1861. 裸の町(1948)
最近の警察ものと比べて、この頃の警察は正義感が真っ直ぐで、特に警部補に魅力があった。色んな演出が使われており、退屈にならないように工夫がしてあった。好感もてる作品だった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-28 11:15:24) |
1862. 土曜の夜と日曜の朝
《ネタバレ》 え、これで終り?というのが正直な感想。シューシネマ大好きな自分にとっては、この主人公のアーサーはぼこぼこになって、工場も首になり、二人の女性からもふられ、孤独になるんだろうなあと思ってたが、意外と爽やかなラストだった。最後、女性が主人公に寄り添って歩く姿は、何かハッピーエンドだった。人妻はどうなるんだ?旦那はどうするの?何かこのアーサーが食い散らかして、終りといった感じだ。まあ、悪い事してるといっても、不倫だけだけど。でもやはり、悪い事は悪い事だから、けじめをつけて欲しかった。退屈しないで観れたので、6点献上。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-28 09:09:45) |
1863. 西部の男
《ネタバレ》 先にポールニューマンの「ロイビーン」を観ていたので、ゲーリークーパーもこの不死身なじいさんにやられるのかなと、冷や冷やして観てました。こっちのラストもいいですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-24 23:02:47) |
1864. しゃべれども しゃべれども
《ネタバレ》 香里奈さんが素敵だ。彼女の「火焔太鼓」は、今までむっとした表情しかしなかった彼女が一気に魅力が発散させた瞬間だった。彼女の今後に期待。関西弁の男の子も良かったし、不器用な野球解説者も自分に合った仕事がめぐってきて、話は大団円。地味な作品だけど、観終わった後、さわやかな感じがした。 [DVD(邦画)] 6点(2008-07-04 15:48:55) |
1865. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 映画の冒頭では、いくら、夜の公園で、自分らは男ばっかりの3人組で、イチャイチャしてるカップルに腹が立ったとはいえ、あそこまで殴る蹴るしないでしょう。彼らも人の子なんだから。ヘラヘラ笑いながらのトンネルでの暴力に「時計仕掛けのオレンジ」を思い出しましたよ。映画の半ばでは、ジョデイのような小柄な体で、女性一人で夜の街をうろつく。危ないって!それに娼婦と勘違いする人もいるでしょうよ。ラスト、あのままでは、連続殺人犯を捕まえられなくて、あの刑事は窓際にやられるでしょうね。警察内部にも敵が多いって映画の中で言ってたから、彼のこれからが大変だ。でも、この刑事を演じたテレンス・ハワードはいい顔してる。「クラッシュ」も良かったし、今後が楽しみ。ジョディの演技が良かった為か、自分はあのラストでほっとしました。男の子みたいな小柄な、笑顔がキュートな女性が、殺人マシーンになって、ラストは豪快に自分の心臓を撃ちぬくなんて話は、合わないと思う。警察に捕まったら、マスコミがよってたかって話題にするだろうし、そうすると彼女は悪い意味で大物になっちゃって、あのキュートな笑顔でなく、冷血そうな表情の女性になっちゃいそうだ。今のまま、逃げ延びても、顔から笑顔が消えて、不幸になりそうだ。いずれにせよ、人を殺めたら、ハッピーエンドは難しい。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-30 02:29:56)(良:1票) |
1866. 哀しみの街かど
《ネタバレ》 最後、へレンがどういう気持ちで、アル演じるボビーを警察に売ったかが、丁寧に描かれてないと、この二人のこれからがどういうものになるのかが見えない。相変わらず、クズのままなのか?それとも二人で真人間になる為、再出発するのか?そこがよく分からないまま、終わるので、観終わって、何か釈然としない。でもヤクの恐ろしさは充分、伝わった。恐い・・・ [ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-26 23:16:47) |
1867. 暗黒街のふたり
