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1.  「女の小箱」より 夫が見た 《ネタバレ》 
導入部分からは、企業サスペンス的なものをやりたかったのではと窺えるが(原作も黒岩重吾だし)、その観点からは、ありがちなシーンと説明台詞ばかりで、それほど面白くない。一方、人間関係のドロドロというか怨念や情念の描写は完成されているのですが、この両者が融合せずに、むしろ喧嘩しているのです。あと、まとめ方も何かありがちメロドラマ風であり、私は、いいように使われているアヤちゃんが、最後は夫と愛人を向こうに回して一人で丸得した、みたいな展開を期待してたんですけどね。
[DVD(邦画)] 5点(2024-11-11 00:32:03)《新規》
2.  放浪記(1962)
デコちゃんは頑張ってはいるのだが、やっぱりこういう蓮っ葉でぶっきらぼうな人格には合わんなあ。それに、実在の著名な人物ということでプレッシャーもかかった感じで、あまり演技に伸びがありません。この人は、市井の無名な人々を自由に演じていただいてこそです。それと全体の進行も、ひたすらになよなよした主体性のないやりとりが繰り返されるばかりで、結局似たようなシーンの繰り返しになっています。初めてのヒットであるタイトル作ができるまで(つまり貧困時期)にあえて時期を限定した発想は悪くないのですが、もう少しやりようがあったはず。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-10-11 01:28:39)
3.  キューバの恋人 《ネタバレ》 
若き日の津川雅彦が、キューバをぶらぶらしながら、現地のお姉ちゃんに目をつけて、ああだこうだつきまとう。ほとんどそれだけの内容です。まあ、もともとがキューバ革命10周年作品ということで(カストロの演説も出てきます)、限りなく設定ありきのような気もします。現地の光景のいろいろは一応貴重とはいえますので、点数はそこに対して。
[DVD(字幕)] 3点(2024-09-13 02:08:18)
4.  喜劇 初詣列車 《ネタバレ》 
これは、何であまり面白くないかというと、笑いのとり方がまったく渥美さんに合ってないからなんです。むしろこれはドリフのコントです。主人公をいかりや長介、マドンナの弟を志村けん、主人公の弟を仲本工事とかでやってみると、何となくフィットしませんか?渥美さん風味を感じるのは、マドンナとの出会いの場面の「ちょっとお待ちください」くらいですね。●ただし、ディスコのシーンで登場するのが、女性GSのピンキー・チックスだというのは、極めてポイントが高い。もしかして、「動く彼女たち」が見られるのは、この世にこの作品しか存在しないのでは?
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-09-09 02:52:55)(良:1票)
5.  乱れる 《ネタバレ》 
序盤部分は、妙にスーパーネタばかりが展開されていて、ちょっとあれれと思ったのですが、幸司さん(つられてこう呼びたくなる)の告白によって世界が揺らいでからは、怒濤のザ・メロドラマが炸裂していきます。幸司さんが心を入れ替えて真面目に働き出したら、かえって距離が狭まってぎくしゃくしていくところなんか、もう悶えそうになります。寺に呼び出す「一枚の付け文」がもたらすインパクトも強烈です。そして、2人の姉が招かれて、母を交えて話し合うシーンもスリリングですね。姉たちの描写にも微妙な差があって、主人公の決意を聞いた後も、次姉の方は脳天気なんだけど、長姉の方はもしかして気づいていたのでは?と思わせる演出になっています。そして、中盤までは基本的に酒屋兼自宅で進んでいたのが、終盤には一気に汽車で別世界に飛翔します。最後だけはちょっと唐突だったかなー、あそこは何とかして、もう一段上の何か切ない別れを残してほしいところでした。●それにしても、この作品は、どこまでもデコちゃんを綺麗に撮ることにこだわっていますね。「困り顔がこれほど美しい女優」は、ほかに存在しないんじゃないかと思ってしまうほどです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2024-09-07 01:12:02)(良:1票)
6.  喜劇 団体列車 《ネタバレ》 
