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パセリセージさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 519
性別 男性
自己紹介 60代のおっさん

好きな言葉

期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)

座右の銘にするのはどっちだ

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161.  ニューヨーク1997
その道に徹している潔さが感じられる。カーペンターにはラッセルという組み合わせが無敵に思えたあの頃が懐かしい。こんなに無茶な設定でも無条件に「なるほど」なんて思っていたんだから若かったのかな。それはそうと、すでに1997年は一昔も前になっている。時代の移り変わりは速いなあ。近未来という設定は難しいもんだね。カセットテープっていうのも、ほんと、昔になってるなあ。
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-24 23:46:45)
162.  レ・ミゼラブル(1998) 《ネタバレ》 
ジャベールは執拗にバルジャンを追跡するが、個人的な感情に偏った異常さはあるものの、法による正義を実現するためでもある。一方のバルジャンは罪を犯し、仮釈放の身で逃亡するが、改心して人々に尽くし、誰からも信頼され、その信頼に応え正義を実現していく。観る者は、何とか逃亡が成功してほしいと思うが、けして、法の裁きがどうでもいいという訳でもない。本来の正義はどちらにあるのだろうか。理屈や法律を追究すれば、人間味のない、恐ろしい社会になってしまいそうだが、感情や人情に流される社会は、これまた、秩序のない、権利や義務がごまかされる社会になってしまう。最後に自由を得た主人公の安堵の表情がまぶしく映る。ジャベールがこだわった正義が無常にも敗北した瞬間だ。いつの世も、正義が勝つとは限らないが、勝ち残った者が正義になっていく。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-23 01:08:52)
163.  おかあさん(1952)
田中絹代が時々見せる、言葉がなく目線だけによる演技が絶妙です。その、数秒の間に、悲しみや不安、時には、あきらめや納得が伝わってきます。息子と夫に先立たれ、末っ子を養子に出し、いずれは長女も嫁いでいくだろう。あるいは、あの時代このような母親が多くいたのかもしれない。つい、自分の母や祖母はどうだったのかと考えてしまう。最後の長女の「お母さん、あなたは幸せですか」という問いに何と答えるのだろう。その長女が見つめる中、預かっている妹の息子と布団のうえで相撲をとりたわむれる。母は強く悲しく美しい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-23 00:09:50)(良:1票)
164.  男はつらいよ 寅次郎相合い傘
この作品を観ると、何故寅さんが結婚できないか良く分かります。女心が解らないんだな。というか、自分の気持ちに正直なんだ。引いて、相手の心を受け止められないんですね。自分を通してしまうんだな、肝心な時に限って。自らの立場に対する負い目が、優しさや気遣いに繋がるんだけど、ここという場面で、その負い目が、こんな自分が人並みの幸せを掴んで良いのかという方向に気持ちを持っていくのだ。リリーが自分の気持ちをさくらやみんなに伝え、寅さんの返事を待っている間のシーンは泣けてきた。私だったら、(お前だったらどうするかなんか興味ない?そう言わず聞いてください。)黙って抱きしめて・・・。ほんとにバカだねえ。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-10-22 23:42:56)
165.  男はつらいよ 寅次郎子守唄
十朱幸代さんはマドンナとしてはまっている配役です。赤ん坊のエピソードが生きているので、間延びせずまとまっています。昔の貧しい青年達の様子が懐かしいですね。今は確かに豊になっています。比べ物にならないくらい進歩しているんだけど、幸せかっていうと違うよな。不幸になっている訳ではないが、経済的な豊かさは、ストレートに幸せに結びつかないということなのだろう。欲望というのは満たされることがないのだ。かくして、観客は、浮世と距離を置く生き方の寅さんにあこがれるのであった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-16 22:44:15)
166.  スピード(1994)
息をつかせぬハラハラ感がすごい。次から次へと難題また難題。壊した車は何台?(沈黙)犯人のすさまじい執念と才能を竜巻追跡研究に向けてればハリケーン被害も防げたかも。世の中上手くいかない。
