1841. M:i:III
《ネタバレ》 この映画、観るのは2度目ですが、冒頭のシーンがどうなるか、まったく忘れてました。通訳の女性が可哀そすぎます!こういう犠牲がありながら、二人が無事、くっつくというラストにはちょっと疑問を感じますねぇ。でも、それ以外はアクション映画として良く出来てるんじゃないでしょうか?スパイ映画としてはイーサンの個人的感情で動く場面が多いので、イマイチですが。この作品は敵が悪どすぎる(フィリップシーモア怪演!)ので、ヒーロー映画って感じでした。自分は1作目のほうが味があって良かったと思います。でもチームワークは今回の方が良かったですね。4作目出来るなら、また魅力的な仲間と活躍する「スパイ大作戦」の原点に戻って創って欲しいです。そういえばマギーちゃん、どこかで見た事あるなと思ってたら、「ダイハード4」の姉ちゃんでした。あんなドレスでバチカンのイベントに出て良いのでしょうか?車を爆破する時、勿体ないと言ったり、イーサンの無事を祈ったりしたり、ちょっとした場面しか出番がなかったですけど、存在感はありました。クールそうに見えて、キュートでした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-26 01:31:08)(良:1票) |
1842. ミッション:インポッシブル
これこそ娯楽映画!十何年前、映画館で観たけど、今回ビデオで再見。細かいストーリーはすっかり忘れてて、すっかりのめりこんで観ました。CGは今のに比べるとちゃちいけど、こういう裏切り、裏切られ、の展開こそ、スパイ映画の王道。もう映像革命はいいから、こういう2転3転するストーリーづくりに知恵をまわして欲しい。エマニエル・ベアールが出てたんだねぇ。スパイ役をする為に生まれたような怪しげな魅力。また包容力がありそうで、こすいジョンボイド扮する上司役も良かった。そして、なんと言ってもこの音楽。2010年冬季オリンピックのフィギュア、007の音楽で韓国に金メダルを持っていかれたけど、まだこの音楽があるじゃないか! [ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-25 22:38:23)(良:1票) |
1843. ハゲタカ
面白い経済ドラマだったが、配役が濃すぎて、引いた。2時間超えるほどの内容だったかな? [DVD(邦画)] 6点(2010-04-19 02:13:51) |
1844. ディア・ドクター
《ネタバレ》 母と娘のこういう心理は女性じゃないと描けないだろうなぁ。まず西川監督に脱帽。そして鶴瓶。鶴瓶の演技は最初、観ていて辛かったが、後半気にならなくなって、観終わると、この役は鶴瓶しか考えられないと思うくらいの出来。久々の面白い邦画だった。映画の語ってくる事も、結構大きな問題意識だった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-19 02:09:14) |
1845. 木と市長と文化会館/または七つの偶然
言うまでもないことでしょうが、本当にこの監督は女性の魅力をひきだすのが巧いですね。一番、魅力的に思えたのは、教師の娘のゾネちゃんでした。(ロリコンではないです) [DVD(字幕)] 8点(2010-04-16 02:06:54) |
1846. クローズ・アップ
《ネタバレ》 人に何か自慢できるものがなく、奥さんと別れ、自分の甲斐性のなさを見せつけられる「現実」の中で、人から尊敬されるという経験をもってしまったら、それはもう嬉しいだろう。人間、どんな人だって、認められたいよ!それを自分の憧れの映画監督だって思われたら、その人の凄さ、知っている分、そりゃ止められないよ。ただ、お金を借りた時点で彼は「純」ではなくなった。憧れのマフマルバフの顔に泥つけちゃった。そこがなぁ。でも分かる気もする。そういう共感、与える映画だからここでも高得点なんだと思う。キアロスタミの映画は饒舌じゃないけど、映像もそれほどキレイでもないけど、映画の持っている効用を、多くの先進国の映画より分かっているように思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-13 20:35:41) |
1847. ロジャー&ミー
《ネタバレ》 日本の「これから」を考えずにはいられなかった。特に企業が街から出て行き、残された地域が、「観光」で身を立てようとしたこと。見事に失敗し、犯罪が増え、街から出て行く人が増えるわけですが・・・。確かにアメリカ人にも粗野な人はいるだろうし、日本のようにかゆい所に手の届くようなサービス精神でもってがんばれば、「これから」も日本は大丈夫かもしれない。でも「貧すれば鈍す」というように、苦しくなってから考えた策はうまく行かないと思う。少しずつ、やばくなっているこの国も、余裕のある人が多いうちに、考えを尽くして欲しい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-13 16:21:40) |
1848. 初恋のアルバム~人魚姫のいた島~
