1. 男はつらいよ 翔んでる寅次郎
《ネタバレ》 マドンナ役に桃井かおりとくればやっぱりハンカチですよねーと思ったのは僕だけではなかったようでちょっと安心笑 まあ、桃井かおりは好きではないですけど。 今回はおそらく家同士が決めた結婚を思い悩む女性を描いた作品、と言ってもこの時代は(今も若干あるとは思うけど)ある程度の社会的地位がある家や地方の土地持ちなどは結婚に対してこうした風潮があったので、それに対して自由恋愛や親の敷いたレールではなく自分で未来を見つけたい、という現代的な若者の思想との対比。 故に好きだと伝えられて結婚を決意した桃井かおりや、結婚式に出てくれた母親の対比が余計に目を引きます。おそらくあのお母さんも自分の意思とは別に家名のために嫁いだ人だと思うので。 いつもなら旅に出る寅さんもしっかりと仲人を務めての幕引き。あのスピーチが適切だったかは別として、いつもとは違う展開も良かったです。 まあ、布施明が出てる時点であんた歌の方で食ったほうが早いんじゃ、、、?とか思ってしまうのはまた別の話。 いつも正月にリバイバルしてい劇場で今年は見られなかたのでアマプラで見ましたが、これも劇場で見られれば良かったな、と思う作品でした。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-03 19:41:11) |
2. 黒い太陽七三一 II/悪魔の生体実験室
《ネタバレ》 20年前に1作目を観ていてそう言えばこっち書いてないなと思い出し投稿。 731部隊の全容を暴露したっていうテイの悪趣味スプラッター第二弾。と言ってもどうやら本作は以前の作品お無許可リメイクだそうで。2とか言ってるけど実質1とやってることは同じ。 流石に生きた動物は殺していないけど本物の死体を使った解剖シーンや「本当にこんな馬鹿馬鹿しい実験やってたん?」と思えるただスプラッタ描写を見せつけるだけの実験シーンが見もの。 そもそも(前作でもそうだったけど)物資不足の苦肉の策としてできて陶器爆弾を「これがあれば我が大日本敵国は無敵じゃー!」とか言ってデメリット全く考えずにさも新しく開発したように演出していたり(簡単に割れるなんて誰でも気づくだろ)日本人がいきなりカンフー始めたり最後の方でいきなりスプラッターバトルが始まったりする時点で本作がまともに歴史を振り返るとか真っ当な理由でできた訳ではないとわかるので、反日とか反戦とかそんなこと考えずにモンド映画やナチ女囚ものみたいな悪趣味スプラッタとしtg楽しむのが正解なのである。向こうではそういう扱いだし。 もっとも共産党の機関紙「赤旗」で出ていた悪魔の飽食が元でそちらも虚偽の内容で問題になっているので真っ当な精神を持っている人ならばそんなんこと鼻から絵わかりきっていると思うけど。 ということで、普通に悪趣味スプラッタとして前作以上にエンタメに振っていて面白いのでそういう観点で言えば7点ほどだと思う。 なお、だからと言って731部隊の行いを肯定するものではないことはここに明記しておく。 [ビデオ(字幕)] 7点(2025-01-02 18:53:11) |
3. ソイレント・グリーン
《ネタバレ》 一般的に言えばこれはSFの類になりますけど、現状から考えて他のSF映画の何倍もリアリティがあります。環境汚染、爆発的な人口の増加、異常気象など、もしかしたら十数年後は地球はこんな状態になってるかもしれないと思うとより恐ろしいです。 2024年6月2日追記 なんと20年以上たって本作が4Kでリマスターされているなんて当時の自分は信じないでしょう。 さすがにこの作品のように世界は荒廃していませんがそれでも世界的に感染症が大流行しロシアとウクライナが戦争をしさらには元総理大臣が暗殺されるという「地獄」みたいな状況になっているほうが信じられないと思います。まあ変わらず生きていますが。 それはいいとして、当初はヘストンが出ているというだけで観たのですが今回観返してみて、犯人捜しから始まりその裏に隠された陰謀が徐々に明かされるスリリングな展開、荒廃した世界のロケーションや高級住宅内の未来的な雰囲気、おそらくSF映画史上最もおいしそうに見える食事シーンなどいろいろとみるべきところもあり、極限の状態において同胞を食うことの是非、などいろいろと考えさせられるテーマもあるので、原作とは天と地ほどの違いがあるそうですがやはりこれもSF映画の傑作だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2024-06-02 17:39:05) |