《ネタバレ》 先に「地下室のメロディ」や「現金に手を出すな」を観てたので、この邦題からして、ギャングものと思ってしまった。でも、ジャンギャバンの懐深いおとっちゃん役も悪くない。味がある。この映画に出てくるような、むかつく刑事や裁判官が出てくる物語って結構あるけど(例えば「暴力脱獄」のような)、これが源流だったか。ラスト、観客にもハッピーエンドなのか、そうじゃないのか、中々教えてくれないので、(観終わった後の感想は)ちょっとがっかりだった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-19 22:54:48) |
1868. サッド ヴァケイション
《ネタバレ》 自分は福岡のものだけど、方言は違和感なかったです。でも声が小さい。ちょっと聞き取りづらかった。この監督の作品は初めてなので、この作品を観終ったあと、「ユリイカ」や「Helpless」も観てみようと思った。最後、息子が喧嘩で死んだあと、息子の部屋で、何かを決心したかのように電気もつけず、暗い中で正座してた石田えり扮する母親の場面で、人生何があっても、生きていけるのかも、と感じた。でも彼女の前向き思考は、取り残されたものにとっては「冷たい」態度とも思える。結局、母親には勝てなかった息子がそこにいて、映画は終わった。そんな感想を持ちました。でも帰るところのないもの同士で経営してる間宮運送会社は、社員を大事にする会社のようにみえて、ちょっと羨ましかった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-06-18 15:34:21) |
1869. 迷子の警察音楽隊
《ネタバレ》 女主人と若い警官が軽々と関係もってしまう、それを見てる団長さんの表情が忘れられない。妻も子も理解できなかった彼の孤独を思うとつらいものがある。もっと音楽が前面に出る映画かと思ってたら、話は特に盛り上がることなかった。でも一気に観られた。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 18:06:02) |
1870. おもいでの夏
きれいな映画だった。性に関する好奇心。年上の女性への憧れ。そして初体験。別れ。切ないBGMの中、これらのことが淡々ときれいに描かれてる。テンポの速い、最近の映画にはない、ゆったりとした時間が、心地よい。ほどほどのエピソードがいい。年上の女性の愛の手ほどきとか、そういう内容じゃなかったので、最後まできれいだった。そういう映画も嫌いじゃないが、この映画はこれでいいのだ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-13 08:48:36) |
1871. イン・ザ・カット
《ネタバレ》 評判悪いですね。自分は面白かったです。「エンジェル・アット・マイテーブル」の時のカンピオン風味付けのサスペンス映画でした。恐々しく怯えてる顔してる、弱々しい女性として守ってあげたくなるようなメグライアン。てっきり犯人だろうと思ってたケビンベーコン。時々、バートレイノルズを思い出させる相手役の刑事さん。そしてメイクラブに深入りしたい人には為になるような薀蓄。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-02 23:40:00) |
1872. 黒水仙(1947)
《ネタバレ》 こんな昔に、こんな話を映画化するなんて・・・と思いました。嫉妬はやはりどんな人でもしますよね。あと、子どもが妙に賢いので、かわいかった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-28 17:42:07) |
1873. 現金に手を出すな
《ネタバレ》 これは犯罪映画というより、ジャンギャバン扮するマックスのダンディズムを楽しむ映画ですね。品格がある。ギャング映画といえば、下っ端はすぐ殺されてしまうけど、この映画は中々人を殺めない。結局、マックスは犯罪で得た老後の資金を失う事になりますけど、それは映画のお決まりで、仕方ないですね。でもこの後、どうやってマックスたちは生きていくのでしょう。これの後、金に困って、おこした犯罪が「地下室のメロディ」なら面白いんですけどね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-22 17:25:20) |
1874. 哀しみのトリスターナ