前作から一転して、今度は列車内のシーンがあまりありません。そもそも、舞台自体、大動脈路線の特急という前作とは違い、田舎のほのぼのしたローカル線です。しかしその中で、母親がミヤコ蝶々、笠さんとの掛け合い多し、そしてマドンナをめぐってバタバタそわそわ、という、寅さんの原型といっても差し支えないような世界が展開されます。もちろん別作品なので、あのシリーズではお目にかかれないシーンや台詞もあったりして、そのギャップも楽しめるところです。最後もストンと落ちて(別な形で)ハッピー、というのも、こちらのシリーズならでは。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-09-05 20:53:46)
7.  喜劇 急行列車 《ネタバレ》 
渥美清扮する車掌さんが主役のコメディです。いうまでもなく、寅さんとは真逆の真面目な勤め人というところがポイントです。ただ前半は、ありがちな細切れのやりとりが積み重ねられているだけで、そう面白くもありません。しかし後半になると、汽車の機動を人の心臓になぞらえるくだりが秀逸な少年とのやりとり、そして車内の出来事から収束していく夫婦間の機微など、別の人が作ったのかと思うくらい強力になっています。やはり夫婦とはそういうものですよ、ということを、楠トシエの芝居が的確に表現しています。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-09-02 01:34:48)
8.  拝啓総理大臣様 《ネタバレ》 
渥美清がベタベタの関西漫才師!その相方は長門裕之!という無茶極まりないキャスティングなのですが、これがもろに大外しで・・・。渥美さんは台詞はしっかり入ってるんですけど、演技のノリは完全に江戸っ子ですし。そもそも作品の内容自体がかなりいい加減で、なぜ漫才師を選んだのかも分からないし、周辺登場人物の存在理由も分からない(山本圭の無駄遣いぶりにも絶句します)。もし無名の人たちばかりで作られていたら、むしろカルト作品として語り継がれたのではとすら思ってしまいます。タイトルも最後に無理矢理こじつけているだけで、意味がありません。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-08-30 00:28:42)
9.  続・拝啓天皇陛下様 《ネタバレ》 
中盤までの軍隊生活のところは、ほかにもいくらでもあるような描写であまり面白くない。復員してから、久我美子と出会ったりさらにいろんな人が登場したりして、段々と形が構成されていきます。どこまでもついて回るバラック生活の描写と、ちょっといい感じの生活になったらすぐまた元に戻ったりというよく見ると波瀾万丈な展開が、力強さを感じさせます。ただそれからすると、最後の出産と死亡のくだりは、急に行儀よくまとまってしまっています。ここはむしろ、素っ気なくまたいなくなるか、死亡としてもごくあっさりとかの方が、それまでの流れに即していたと思いますが。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-08-24 03:35:29)
10.  ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 
前半は「隣人侵略モノ」の趣で、同じような押したり引いたりのくだりが繰り返されて、割と単調でもある。本の一件が出てきてから焦点が絞られるのだが、ここでは、単に電話ボックスで電話をするというだけでもあれほどのスリルをもたらしているように、何気ない一風景にこそ怖さが宿っている。そして一番怖かったのは、クライマックス、包丁を手に進入する主人公に、誰も何も動揺せず(1人悲鳴は上げるが)、「ふーん」程度で済ませている、あの光景である。すでに悪魔の下に団結している人たちにとっては、凶器を手にした部外者がいきなり入ってこようが、脅威でもなんでもないのだ。●一方で、私は終盤まで「実は妊娠自体が主人公の妄想だった(周りの人たちは合わせてあげていただけ)」と思いながら見ていたというのは、ここだけの秘密である。そのため、あのラストも、「えっそのまんま?」と逆の意味で驚いてしまった・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-08-15 01:00:51)
11.  スペンサーの山 《ネタバレ》 
