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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1643
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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161.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 
原作は未読。あくまでも本作についての感想ということで。  怖さは控えめ。ミステリー的展開が中心になっていることに加え、幽霊や幽霊らしきものの映像がチープ過ぎることや過度な音響効果を使用していないことがその要因かと。(個人的にホラー慣れしてしまっているということもありますが)  序盤の女子大生の自室での異音発生場面。洋画・邦画問わず、何故にホラー作品は画面が暗いのか?というのは無粋な疑問と理解してはいるものの、それでも「不思議ならまずは電気点けなさい!怖いなら尚更!」と言わずにはいられない演出。その時点で「やっぱそうなのね」と興覚めしかけ、「私」の妙な深入り加減にも憤懣やるかたなく、「つまんね」とリタイアしそうでした。が、怪異の原因を探って行き「穢れ」の連鎖が明らかになっていく過程で「なんだか新鮮!」と物語世界に惹かれていきました。  総じて言えば、全体的な流れや美術には満足しつつ、細かな演出や特殊効果には満足したりがっかりしたりといった不安定感ありのホラー。序盤は今ひとつ興味が湧かず、ところが中盤からの展開には大いに惹かれ、終盤は蛇足感(特にエンドロール)に落胆という感じです。  終わり良ければ全て良し、という締め括りにして欲しかった。つまりは終盤に盛らないで欲しかった。不安を伴う疑似的ハッピーエンドにして欲しかったところです。残念。  あ、それからサブタイトル。「住んではいけない部屋」って原作には付いていないような?確かに「住んではいけない」のかも知れませんけれど、土地そのものに穢れがあるものの特定の部屋にだけ怪異は現れているということは、部屋ではなく住人にこそ原因があるように思えてならず、だとすればミスリード的で的外れなサブタイトルに思えてしまいます。折角「残穢」というジャストフィットなタイトルなのに。それがマイナス要素で5点献上に留めます。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-10-30 11:17:31)
162.  ドミノ(2023) 《ネタバレ》 
今更?という出遅れ加減ですが、予備知識なしで鑑賞。始めは超人モノ?と思いつつ観ていましたが、いや待てよ純粋に近未来SF?との思いに駆られ出し、主人公が12回も被験?していて彼を取り巻く全ては人為的に創り出されたものという段になって超人系近未来SF?みたいな感覚になり、結局は荒唐無稽でいいじゃん!みたく楽しみました。うん、満足です。  間違いなく荒唐無稽な物語です。ただし、誉め言葉です。流石ロバート・ロドリゲスさんですね。かなり無茶な設定とストーリーなのにキチンと(殆ど)破綻することなく纏め上げられている。ホント、流石です。既にご指摘がありますように「マトリックス」や「インセプション」の世界観を彷彿とさせる部分は大いにあるのですけれど、決して模倣とは感じさせない、寧ろオリジナリティを感じさせてくれました。  エンドロールのエピソードは若干力業的で続編ありき的(続編ないですよね?)ではありますが、単純にハッピーエンドで目出度し目出度しのエンディングよりベターですね。  ただ、かなり楽しめた作品ではありますが、正直なところベン・アフレックさんは個人的にイマイチ好きになれない俳優さんでして、本作におきましても(ご本人の責任はないにせよ)イマイチなキャラ設定と思えてしまい、その分興覚めしたこともあって7点献上に留めたいと思います。  ちなみに、原題はストレート過ぎてネタバレ的。邦題の方が謎めいていて気に入りました。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-29 16:17:38)
163.  こぼれる 《ネタバレ》 