養女に手を出さなきゃ、尊敬されて幸せに終わったであろうに・・・女は怖い、男は弱い。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-20 21:01:38) |
1875. アデルの恋の物語
《ネタバレ》 女を泣かすような事だけはするな、と友人が親から言われた言葉だそうです。ここまで想ってくれるならいいじゃないか、冷たい男だなと最初、観ながら思ってたのですが、お金にだらしない性格は彼女の方もそう。男の性格を真似してるのかな?親が大物だから生きて帰れたけど、こんなに仕送りしてくれる親なんていないでしょう。でも、この主人公の性格からして、連れ戻したって、また男のところに行きそう。親の血をひいて、感受性が豊かなんでしょうけど、「愛」があれば何とかなると信じてたのでしょうか。男の方も次から次へと女性を乗り替えるな!といいたい。この男の方がのたれ死にして欲しかった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-14 22:22:17) |
1876. 長江哀歌
《ネタバレ》 評価が高いので、楽しみに観たのですが、自分にはイマイチでした。主人公といえる人物が最初の方で出てきたので、ドラマがあるのだろうと思ってましたが、観終わってみると、これはドキュメンタリーに近い作品でした。ただ、中国に関するドキュメンタリーって、何かって言うと、大声で言い合う中国人が出てくるので、この作品の静かさは意外で、「お前の住んでたところも美しいんだなあ」なんて中国人が言うなんて、と驚きました。やはり、底辺で働いてる人同士ではこんな情の交流があるんだなあと当たり前かもしれませんが、そう思いました。ビルがロケットのように飛んで行くシーンはよく分からない。まだ若い監督らしいので、こういうこともやってみたかったんでしょう。配給がオフィス北野というのが関係あるのかな? [DVD(字幕)] 6点(2008-05-08 16:27:20) |
1877. サイドカーに犬
《ネタバレ》 特に良い!とは思わなかったが、竹内結子さんの泣き笑いの抜群の表情に魅せられた。また一人、日本の映画界に人材が生まれた。職人の創った、味わい深い一本でした。 [DVD(邦画)] 6点(2008-04-10 00:45:31) |
1878. ヒストリー・オブ・バイオレンス
《ネタバレ》 過去の自分と訣別するなら、自己否定して、ボロボロにならなきゃ、「自分」は手に入らないと思うんですよね。しかも、彼は過去のしがらみを断ち切るのに、封印していたはずの「暴力」で解決してしまった。これから彼は孤独と闘わなきゃならない。家族はボロボロになっていく、父親や旦那を見守っていかなきゃならない。ここからの話の方が、奥深い映画になったと思う。このままだとグロいシーンを撮りたかっただけの映画になりそう。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-24 20:02:36)(良:1票) |
1879. 今宵、フィッツジェラルド劇場で
《ネタバレ》 メリル・ストリープっていろんな人間演じたいんだろうね。ここでも彼女の新たな一面を見せられた。仕草一つ一つがうまいなあ、と思ってしまう。うますぎて、ちょっとはみ出してたような気もする。リンジー・ローハンは他の映画で悪評だったが、ここでは可愛いカントリーガールをちゃんと演じてた。化粧しない方がきれいだと思う。それにしても、変化の激しい現代。失われていく文化って寂しいよね。こういうラジオの公開放送みたいのが舞台として、お客が観にくるスタイルがアメリカではあったんだね。知らなかったなあ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-18 13:13:48) |
1880. 松ヶ根乱射事件
《ネタバレ》 最初、木村祐一演じるおっさんに、とことん搾り取られて、ついにヒカルが切れて、兄の警官の拳銃でおっさんに銃を発砲するという話では、と思ってた。ところがこの映画の中だけでは、双子の兄弟、それぞれの問題や悩みをかかえて、別々に話がすすむ。タイトルのインパクトが強い。これは小さな町の「人間」に焦点をあてた映画なのだ。まだまだ話は続きそうだが、あのラストでこの映画はおしまい、という感じ。このタイトルは監督の戦略なのかなあ。 [DVD(邦画)] 6点(2008-03-18 13:04:02) |