ワイオミングの大自然の中に、夫婦と子供たちが生活している。というところから予想どおりの、いい人たちばかりが平和な生活をしているお話です。途中から長男の大学云々が出てきて、焦点も絞られてくるのですが、今度はかえって長男にスポットが当たりすぎて、ほかの人があまり意味なくなってしまいました(それ以前に、あの弟妹たち、いくら年少子役とはいえ、あれだけたくさんの数がいて個性なさすぎでは?)。宗教部分もエッセンスになっていると思われますが、それも、絡んでいるようで今ひとつ絡みきれていなかったような。
[DVD(字幕)] 5点(2024-08-04 00:32:54)
12.  やさしい女 《ネタバレ》 
冒頭、若き妻の死が示され、以後は中年の夫の回想で延々とそれまでが語られるという構成。しかも、何でその人に対して語っているのかもよく分からない。回想の中身も、くっつきたいんだか離れたいんだかもよく分からない。と、分からない尽くしながら、落ち着いた画面の色彩感覚はどのシーンでも極上であり、ドミニク・サンダの無表情美人ぶりも手伝って、全体としては何か良い作品を見たような気になってしまうという、困った作品。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-06-06 01:02:35)(良:1票)
13.  昨日・今日・明日 《ネタバレ》 
1話目はですね、私はてっきり、恩赦が出ていい気になって意気揚々とローレンが帰ってきたら、マスロトヤンニは「もう君とはやっていけん」みたいな書き置きを残していなくなっている、ローレン呆然、みたいなオチになると思っていたのです。すみません、私の心は汚れているようです(でも、面会のシーンなんて、普通に見ればそっち方向に振っていますよね)。●2話目はほんのりジム・ジャームッシュ風というかヴィム・ヴェンダース風というか、いずれにしても、このトリオっぽくはないです。●そしてメインはやっぱり3話目ですね。あの憎たらしい隣のババア(表情も怖い)をあっさり招き入れて相互理解してしまうという、衝撃的でトリッキーな展開。そこから動き出す関係者の心理の綾。最後に「誓い」まで巧妙にオチに取り入れてしまいますが、ここでさっき喧嘩したばかりのマストロヤンニを受け入れるところも含めて、この作品でのローレンはまさに「聖女」です。しかも脚本上なくてもよいはずのストリップシーンまで入れ込んでしまう(それも結構上手い)という素晴らしいサービスオプション付でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-04-30 00:43:51)
14.  恐竜100万年 《ネタバレ》 
最初のところで、「これ、明確な言語が生まれる前設定なんだな。しかし、どこでどうジャンプするんだろう?」と思っていたら、まさかの最後までそのまま行くというのでまずびっくり。制作側の強力な信念を感じます。一方で、話の展開からすればみんなで恐竜をやっつけるあれこれが出てくるんだろうと思いきや、それは確か1回だけで、あとは目の前で見ているか、せいぜい追い払うだけ。かえってそれが生々しさを醸し出していますし、恐竜の強さも実感させます。何とも、独特の熱さ、そしてシュールさを感じさせる作品です。●一方で、セクシーなお姉ちゃんはみんな大好きというのは時代設定も場所設定も問わないという点において、人類普遍の定理を証明してみせた作品でもあります。
[DVD(字幕)] 6点(2024-04-22 22:02:23)
15.  華岡青洲の妻 《ネタバレ》 
秀子ちゃん姑と文ちゃん嫁(実は役者は9歳しか違わない)は、ギャーギャー対立するわけではなく、微妙な距離感を保ちながら、反発したり、時にはひっそり共感したりする。こういうところは、今日の映画制作でも見習ってほしいところです。そして雷蔵の青洲は、妻と母から「是非私で実験を!」と迫られると、断固拒否するかと思いきや、あるは深く思い悩むかと思いきや、ちょっとくらい駄目とは言うものの、割とあっさり了解している(この押し引きの呼吸が絶妙)。こういうところは、今日の映画制作でも見習ってほしいところです。安直な演出だったら、ここぞとばかりに言い合いが展開したり、青洲の種々のアクションを入れてみたりするはず。そうじゃないからいいのです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-04-16 01:21:29)
16.  モンタレー・ポップ 《ネタバレ》 