まさかの展開。秘密は秘密に出来ないもの、ということでしょうか。 結婚当時、妻は気付いていなかったのかも。4年目の偶然が招いた狂気? 最悪のエンディングではなかったことが不幸中の幸いか。てか、妻はそこまで愚かではなかったのね。 妻と友人、それぞれ全く異なる思いに基いた表情が恐過ぎた。と同時に夫はポンコツ過ぎ。てか、平和ボケってそんなもんかな。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-10-28 09:20:54)
164.  とっくんでカンペキ 《ネタバレ》 
ひらがなとカタカナのタイトルなので、「とっくん」って男の子のニックネームかと思ってしまい勝手に邦画と勘違いしたりしてましたが何とほぼ直訳でしたw  アメリカの少年の思春期(ちょっと早いかな?)はこんな感じなのか、それとも日本の少年も同じようなものか、初デートでいきなりディープキスをイメージしちゃってるってのが逆に可愛いです。でもって特訓の成果はもっと可愛い。女の子の可憐さがまたいいですね。3分でホッコリ出来る佳作でした。  それにしても少年はカーディガン着用なのに少女は薄着過ぎません?帰り道が心配。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-25 09:51:25)
165.  イット・カムズ・アット・ナイト 《ネタバレ》 
矢鱈と種まきはするものの回収しないことしきりな作品。と言ってもそれは批判的な意味ではなく、本作はウィルスやゾンビやエイリアンや悪魔といった具体的な原因による恐怖を描いているのではなく、他者(場合によっては自分自身)への猜疑心と生への執着が、いとも簡単に理性を破壊し「家族のために」殺しでも何でもしてしまうという一種の性悪説的本質論を述べているのでしょう。  そう思えば、森の中に居て夜になると室内に入ろうとする者の具体など必要なく、夜中にドアを開けたり愛犬を投げ込んだりしたのが誰であろうと関係ない訳で、何らかの重大な恐怖の対象を心底感じ取ってしまうことが狂気の要因ということなのでしょう。つまり、敵は自らの中にこそ居るということでは?  家族のためにその手を血に染めてまで守り抜いたもの。しかしながら、結局はそこには何も残らず希望は全て潰えてしまったという、どうにも救いようのない物語でした。ラストのテーブル越しの夫婦の姿があまりに痛い。もう生きていけないのかも。家族のみならず自分さえも失ってしまった姿がやり切れない。観終わって鬱の作品でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-24 23:34:49)(良:1票)
166.  陸地にて 《ネタバレ》 
正直なところテーマが見出せずに観終わってしまいました。マヤ・デレンさんの美しさと妖艶さが印象に残る作品ですね。  身なりからして、彼女は海に身を投げたのか?それとも客船から転落してしまったのか?そして海岸で目覚めた彼女は生きているのか?その後の光景は彼女の幻覚なのか?あるいは臨死状態での走馬灯なのか?少なくとも現実とは思えない。  不思議な魅力に満ちたショートストーリーでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-24 19:46:09)
167.  迷霊怪談集 《ネタバレ》 
如何にもアジアンなホラー作品。本邦の怪談話に通じるテイストを備えつつ、香港やインドネシア、タイなどの東南アジア圏のホラーの色彩も強く感じられます。雰囲気は結構好きです。  ただし、さほど恐くはないし、目を背けたくなるような残虐描写もあまりない。寧ろ、かなり入り組んだストーリーで、よく考えないと解りにくい部分も多々あるような。そのあたりは、ストレート直球的な欧米系ホラーと大きく異なるように思えます。  三つのお話それぞれに共通するのは、じわじわと迫って来る悲劇性。一話目は美に執着し過ぎてしまった女優。二話目はマジシャンを目指した結果悲劇に心を蝕まれてしまった父子。三話目は突如幸せな暮らしを奪われた少女。それぞれに決して抜け出すことが叶わない深い悲しみに彩られた物語。やりきれないものがありますね。  強いて残念な点と言えば、二話目と三話目が同様の仕掛けになっているところでしょうか。そこはもうひと工夫欲しかったところです。それと、全体の進行役的な冒頭とエンディングに登場するエピソードは少しばかり軽かったかも。ホラーあるある的なラストは、中身の三つのお話に今ひとつそぐわないような気がします。三話を際立たせるための一つの手法なのかも知れませんが。  コロナ禍後のベトナムで大ヒットしたというホラー・アンソロジー。邦画ホラーがお好きな方にはお勧めかも知れません。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-24 15:35:38)