[地上波(吹替)] 8点(2005-10-15 13:44:53)
167.  メッセージ・イン・ア・ボトル
妻の死を超えられず、無気力に意味もなく生きている息子を何とか立ち直させようとする父親。愛により傷ついた者は愛によって癒されるとばかりに、励まし、尻をたたき、時には優しく見守る。息子の事を思っての行動なんだが、多少は自分のためでもあるんだろうな。親子の関係は切っても切れないから、子の幸せは親の喜びともなる。そう考えると、これから父親はどう生きていくのだろう。老い先短いとはいえ、息子に先立たれた父親はあまりに悲劇だ。ポール・ニューマンの円熟した演技が堪能できる名作。映像もきれいだ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-15 11:21:07)
168.  放浪記(1962)
成瀬作品としてより、原作者林芙美子の生き様に感じるものがありました。47年の生涯だったが、自由奔放に生きたけれど、愛に縁の無い貧困と孤独の戦いの日々だったようだ。放浪者という立場は自由で束縛されない反面、安定した安らぎがない。彼女の場合は、運命に身を任せるのではなく、必死に戦いながらの放浪である。花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき。高峰秀子のしゃべり方が上手いですね。置かれた状況を冷静に分析しつつ、自分の気持ちを伝える様子が、まさに女流作家だ。つまりは成瀬が上手いと言うことか。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-11 19:02:20)(良:1票)
169.  初恋のきた道
邦題は良いセンスしています。回想がカラーで現実が白黒というのも成功しています。中国北部の寒村の設定でも、貧困や悲壮感を感じさせず、純粋な恋愛と人々の心の豊かさを強調しているのが成功の要因でしょうね。文革のエピソードもサラリと触れる程度にして、その代わり豊な自然はまぶしいくらいに美しく撮っている。学校を建てている時の昼食時、テーブルに並べられた食事を男達が取っていくシーンの撮り方なんかもいいですねえ。懐かしさを感じるのは、昔の日本にも通じるところがあるからだろうなあ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-10 16:30:18)
170.  フレッシュ・ゴードン/SPACE WARS
私はだまされた方です。ルーカスがSW作ったのは「フラッシュゴードン」が作れなかったからで、そのSFの超名作に匹敵する作品みたいなイメージがあり、かなり期待して映画館に足を運びました。映画が始まったとたんに、「やられた」と心で叫び、むかむかした怒りがこみ上げてきて、そういう点では、1点ぐらいなんだけど、妙な満足感が記憶に残っているので5点。一応男だったからなあ。
[映画館(字幕)] 5点(2005-10-09 12:58:53)(良:1票)
171.  男はつらいよ 寅次郎恋やつれ
冒頭は、予想つくような話だけど、けっこうマジで結婚を考えて、あっさり振られる。で、唐突に旦那が死んでいる歌子さんと再開する。あそこまで頑固な父親なのに、あっさり娘を受け入れる。回を重ねるとともにストーリー展開に苦労が見えてきます。後に満男が青年になり話の幅が出てきたんですけど、この頃も、もう一つ続き物エピソードが欲しいなあ。吉永小百合のマドンナは今回のほうがいいです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-09 12:46:17)
172.  スネーク・アイズ(1998)
冒頭の長回しはすごい。話が核心に迫るところの、カメラの揺れと気を持たせるじらし、そして部屋の壁を移動する空間の使いかたは、デ・パルマ節満載。ゲイリー・シニーズが出てきたところで、悪役決定と思わせるリスクをあえて犯すか。最後の何でそうなるか解らないままのアッサリ感も若干不満。まあ、ニコラスの演技が補っているので、けっこう完成度は高い感じがする。って、思ったら、評価低い。そう言われると有り得ない話かなあ。あの女一人で会社の不正を暴き、しかも、直接国防長官にメールって、どうかなあ。で、どっちなんだよ。やっぱり良かった。
[地上波(吹替)] 8点(2005-10-01 00:22:52)
173.  男はつらいよ 私の寅さん
若干中だるみ感のある作品かな。マドンナがなかなか出てこないし、旧友の妹というのも安易な発想。岸恵子さんは絵描きには見えないのも難点。唯一、留守番して皆が帰ってくるときの寅さんの気の使いようがいじらしくて良かったぐらいかな。でも、この作品がシリーズで一番観客動員数が多かったんですか。前作が影響したというのもあるよな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-24 23:55:44)
