随所にくすっと笑ってしまうおもしろさ、まさに舞台劇の真骨頂である。それまでニヒルで格好ばかりつける嫌な奴と思っていたハンフリー・ボガートがとても良い味を出しているし他の2人もとっても良い。芝居好きの私には大満足の映画で満点をあげてもいいのだけど、勝手に死んでいったとはいえ蛇を使った犯罪?にちょっとだけひっかかってマイナス1点。 [DVD(字幕)] 9点(2015-02-03 08:28:50) |
152. マエストロ!
こういった音楽ものは役者が演じるため、音は一流の吹き替えでも手の動きと音楽がかみ合わず違和感を覚えたりするものだが、この映画ではそれがほとんどない。これはプロの指揮者佐渡裕を初めとする専門家がきっちり指導をしたからだそうだ。それだけでも見応え十分で、西田敏行演じるマエストロには威厳と風格を感じるし、オーケストラにとって指揮者とは何なのかを知ることができる。ただストーリー的には感動できるかというと疑問。 [映画館(邦画)] 7点(2015-02-02 15:37:05) |
153. 酒井家のしあわせ
ウザイ、空気読めよ、なんやねんの私とあまり縁のない世界から思わぬ展開、一転して家族のしあわせとは何かの世界になって引きつけられた。心がストレートに通じ合う良い映画だったと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2015-02-01 11:25:42) |
154. 誰が為に鐘は鳴る
題名は英国詩人の一節からとられたものらしいが、映画ではどういう意味なのかつかみにくい。どうしてもクーパーとバーグマンの恋愛映画になってしまっているように思う。原作を読んだわけではないが、北欧系のバーグマンはスペイン風にはほど遠く場違いにすら感じてしまう。橋が爆破されるシーンでは戦場にかける橋を思い出してしまった。 [映画館(字幕)] 5点(2015-01-31 22:29:29) |
155. フィギュアなあなた
途中ヤクザやおっかない姐さんが出てきて見るのが嫌になったが、夢か現実か妄想の世界に入り込んでしまって最後まで見てしまった。なるほど九連宝燈は死を招くのか。流れている音楽は「オーラ・リー」 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-01-31 08:47:07) |
156. ブリジット・バルドー/恋するレオタード
先生に女生徒が恋するというのはよくある話だけど、この映画の舞台は音楽学校。ソフィとエリスの迫り方もなかなかだし、個人レッスンと称し自宅に呼び寄せるエリックもまたなかなかのもの。歌の部分の吹き替えはしょうがないが、もっと歌っている表情がほしい。(口を開けているだけに見える) [DVD(字幕)] 5点(2015-01-29 22:35:57) |
157. 楽聖ベートーヴェン
楽聖ベートーヴェンは肖像画のように決して美男ではなかったらしい。それなのに多くの女性たちから愛され、また彼自身も何度も恋をしている。「月光ソナタ」を捧げたジュエッタ、婚約したテレーゼ、「エリーゼのために」のもうひとりのテレーゼ、ダイム伯爵夫人、アントニー・ブレンターノなどなどである。この映画ではジュリエッタとテレーゼしか登場しないが・・・。ベートーヴェンの遺品の中から見つかった不滅の恋人への手紙、不滅の恋人とは誰なのか、昔はジュリエッタ説が有力だったのだが、この映画も・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-28 21:50:33) |
158. アゲイン 28年目の甲子園
予告編でこの映画を知り、この映画でマスターズ甲子園を知った。大人になった球児たちが経験の差や世代を超えOBチームを結成して甲子園をめざす。何とすばらしい企画だろう。ホームページで特別映像まで見て、本編映画を見る前に感動してしまった。そのせいか映画館ではもう一つ波に乗れなかったような気もするが・・・。おじさんたちの野球映画の中で波瑠の初々しさが光ったし、主題歌も良かった。出場停止になったいきさつがいまいちピンと来なかった。 [映画館(邦画)] 7点(2015-01-26 20:00:23) |
159. 汚名
ケイリー・グラントとイングリッド・バーグマンという豪華な組み合わせなのに物足りなさを感じる。ラブロマンスとしても今一歩だし、ヒッチコックのサスペンスとしても今一歩。ストーリーの展開が歯切れが悪いし、かと思うと説明不十分なまま飛んだりもする。最初はどうして汚名なのか、砂は何なのかわからず、乗り切れない映画だった。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-24 22:32:29) |
160. 善人サム
善人と言われているうちは良いけれどお人好しも度が過ぎると他人からバカにされるだけ、この映画の主人公サムも果たして善人かバカかは見る人によって意見が分かれよう。 だけどそこは映画、巡りめぐってハッピーエンドとなるのだが・・・。同世代のフランク・キャプラの映画にも似ているが彼と比べるといまいち。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-23 22:57:39) |