4. サンゲリア
《ネタバレ》 えー、すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、ロメロのゾンビが世界的に大ヒットしたので、かのフルチじいさんがそのイタリア語題名を勝手にパクッて作り上げたバッタもん続編です(なので原題がZOMBI2。ちなみにイタリア語なんでESは入りません)。でも別に何かの続編というわけではなく、一応オリジナルということになってます。えー、内容ですが、ひたすらばっちぃゾンビが人を襲いまくる…ってだけです。ホントそれだけです。ですが、一応死霊のはらわたやゾンビと並んでゾンビ映画の登竜門のような作品なんで、興味のある人は一度見ておくべきでしょう。それと個人的に突っ込みを入れたいのが、何故400年前の死体なのに骨だけになってないんだ!?しかもご丁寧に脳みそまであるし… 2024年6月2日追記 約20年前(20年前!?)の自分はこんなこと書いてましたけどその後何度も観返してリバイバル上映まで観にいっているので、ゾンビ映画の最高傑作のひとつ、純粋なゾンビ映画として素晴らしいと思います。 やはりゾンビは体は腐って不気味でいてなんぼであると。 [ビデオ(字幕)] 8点(2024-06-02 17:28:04) |
5. 人間解剖島ドクター・ブッチャー
《ネタバレ》 2024年6月2日訂正 一部の人は知っている「イタリア製ゾンビ」映画でひときわ目立つ存在の本作。 食人族とゾンビを足してドクターモローの島で割った作品、という悪く言えば雑多、よく言えば「我々ボンクラ映画好きにとって」盆とクリスマスと正月がいっぺんに来たような作品。 ゾンビは人の肉は食いませんし3体くらいしか出てきませんがその分食人族の人たちが頑張ってくれています。その過剰なまでのゴア描写はなかなか見られないほど。 ストーリーも穴ぼこだらけで一瞬サンゲリアかと見紛う場面もありますが、このいかがわしさと残虐さがクセになりますし、ゾンビ映画ベスト10を作るとすれば間違いなく入ります。 なんだかんだで数年に一度観返したりしているので、好きな作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2024-06-02 17:24:09) |
6. ツイスター
《ネタバレ》 僕らボンクラ映画好き御用達の監督、ヤン・デ・ボンが作った竜巻をテーマにした作品。 公開当初は竜巻から逃げる人々を描いたディザスター映画だと思ってましたが蓋を開けてみたら竜巻に「突っ込んで」いくイカれた連中の話でした(笑) なんていうと大味のパニック映画みたいに思えますがしっかりと描かれた作品でした。 というのも米オクラホマに実際に存在するストームチェイサーという研究チームがモデルになっているらしく(この映画で一般人のストームチェイサーもだいぶ増えたそうですが)、しかも脚本が綿密な描写と膨大な学術的資料(のテイ)でできているSF映画の最高傑作「アンドロメダ...」などでおなじみマイケル・クライトン、これは面白くないわけがありません。 冒頭からバラエティ番組でよく流れている「あの」テーマ曲が流れ、竜巻発生を観測してからのチームの躍動感など観ていてわくわくしますし、気象レーダーやラップトップPCでのデータ処理など難しくならない程度に挿入されておりただやみくもに突っ込んでいくだけではない点を描写しているあたり丁寧に感じます。 もちろん竜巻に巻き込まれて無事に生還するという場面もあって「そりゃないだろw」とは思いますがあくまで映画的な演出、冒頭の犬のシーンも一部の方には不評のようですが、そりゃ生死がかかっている状態で「妻と娘」を守らないといけない立場の父親ならあの判断は当然ですし実際パニックになっている時はまともな判断もできないので、「愛犬家が多い」という印象の米国でさえ犬のことを忘れるほどに緊急性の高い場面、という意味で説得力がありました(もちろん「あれ、犬は?」とは自分も思いましたけど) ホラー映画の「ホーンティング」ではCGでもって幽霊をどんどこ出してしまい「まったく怖くない」ホラー映画という大ポカをやらかしているデ・ボン監督ですが、やはりこうしたスペクタクル作品との相性はとてもいいと感じる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-06-02 17:13:17) |