174.  銀座化粧
40過ぎまで(失礼)こんな事してちゃだめよ。早くいい人見つけなきゃ。と香川京子に言っていながら、自らは、子供を生きがいにしっかり心を決めている田中絹代。悲壮感はない。「心の恋人」と香川の意外な成り行きに、最初は裏切られたような嫉妬らしき態度をとっていたが、理由を聞けば、すぐに祝福する。銀座に生きる自立した女の真っすぐな心か。やっぱり田中さんにして良かった。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-24 17:00:25)
175.  晩菊
昔の売れっ子芸者達が、年食ってから生きていく様が、時にシリアスに、時にコミカルに描かれている。杉村春子が昔の恋人に会うときのハシャギぶりと、実際会ってみると、すぐに現実の冷めた感情に戻る描写の落差に、何とも言えず苦笑いしてしまう。それはまるで、映画館へ向かう途中の期待に胸を膨らましている感じと、その映画が期待どおりではなく途中冷静に評価している感じだ。まあ、思い出は思い出で止めておくのが良い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-23 23:06:01)(良:1票)
176.  乙女ごころ三人姉妹 《ネタバレ》 
イニシャルKさん、すみません、先に投稿して。三姉妹の真ん中の姉が、自らの幸福など考えず、気丈に、横暴な母親と姉妹や弟子の間に入り彼女らのためにつくす姿が涙をさそう。後半、サスペンス風の展開になる所なんか予想してなかったんで思わず引き込まれてしまいました。長姉が病気の夫と田舎へ行く資金を得るため昔の知り合いのワルに依頼し、ワルがお金を奪うのが妹の恋人からなんですね。それを知るのは真ん中の姉のみ。辛いところです。自らも傷つき力つきんとする最後の終わり方が良いですねえ。全編を通して女性の細やかな心理がほんとに伝わってきますね。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-23 15:08:15)
177.  男はつらいよ 寅次郎忘れな草
寅さんのマドンナNO1登場。最後の唐突な結婚がなければ満点なんだがなあ。せめて石坂浩二がだんな役でもいいのに。リリーとの出会い、不幸な母親との会話、初恋の人だと言う告白、とらやに泊まったときの寅の張り切り様と、これぞ寅さん映画ですよねえ。リリーは浅丘さんのハマリ役でもあるんです。リリーが主役の作品作れそうですけどね。どうすか?
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-20 23:29:00)
178.  浮雲(1955)
あの戦争の敗戦によって、ほとんどの日本人が人生をリセットされたんでしょうね。上手く切り替えた人や逆に水を得た魚になった人だけじゃなかったのもわかります。ただ、それは一つのきっかけであって、原因とは言えないんだろうな。どんな時代にも自分の明日を描けない人はいますからね。とは言え、時代背景としては戦後の混乱期は設定にはぴったりですね。登場人物たちの表情が皆暗く、敗戦の負の部分を象徴するような映像が続くのが辛いですね。お互いを必要としているのに、一緒にいても満たされない辛さが伝わってくるなあ。その後、彼はどうしたんだろう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-20 12:58:27)
179.  ハメット
雰囲気と映像は好きだなあ。しかし何かが足を引っ張っている。例えば、森を描くのに、木の枝葉や見えない根まで精密に再現しているんだけど、森全体では統一とれてないみたいな感じ。たぶん、ものすごいハード・ボイルドおたくが数名スタッフにいるんだろうな。映画全体なんかまったく考えず、自分の世界だけ異様に強調しているような。他のスタッフがあっ気に取られてる様子が画面から手に取るように感じます。あ、これはうそです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-19 23:05:11)
180.  三十三間堂・通し矢物語
う~ん、やっぱり田中絹代にします。すみません五十鈴さん。私は何を言っているんだろう?長谷川一夫がかっこいいなあ。徐々に明らかになる人間関係と勝負の時を迎える盛り上がり。展開が絶妙です。後を引かないでさらっと終わるラスト。しかし鮮烈な印象。丁寧な描写が光る名作だ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-19 00:37:58)
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