168.  カメラのための振付けの研究 《ネタバレ》 
これは「映画」なのか?それとも「実験的映像」なのか?あるいはタイトル通り実践的な映像であって、教材または習作と理解すべきなのか?評価点を献上するには不向きな作品のように思えます。  先の大戦の末期、終戦の年に製作された作品。アメリカでは戦火激しいその時代に、このような実験的な作品さえ製作していたのか、製作する余裕があったのかと思うと、単にモノクロの懐かしく素朴な作品ということではなく、アメリカ国内が平和だったことの象徴的な作品、あるいは、かのくにの国内における平和のみを意識させてくれる作品と思わざるを得ない。そんな一本でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-21 23:38:43)
169.  通夜のまえに 《ネタバレ》 
主人公は自殺した同級生の自他ともに認める一番の親友。だったはずなのに、帰郷してみれば親友が結婚していたことさえも知らない。集まった同級生たちが知っていることも知らない。何故、自分には話してくれなかったのか?郷里を出てからも電話で互いのことを話し合っていたはずなのに。死が齎した現実の発露。困惑し戸惑う彼だったが、それ以上に混乱している遺族や同級生たち。彼は事態を収めるべく咄嗟にある嘘をつく。  そんな感じに纏めると一人の青年の死を契機として詳らかにされていく家族関係や人間関係の綻び、そして虚像をテーマにした作品かなとも思えるのですが、基本コメディータッチなのが少々気になりました。  否、少々じゃないです、大いに気になりました。何だか「死」と「死の齎したもの」が軽いんです。人の「死」やそれに伴う葬儀を扱った作品は少なからずあります。そして、中にはコメディ要素で彩られたヒット作もありますし、その場合は「死」というものを面白おかしく扱ったりデフォルメしたりして、「死」だからって暗くなる必要なんてない、誰にだって訪れることなのだ、という感じに製作されていたりします。ただし、明るく軽く「死」について語っていたとしても、どこか一線を踏み外すことがないよう考え抜かれているように思えます。そこが本作は違う。そう思えるのです。  遺された者の歪な関係性を直接的になり過ぎず描きたかったのか?それともシンプルに「死」を笑い飛ばしたかったのか?主人公が一所懸命に造る極彩色のトーテムポールが妙に悲しかったです。コメディのハズレっぷりはマイナス要因。3点献上です。
[インターネット(邦画)] 3点(2024-10-21 23:06:19)
170.  全部ゲームのせい 《ネタバレ》 
何だか冒頭から波長が合わないというか…思えばドイツのコメディ作品て観たことがあったっけか?そもそも少なめのドイツ発コメディ作品。ドイツ映画と言うと社会派ドラマであれアクションであれホラーであれ、硬派で重厚な作品ばかりが思い浮かび、「コメディあったの?」と言うぐらいに記憶が曖昧です。多分、ほぼ観ていないと思います。  台詞も仕草も肝心のストーリー展開も、何かこうスッと入って来ないのです。独特の雰囲気と流れがあって、一つひとつのギャグと言うかジョークと言うか、それがどうして可笑しいのか解るには解るんだけれど素直に笑いに結び付かない感じ。これはもう感性に合わないとしか言いようがないです。 当然の如く登場人物に全く感情移入出来ず、観終わってしまえば最新の六角形ラケットを手にした全裸卓球だけが記憶に残っている状況。  決して面白くないのではないと思うのです。ただ、自分には合わない。あ、それって面白くないってことですね。3点献上です。
[インターネット(字幕)] 3点(2024-10-21 22:23:09)
171.  そのままの君で
僅か11分半の尺の中に込められた思い。ちょっと個人的に過ぎるのかも。世代も違えば生まれ育った土地も違う。何もかもが異なる若者の心象風景に感情移入するのは土台無理。と言うか、作り手からも求められてはいないのかも知れません。  とは言え、何十年も前に自分にもあった(ような気がする)感覚が呼び覚まされくすぐられる11分半ではありました。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-10-19 10:52:35)