《ネタバレ》 チョン・ドヨンのファンです。TV映画の「あなたを忘れられない」を観て、その自然な演技に魅了されました。そして「シークレットサンシャイン」でこの女優はすごい!と思うようになりました。この「初恋のアルバム」も良かったです。あんな青春おくって結婚しても、あんなおばちゃんになっちゃうんですね。タイムスリップものですが、地味な出来です。勉強した文字で書いた手紙もさほど映画の中で使われてません。それでもこの映画を支えるもの、それはやはりチョン・ドヨンの演技でしょう。あの洗練されてない女性役もやっちゃう、彼女の女優根性がすごい。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-09 01:19:55) |
1849. コレクター(1965)
《ネタバレ》 何でこんな気持ちの悪いシーンに、こんな軽いBGM?って思いました。こんなラストとは思わなかった。この女性が可哀そう。今(2010年頃)の映画なら警察が周囲を囲んで、このサイコ野郎が殺されて終わりですよね。当時は映倫が厳しくなかったのかな?それにしてもお隣の人も、秘密の隠れ場所も映画の演出に生かされずに終わって、もったいない気がします。早く誰か助けに来いよと思いましたが、誰も来ない。この手のサイコ映画で、二人っきりの空間での心理描写に重きを置いた映画として、昔の映画ですが逆に今のサイコ映画より新鮮でした。これだから昔の映画を観るのは止められない。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-08 22:10:01)(良:1票) |
1850. 喝采の陰で
《ネタバレ》 奥さんが家を出て行って、「自分」を見失ったお父さん。でも子供たちを守ろうと「自分」を取り戻して、その決意みたいのが、彼の創る作品にどう影響与えたか、というところが観たかった。そうすれば、この映画ももっと名作になったのではないかと思います。でも子供たちが魅力的だったので、これで良し、という感じもしますが。やはり劇作家というのは批評が気になるんでしょうね。そのプレッシャーは凄いんでしょう。あの劇が終わってから、劇場の外でソワソワしていたところなんか、大変だなぁと感じました。アルパチーノ扮する父ちゃん、過労で長生きできないよ。しかし、この家を出て行った母ちゃん、めずらしいくらい母性が欠けてますね。悪役に徹してます。当時はあのような生き方も支持を受けたんでしょうか? [ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-08 22:00:34) |
1851. 夏物語(1996)
「モテキ」が来た一匹狼が、3人の女性の中でフラフラしてしまう。この状況、よく分かる。でもこの男の主人公、魅力は無いよね。結局、3人のうち、誰も「彼女」にならないんじゃない?マルゴはあれだけの美人だから、男がほうっておかないでしょう。夏のバカンスでの恋は長続きしないんじゃないですか?それにしてもエリックロメールの話って素敵ですね。色んな恋愛のパターンを描いて、どれも面白い。いずれエリックロメールのDVDボックスは全部揃えたい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-05 14:19:08) |
1852. 冬物語
《ネタバレ》 エリックロメールはいいですね。結局、例え何人かの異性を振り回してでも、自分の感情に素直になって、判断していけば、運命は赤い糸を手繰り寄せてくれるのだ、という話ですしょうか?パリってもっと自由奔放なところだって、思っていたけど、やはりどこの国も一緒ですね。自分を大事にして、生きていけば幸せになれるのだ。それがたとえ5年後だろうと20年後だろうと。また大事にしたい映画が一本増えた。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-05 04:41:01) |
1853. 友だちの恋人
いいねえ。エリックロメール、この作品で一発で好きになってしまった。繊細な女性、好きです。ちょっと鈍な自分ですけど。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-05 02:09:17) |
1854. オアシス
《ネタバレ》 ある雑誌でこの監督の「シークレットサンシャイン」を知り、興味を持った。「ペパーミントキャンディ」はずっと前に観ていたが、韓国の現代史をよく知らない自分にはそれほど印象に残らなかった。が、今はもう一回観直そうと思っている。この「オアシス」だが、映画の冒頭、正直、えらいものを観てしまうかも、という感想を持った。何かドキュメンタリーを観ている感じがした。しかし、この女性が「普通」の女性になる映像でこの女性の気持ちを表すという演出があってから、段々と感情移入し始め、この監督は我々を一体どこに連れて行くのだろう?と心配になってきた。(他の人はここで映画から現実に引き戻されたと書かれている方が多く、驚きました)最後は「ロミオとジュリエット」のテラスの場面のように恋人たちを描ききって、誰も死なずに済んでほっとした。障害者も黙ってはいるが、いろんなことを見て、知っているのだ。当然のことだが、そのことに気づかされた。また大役を演じたこの韓国女優根性に頭が下がる。「レインマン」のダスティンホフマンや「レナードの朝」のデニーロのように有名俳優が演じるのは分かる。でもあまり知名度のない俳優さんがこういう役を演じると俳優人生にリスクもあろう。でもやってのけた。ホントね、もし日本にこういう映画があったら、きちんと評価されるだろうか?と思ってしまう。今、ノッテイル隣の国だから、安心して評価できる自分がいるって事もあるね。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-01 15:28:03) |