7. 吸血鬼(1931)
《ネタバレ》 自分は映画をストーリーで見るタイプなので、ストーリーがあるようでないようなこの作品をみて正直「面白い」とは思えませんでした。 ただ、「そういう類」の作品と知って思い返してみると、棺の中から覗く顔や幽体離脱?をした時の演出など映像で見せることに関してはとても素晴らしく、また不気味と思えるシーンがたくさんあって、そういう意味では楽しむことができました。 [DVD(字幕)] 7点(2024-05-31 02:12:30) |
8. 帰ってきた あぶない刑事
《ネタバレ》 冒頭のビル群を塗って走行するBMWのオープンカーと80年代の香り漂う楽曲だけで自分はもう満足、という感じでした。 テレビ版はほとんど見たjことないのですが映画版は一応全部見ている中で、懐かしいなあ、と思える場面や過去の映像などがあって良かったですし、すっかり歳をとったと言ってもやっぱりあの2人は格好いいな、という感じです。 刑事引退してるのにどうするん?というのをまさかなの展開で復帰というのはその手があったかーという感じ。実際は効力なんてないとかそういうのを気にしないで、いつもの面々のいつもの活躍を観られるだけでとても面白いと思える作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2024-05-31 02:09:24) |
9. DUNE デューン/砂の惑星 PART2
《ネタバレ》 前作を「それなりに見応えはあるけど面白いかと言われると微妙な作品(要旨)」と書いていたのですが、それを受けての本作はといえば、正直「話がのっぺりしていて娯楽性がそれほどない」という感じでした。 もちろん原作に忠実だというのはわかりますし、構築される世界、たとえば延々と続く砂丘の中をどーんとでてくる砂虫とか砂丘に乗っかるスコアとか幻想的ですし前作以上にエンタメ性のあるシーンが増えましたけどやはり全体的な長さから比べるとのっぺりしてる感じを受け、2作続けて同じような場面見続けさせられると「もういいよ、、、」と思ってしまいます。 流石に後半になると映画的な「動」のシーンも増え、終盤の決闘のシーンなど見応えのある殺陣などもあり一応ここでも区切りとわかるような終わりなのでいのですが、やはり「2時間の娯楽」と考えるとちょっと長すぎ、平坦すぎという印象になってしまいました。 もちろん大画面で見るアラキスの情景や大音量で聴くスコアなど劇場でこそ味わえるものも多くありますが、個人的にはもう一度劇場で観るか、と言ったら見ないかもしれません。 [映画館(字幕)] 6点(2024-03-16 19:24:40) |
10. ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
《ネタバレ》 前作からアクションマシマシ、相変わらずクオリティ高い殺陣とゆるい会話が相変わらずの魅力。 ただ敵役の兄弟のキャラも良い分どちらに感情移入して良いかわからずちょっと残念。 ただ、残念、っていうとちょっと語弊はあるのですが、冒頭の描写からこっち(兄弟)が今回の主人公?と錯覚してしまうような演出でしかもキャラも立っていたので敵役にして退場してしまうにはちょっと惜しいなと思ってしまいました。 2というよりスピンオフ的な作品を見て観たいです。 ですがもちろん作品的にはすごく面白かったし、着ぐるみを着ての本格的な格闘戦は着ぐるみと動きのガチさがチグハグで面白いほど。アクションの質は本当に邦画最高峰だと思いました。 自分の死体処理を淡々と指示したり最後の結末も緩い雰囲気とは裏腹に殺し屋の非情さ、プロとしての姿勢が垣間見れて良かったですし、じゃあ結婚しようよ!って突然いうくだりなども面白くて良かったです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-03-16 19:12:32) |
11. 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌
《ネタバレ》 冒頭、やっと手に入れた妹夫婦のマイホームを、いつもなら粗暴な寅さんが必死に言葉を選びながら褒めるシーンはちょっと感動すらあります。 自分も辛いのに、あえて弟分に借金してまで祝い金を渡そうとする寅さん、それは受け取れないと拒むさくら夫婦双方の気持ちがわかるだけにここのシーンはなかなか辛いです。 今回のマドンナは自分の娘代わりの娘。だからこそ、父親が娘を取られた気分になって、幸せを案じるがあまり「俺がいたんじゃ何するか解らねえ」と去っていく不器用な愛情はちょっと感動しました。いつもの感じではなかったですが、それでも面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2024-01-10 23:22:03) |
12. 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
《ネタバレ》 とにかく松坂慶子のマドンナが美しいです。育ての親である祖母が死んで、たった1人の肉親の弟も実は死んでいたとわかって寅さんの膝下で泣き崩れるのはもう反則。 あそこで寅さんがもうひと押しできれば、という感じですが、そこは昔気質の不器用な寅さん、なぜかその不器用なのが心地よいと感じました。 今の時代でいうと点でダメ男の典型なのですが、それでも不器用ながら自分の美学を突き通す姿に「格好いい」とさえ思える作品でした。 ただ、確かに、時には追い縋るのも、いいのかもしれませんね。 [映画館(邦画)] 7点(2024-01-10 23:16:07) |
13. サンクスギビング
《ネタバレ》 我らがイーライ・ロスの送る由緒正しき記念日スラッシャー。 元々グラインドハウスを意識した偽PVがもとになってる作品ですが、殺戮方法はそれらに準じてるもののグランドハウス風味はほぼ消え、スクリーム筆頭とした00年代以降の「綺麗な」スラッシャーという感じでした。 とはいえ、(ジャーマンゴアやブライアン・ポーリンのようなゴア描写にステータス全振りしてるような作品群ではなく)シネコンでかかる作品としてはゴア描写がかなり攻めている点や犯人探しの楽しさもありなかなか面白い作品で、殺人鬼の風貌もこれといって目新しさはありませんでしたが結構殺害時に格好いいシーンなどがあってよかったです。 ただ犯人も、冒頭のシーンでこいつじゃね?と見ていると見事それが当たったり、80年代のこうした作品の洗礼を受けている身としては意外性もそれほどありませんでしたし、もう少し攻めたシーンがあってもよかったのでは?という点と、あと10分は短くできたんじゃね?と思ってしまったので、面白いけれど絶賛、とまでは行きませんでした。 [映画館(字幕)] 6点(2023-12-30 16:55:35) |
14. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 ここで名前を出すのアレですが、僕はシン・ゴジラをゴジラ映画だとは思っていないので、それから比べるととても面白かったです。 やはり大画面で見るゴジラの勇姿、ビルや人間たちをまるでゴミのように蹂躙しながら闊歩していく姿とゴジラのテーマを大音響で聴くと胸が高鳴りますし、初代(54)のオマージュともいうべき時代設定や最終決戦など、初めは「どうなん?」と思っていましたがうまい具合にブレンドされていてよかったです。 ただ、どうしてもあと1点足すことができないのは、ゴジラの名を謳ってるのにゴジラがメインではなくどいうしても人間が主体のストーリーだから。 正直ドラマパートあと30分ほど削ってゴジラの闊歩するシーンや人間との決戦シーンを長く見たかった、というのが本音です。 [映画館(邦画)] 7点(2023-11-17 23:27:41)(良:1票) |
15. リゾートバイト
《ネタバレ》 有名な都市伝説というかネットミームを映画化した作品。 前半は大学生のキラキラ青春映画と見紛う場面があり、観る作品間違えたかな?という感じでしたが、隠し階段を発見し謎の儀式部屋を派遣したあたりからちゃんと怖くなってきました。 打って変わって後半はもう色んな意味でやりたい放題、リゾートバイトの話のはずが八尺様の都市伝説に切り替わっていくのでまたまた「俺の観てるのは何なんだろう?」という感じなのですが、そこからは別の意味で楽しい展開になっていくので結果飽きずに観ることができましたし、オチはしっかりホラーでした。 純然たるホラー映画を期待するとなんか違う、となってしまうのですが、「そういう作品」と割り切ってみるととても面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2023-11-09 01:39:40) |
16. キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
《ネタバレ》 20世紀初頭に実際に起きた殺人というか殺戮の模様をデ・ニーロやディカプリオといった面々で映画化した大作。 前編通してはdふぇな展開というよりは、淡々と物語が進むので一瞬退屈にも思えるのですが、先程の2人の演技やザ・バンドの元ギタリストであるロビー・ロバートソンの牧歌的知でありどこか陰りのあるスコアで3時間半の長丁場にも耐えられる作りになっていました。 ただ途中インターミッションは入れて欲しかったです。 しかしながらどことなくギャング映画みたいになってしまうのはもはやこの人の癖というかなんというか、そんな気がしました。 [映画館(字幕)] 7点(2023-10-22 04:24:48) |
17. 死霊館のシスター 呪いの秘密
《ネタバレ》 前作「死霊館のシスター」は遥か前に見たきりで正直内容うろ覚え状態だったので、冒頭などは「誰やこれ、、、_」状態でしたが、それでも女学校の薄暗い雰囲気だったり街並みなどの感じはとても好きな部類でした。 本がペラペラ捲られてヴァラクが現れる場面も、予告で見せられてタネはわかっているのにちゃんと怖くできていますし、前半は悪魔が何を目的としているのか、という調査パート、後半は打って変わってお化け屋敷然とした展開で面白かったです。 中盤の「ワインをキリストの血だと思えばそれはキリストの血」という伏線をちゃんと回収した撃退方法や祈りの場面など、同様の悪魔祓い映画の「ヴァチカンのエクソシスト」とはまた違った感じがありよかったです。 実話をもとに、トいうのが死霊館ユニバースの触れ込みですが、ウォーレン夫妻が関係してる時点で「んなわけねーだろwww」なので今回も見せ物補ホラー映画として十分楽しかったです。 ただあのヤギ男一体だれよ? [映画館(字幕)] 7点(2023-10-14 00:43:21) |
18. ネクロマンティック2【完全版】
2023年10月8日更新 知る人ぞ知るジャーマンゴアの一角を担うブットゲライトの代表作2作目。 面白いとかいうと人間性を疑われそうだけどそれでもほかの追随を許さない世界観とパワフルさはやはり唯一無二だと思う。 [ビデオ(字幕)] 8点(2023-10-08 23:07:00) |
19. ネクロマンティック【特別版】
2023年10月8日更新 ドイツが誇る三大ゴア監督のうち一番インモラルなテーマを扱っているユルグ・ブットゲライトが贈る悪名高き2作を一つに再編集したもの。 この手のジャンルでは唯一無二、人をめちゃくちゃ選ぶ作品だけどほかの追随を許さないパワーを持っているのですごい作品なんだなぁと改めて思う。 [ビデオ(字幕)] 8点(2023-10-08 23:04:14) |
20. 八仙飯店之人肉饅頭
なんかねぇ…ここまでゲンナリさせられる作品も珍しいよ。生きるために仕方なく人肉を喰ったりだとか、悪くても自分の趣味で喰ってるとかはよく聞く話だけど、料理して他人にまで喰わしてるとは…本当に実話かよ!?と思わず疑いたくなってしまう。全編にわたって残酷なシーンが何回も登場するけど、それだけならまだいいわけ。しかしねぇこの映画、それだけじゃないんだよ…問題は登場する刑事たち。前半はとにかく明るいというか明らかにコメディのような雰囲気を漂わせてるんだけど、それだけならまだいいの。でもねぇ、事件の捜査に至っては物凄~く手抜き。しかも犯人を自白させようと踏んだり蹴ったり、それでダメだと殺させた家族の親類がいる刑務所にぶち込んで集団リンチ、それでもダメだと3日間不眠不休で…と、犯人以上に残酷な拷問を繰り広げる。いやぁぶっちゃけ、ここまで憂鬱な気分になった映画は初めてだ。ここで断言しよう。この映画は“最低”である。 2023年10月8日更新 自分にとって数少ないトラウマを植え付けた作品なので、前回のコメントでは0点にしていたんですが、「そういう作品」として考えるとやはりよくできている、としか言えません。 あの頃から比べてこれ以上に残虐だったり陰惨だったりな作品をそれこそ山のように観てきましたがやっぱりこれを超えるのって出会えてません。なのでそう考えるとやはり0点はおかしいな、ということで点数を変更します。 [ビデオ(字幕)] 8点(2023-10-08 22:58:12) |