172.  バーバリアン 《ネタバレ》 
ノンストップ何でもありクリーチャー大暴れ風ホラー、とでも言いましょうか、既に皆さんの中にご意見もありますように前半は良くとも後半はまるで別世界の如き展開になり、これは評価が分かれても仕方ないですね。てか、後半で評価を落としても止むを得ずと言ったところです。  前半で怪しげな青年を登場させて好青年ぶりを大々的に披露し警戒心高めの彼女も心を許したあたりでは、「こいつヤバいだろ。絶対やらかすだろ。」みたいな鉄板的変態サスペンスホラーを予感させ、閉じ込められた彼女は謎の地下室を発見し、何とか逃げ出すも今度は彼が単独でそこに入って行った挙句彼女に助けを求めるなんてのは意外性も何もない定番的な展開ながらハラハラドキドキ。ところがサスペンスホラーかと思いきや謎の怪物風の女が登場し惨劇が…。そして画面暗転。次の瞬間には40年前の明るく美しい街の風景と育児用品を買い求める謎の男が登場、そして件の家。ここまでは丁寧な作りで良かったです。若干80年代にしてはクルマが古いですが。  後半、一気に雰囲気の変わるノー天気男の登場で作品テイストが別物に。ところが彼は件の家のオーナーで、突如それを売らざるを得ない境遇になっていくという予想もしなかった展開で強引に前半とリンクしていく訳ですね。そこから後は再び変態サイコサスペンス的なエッセンスも交えつつ謎の怪力母性愛女が暴れるという構造。確かに前半との落差ありです。が、強引ではあるものの辻褄は合わせてあり、変態男が生み出した悲劇の怪物の悲しい物語として幕を閉じる。うん、こう書いてみると悪くないかも。  正直なところ「んなワケねーだろ!」とか「行かないって!普通そこ入らないって!」などなどツッコミ入れながら結構楽しんで鑑賞しました。個人的満足感は高めの作品。作品の散らかり具合に合わせてレビューも散らかってしまいましたが、理詰めで鑑賞するには向かないものの、7点は献上したい作品でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-19 00:13:17)
173.  落下の解剖学 《ネタバレ》 
他にもご意見がありますとおり、私も予告編を見てサスペンス、あるいはミステリーの佳作と思って期待していました。もっともカンヌのパルムドールというところでそりゃ違うなという予感も並走していましたが。  夫の謎の転落死に係る法廷劇を中心に語られる本作。本作だけ見てフランスの法廷はなんと無秩序?!と決めつけてはいけないと解っていても、一歩間違えばコメディになりかねない揚げ足取りと口喧嘩の応酬。それはそれで楽しめましたが、次第に何だかドロドロの離婚裁判みたいな感じで夫が転落死していることが蚊帳の外みたくなってしまう瞬間まであったりして。録音データと再現フィルム?の場面の緊迫感には凄まじいものがありましたけれど。  結局、これまた既にご意見がありますが、「羅生門」の如く登場人物によって異なる見解が語られ、フランス語と英語が入り混じる中でのコミュニケーション不全も挿し込まれ、敢えて歪な演出と展開(大人と子どもの逆転と言うか、もっとも俯瞰、達観していたのは飼い犬と言うか)をもって語られる家族の日常と非日常を描いたヒューマンドラマといった印象でした。  奥さんの浮気相手は同性。冒頭登場する取材者とのやり取りも同性愛的な雰囲気が込められている。その設定って必要だったんだろうか?交通事故で息子が背負った視覚障害という設定って必要だったんだろうか?そのあたりを挿し込むことによる長尺化って必要だったんだろうか?いろいろと疑問もあり、控えめに6点献上としておきます。  追記1 作品中ダニエルが奏でる「アストゥリアス」は、個人的にはギターアレンジとして大好きな楽曲。ダニエルの心情を表現するのに効果的に使われていて好印象でした。エンディングのピアノ曲も然り。冒頭、夫が鳴らしている大音量の楽曲もまた然り。音楽性については秀逸と思いました。  追記2 スヌープがアスピリンを与えられて仮死状態の如くなっているシーン。どうやって撮影したのか?かなり演技力の高いワンちゃんだとは思いつつ、あの目の演技までは無理なのでは?と思うと痛々しくて堪らなかったです。目はCG?