1855. 悲しみよこんにちは
《ネタバレ》 みんな英語しゃべっているし、映画の最初のスタッフ紹介も英語で書かれてあったが、どう観てもヨーロッパ映画に見えてしょうがなかった。きれいな海、「勝手にしやがれ」のジーンセバーグ、彼女の独白がずっとつづく映画スタイル。映画の内容は、これからジーンセバーグ演じるセシルが自分を責めてボロボロになっていくのか、そんな感じで終わる。それにしてもデボラカーの素敵な事。彼女が仕事がうまく行かず、ちょっと休憩を、と伸びをする姿にも知性が感じられた。 [DVD(字幕)] 7点(2010-03-31 14:40:55) |
1856. アウトローブルース
《ネタバレ》 ピーターフォンダの女性ファンがいたらオススメ。恋人の女性がたくましい所為か、この映画のピーターフォンダはどこか可愛い。ピーターフォンダの映画は「ダーティメリークレイジーラリー」の頃は、まだニューシネマらしいラストだったが、この頃になるとハッピーエンドで幕を閉じてしまう。警察にものすごく挑戦的とか、そういう役ではなかったので、印象が薄く、ピーターフォンダに見られる当時のアメリカの若者も段々「荒ぶる若者」ではなくなってきていたのだろう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-03-30 00:00:30) |
1857. 誓い
《ネタバレ》 最初「炎のランナー」の後日譚みたいな作品があれば、このような映画になるのかなぁと思って観ていた。この映画では戦場には確実に無謀だと分かっていて、指示を出す冷酷な上司がいる。あんなのがいるから、無茶苦茶になる。自分を鍛え磨いたような青年が犬死にする。彼だけじゃなく、すべての兵士にいろんな人生があるのだろうけど。あと少し伝令が早ければ、と思い、あのラストシーンの静止映像に思わず、あ~!と叫んでしまう。山田洋次が時代劇創っていた時、銃というのは、努力して自分を磨いた人間とか関係なしにあっさり殺してしまう武器だ、というのを雑誌に書いてあったのを読んだが、本当にそうだ。ピーターウィアーも好きな監督の一人。メッセージがはっきりしている。それにしても彼は何故、最近、新作映画を創らないのでしょう?残念だ。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-29 22:05:08) |
1858. バベットの晩餐会
《ネタバレ》 映画もそうなんだろうけど、食べ物もお客さんに喜んでもらおうという、作り手の姿勢が分かりやすく伝わる文化だよね。お客さんは、そういう姿勢にも感動して、みな幸せになる。これがお店だったら、店も繁盛する。素晴らしき哉、食文化! [DVD(字幕)] 8点(2010-03-29 21:41:32)(良:1票) |
1859. エアポート’75
コックピットの穴から飛行士が入っていく時、カレンブラックが手を出すのですが、あんたも外に一緒に放り出されちゃうよ、とずっと観てて思いました。また車じゃないんだから、操縦席に穴が開いたら、風でもっと操縦室はぐちゃぐちゃになると思います。でも山の中を飛んでいくシーンはきれいでした。さすがに小型飛行機がぶつかるところはちゃちでしたが、この映画はそういうところに力点置かず、さらっと描いてました。最後、みんな大急ぎで機外に脱出したのに、主役の二人は悠然と階段で降りてくるところは何か笑えました。その余裕は何やねん!! 飛行機が爆発するかもしれんのに。 [DVD(字幕)] 6点(2010-03-29 21:10:12) |
1860. キャリー(1976)
有名な映画だが、ついに観た。キャリーかわいそ過ぎ。せっかく女の子らしい感情が出てきて、きれいになったのに、ありゃないでしょ。ナンシーアレンの演じる女生徒は性格悪すぎ。紐を引っ張って、豚の血浴びせる時、舌をペロリとするところなんか。個人的にこういうので一番嫌いなのは、赤い帽子かぶったナンシーの女友達。血を浴びた彼女を涙を流さんばかりに大笑いしているシーン(しかもスローモーション)は、どういう死に方するのか見てみたいと思ってしまった。いじめはダメです。マンガの「AKIRA」「童夢」を思い出した。色んな方面に影響与えた作品のようですね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-03-28 23:28:12)(良:1票) |