タイミング的には当然なのですが、ジャニスもジミヘンも実に初々しい。しかし、いでたちだけならその辺を歩いているお姉ちゃんと変わらないジャニスが、ひとたび"Ball And Chain"を絶唱すると、観客はまず呆気にとられ、次いで興奮の拍手が湧き起こるのです。まだ、その後登場ミュージシャンがどうなるのかは誰も知らなかった時期であり(当たり前だ)、観客の素直な反応も含め、ロック/ポップに対する純朴さみたいなものが凝縮して提示されています。●私のメインはJ・エアプレーンだったのですが、"シスコのスケ番"ことグレース・スリックも、この頃はまだ、マスコットのお嬢ちゃんっぽい雰囲気もなくもなかったんだなあ(歌唱は後のグレースそのものですが)。●そして作品の終盤、シタール演奏が延々と延々と展開される。体感では10分以上あったのではないか。と思っていたらやっぱりラヴィ・シャンカールだったのですが、今ロック・フェスでやったら客の8割が熟睡しそうなこういうステージも、そのときの観衆には大受けで、最後は一斉にスタンディング・オベーションなのである。「何でもあり」とは、こういうことだったのですね。
[映画館(字幕)] 6点(2024-04-14 18:01:07)
17.  山河あり 《ネタバレ》 
大正時代に、移民がハワイへ移植するところから始まります。はたして最初は、広大な畑で農作業に苦戦する姿が映されます。これはさぞかし自然との闘いを描くドラマが、と思いきや、あっという間に「それから10年」になってしまう。なるほどここからが本番か、と思い直す間もなく、今度はすぐ「それから7年」と出てくる。おいおい。で、まあ、かなり強引に2家族が設定されてやっとスタートみたいな感じになるのですが、そこから意外に話が広がらない。一番の問題は、この2家族8人以外の脇役がほとんど出てこないことです。よって、世界が閉じてしまい、国内のその辺の家族のやりとりと変わらなくなっているので、最初の設定の意味が乏しくなってしまっています。そこに日米開戦が出てきて、さすがにそこからはいろんな対立構成軸も出てくるのですが、やはり思ったほど広がりませんでした。ただこの作品は、山崎豊子が「二つの祖国」を書く約20年前に、すでにアメリカの日系人と日米戦争というテーマには挑んでいたわけで、その先見性と独自性については大いに讃えたい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-04-13 19:00:11)
18.  新源氏物語
やっぱり、制作側が表面を再現するだけで手一杯だったのかな・・・。全部が似たような状況の似たようなやりとりの繰り返しになっているし、何よりこれだけ揃えた女優陣がみんな同じ芝居をしてしまっている。雷蔵も、言われたことをそのままやっているという感じで、演技に伸びやかさが感じられません。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-01-13 22:58:45)
19.  小早川家の秋 《ネタバレ》 
ある家族が支柱を失って離散状態になりました、というだけの話なのですから(そのコンセプト自体は悪くない)、まずその1人1人にどれだけ個性と位置付け、そして存在の必然性を与えられるかが勝負なはずなのですが、そこからしてできていません。家族の全員が平坦な演技、平坦な造形ですし、段取りで動いているだけです。したがって、それがどういう結論になろうと、ドラマになりません。●一方で、ごくちょっとだけ登場の笠智衆&望月優子の夫婦が与える不協和音的かつ不条理な存在感は、異様です。こういうシーンがもっとあればよかったのに。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2023-12-18 02:07:19)
20.  敵は本能寺にあり
タイトルがもうそのままずばり、明智光秀による「本能寺の変」のお話です。ストーリーは誰もが知っている内容で、それを手堅くまとめています。が、あまりにも基本枠どおりに進んでいくため、特に光秀の部下などを中心に、もっと話が膨らませられなかったのかと思います。一方で家族関係には淡島千景や岸恵子を投入していながら、それも何となく中途半端に終わっています。とはいえ、この頃はまだ光秀については社会的には悪役イメージが強かったと思いますので、その時点でこの人を主役とする作品を残したという歴史的な意味については評価したい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-10-18 03:15:50)
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