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-18 09:40:10)
174.  待つには遠すぎた初恋 《ネタバレ》 
わずか12分という尺の中に深いテーマが語られています。一見すると多様性という観点から描かれたラブストーリー風ではありますが、言語の違いで伝わらない思いに同性愛を重ね合わせて描くことで、ラブストーリーに限ることのない人と人とのコミュニケーションの多様性について語っているように思えました。  ショートストーリーならではの観る者の感性に委ねる作品と受け止めつつ、長編化もありかな?と感じた佳作でした。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-10-16 21:53:04)
175.  図書館戦争 《ネタバレ》 
封切り当時は正直言って全く興味がなかった作品だったのですが、とあるきっかけで鑑賞。原作未読、既存アニメ作品は未見です。なので、なんとなくの事前知識から純粋に近未来SF&ちょっぴりラブコメ作品として鑑賞しました。  荒唐無稽タイプの近未来SFとしては、シチュエーションは興味深いし(もしかしたら社会派作品という期待)、戦争ごっこと評される戦闘シーンもなかなかに凝ってるし(戦略的にはかなり無謀)、観ているうちに結構ハマったアクション娯楽作品ではありました。  が、なんともどっちつかずと言うか、近未来SFとして理不尽で不条理な世の中での混乱ぶりを描くのに徹している訳でもなく、ダブル主演の岡田さんと榮倉さんのラブストーリーに徹している訳でもなく、中途半端感は否めない流れ。あくまでも軽いノリの作品ですよ、と言われてしまえばそれまでなんですが、実際ドンパチやって負傷者や死者も出てしまっていることを考えれば決してライトなテイストでもなく、そういう意味でもどっちつかずな感を拭えないままに観終わってしまいました。  岡田さんのアクションが流石でしたしカッコ良かったこと(チビはないだろ!)、榮倉さんの女子隊員ユニフォームがミニスカなのが今時いいのかよってこと(何かにつけて足が見えるように演出したかったの?と言いたくなる)、超個人的には10年前の西田さんが可愛いこと(今でも素敵です)が印象に残った作品でした。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-10-15 00:00:47)
176.  アイミタガイ
原作未読で試写会にて鑑賞しました。封切り前なのでネタバレなしで感想のみ書かせていただきます。  キャスティングの妙ですね。ヒロインを始めとして、一人ひとりの出演者がそれぞれの役の機微を丁寧に演じ上げていることによって、作品中に描かれている以上に物語の背景が浮かび上がって来る感じ。  公式サイトのあらすじにもありますように、ヒロインを軸として人と人との繋がりが描かれていく物語ですが、全ての出演者がヒロイン同様に軸となっていく構成で、それぞれに感情移入出来る感涙の物語でした。
[試写会(邦画)] 8点(2024-10-09 16:08:26)
177.  パラメディック -闇の救急救命士- 《ネタバレ》 
なんとも恐いと言うか愚かと言うか、おぞましき物語ですね。ストーカーここに極まれりといった感じ。  ただ、よくよく考えると結構無理がありますね。車イスにやっと慣れて来た彼が、神出鬼没に行動していくらスレンダーとは言え彼女をベッドまで運んで拘束したりして、どんだけ時間かけてんだろう?みたいなアリエネー感は多々ありますし、野暮なことを言えばそもそもどうやって生活維持(経済面や家事雑事等々)してんだ?みたいに。  終盤、いくら正当防衛だとしても重要容疑者の彼女があっさり殺人犯の彼の病室に入れて、しかも引き取りを許可されるというあり得ない設定。結構啞然モノですが、結末に繋げて締めるには致し方ないと言ったところでしょうね。  救急救命士としてのスキルやコネを超利己的な犯罪に使いまくるという、日々必死に活動している救急隊員に対して極めて失礼な作品ではありますが、ラストの主客逆転の恐ろしさに意外性と爽快感も感じたりして甘めの6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-09 15:52:09)
178.  告白 コンフェッション 《ネタバレ》 
大学在学中の悲劇を共有し親友として生きて来た浅井とジヨン。でも待てよ?そもそも何故ジヨンはさゆりを殺そうとした?横恋慕とは言え愛していたのでは?彼女に馬鹿にされたと思ったから?衝動的な殺意にまで及ぶ感情?また、その一方で、浅井は恋人のさゆりの死をどうやって受け止めてどうやって克服したのかをジヨン以外の周囲にどのように理解されていた?17年前の事故の在りようと言うか顛末が今ひとつスッキリ入って来なかったです。  ところが一転、終盤の浅井の告白によって全てが腑に落ちます。二人の男の二つの告白。命を諦めた瞬間に一人が封印を剥がし、それによってもう一人の封印も剝がれていく。緊張感溢れる展開と演出は見応え十分でした。空想の産物とは言え、ジヨンのシャイニングばりの錯乱ぶりには鬼気迫るものがあります。二階と一階での鬼ごっこ&かくれんぼ状態はちょっと可笑しかったですけれど。  短い尺にみっしりと納まったサスペンスとミステリー。いろいろな作品を観て来た後では意外性には欠けましたが(特に浅井の告白)、短い尺でキッチリ纏められた佳作に7点献上します。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-10-09 15:37:20)
179.  ヘル・ディセント 《ネタバレ》 
ナチスとか旧ソ連とかを持ち出した秘密の研究施設という設定はかなり使い古されている感が否めませんし、それが地下施設というのも定番。恐ろしい研究からマッドサイエンティストが作り出した怪物、というのも同じく定番ですね。  ただし、本作は地下から逃げ出すことが出来ないままに一人ずつ犠牲になっていき、最後は主人公と怪物の一騎打ち!みたいな定番スタイルではなく、一旦は襲われて負傷しつつも地上に脱出し、新たな仲間たちとともに地上戦を繰り広げる。そして、僅かな戦力となっても怪物の撃滅のために再び地下へと攻め入る、という3回戦マッチ的な展開はスリリングで緊張感が途切れることなく楽しめました。お約束的ではあるものの、きちんと人間ドラマが盛り込まれているところも好感です。6点よりの5点を献上します
[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-09 15:12:39)
180.  私を殺さないで 《ネタバレ》 
不慮の死を遂げた女性が、蘇生した後は不死身の体と戦闘能力を身に着けたものの、その維持のためには生きた人間を食いつないでいかなければならないというお話。ゾンビのようでいて確かな人格は保っているのでバンパイアのようでもあるヒロイン。しかも、彼女のような存在は数多く、その存在の抹殺を図る秘密結社まで登場するという、何だか既視感に溢れるとともにテーマ性が今ひとつ不明な作品。  そして、ゾンビ作品的グロさとバンパイア作品的なエロさを存分に兼ね備えている作品でもあります。特にエロさの部分は結構強めで、ヒロイン役のアリーチェ・パガーニさんが惜しげもなく晒す美しい裸体と、イケメン扱いながら賛同しかねる彼氏(イタリア人との審美眼の相違か?)とのセックスシーンばかりが印象に残りました。アリーチェさんのことは良く知りませんが、この手の演出のある作品に多数出演しているのでしょうか?そうでなければ何故この作品で所謂「体当たり演技」を受けたのか理解に苦しむところです。  エンディングは、ヒロイン生き残りました、さてこれからどうなるのでしょう?的で、シリーズもののパイロット版風な結末です。シリーズ化されたのかは知りませんが、何故ヒロインのような存在が生まれるのか?何故それを根絶させようとする勢力が存在するのか?といった物語の根幹部分が明かされないままで今ひとつ製作意図が解らない作品。とは言え、スリリングな展開とおどろおどろしい色彩で退屈することなく鑑賞は出来ましたので4点献上が妥当かなと思った次第です。  ちなみに、タイトルは私には理解出来ませんでした。深い意味があるのでしょうか?本作からは読み取れませんでした。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-10-09 14:54:00)
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