1. 鉄拳(1990)
シーザー武志さん演ずる謎の武闘派集団の残虐行為に不快感を覚え、サイボーグ化した主人公の制裁を望みながらストーリーを追っていると、話はなんだかよくわかんない方向に走り出し、仮面ライダーみたいな画になって、地球が揺れだしたあたりで、もうシーザーさんに釘付けになっている自分に気づく。一体シーザーさんはなんだったのか。ソバ食ってていいのか。変なしこりが残るが、エネルギッシュでおもしろい。 7点(2003-12-03 00:39:32)(笑:1票) |
2. ヌードの夜
演歌とネオン管と水たまりの街に、行き詰まった人たちが集まって、石井隆さんがタクトを持ったら。「糞袋」が美しく見えるから不思議。 10点(2003-08-18 02:33:14) |
3. ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録
映画がほかの芸術作品と異なるのは、製作時に多くの人間が関わるがゆえに起こる衝突と軋轢が、色濃く作品に反映されることでしょう。そして撮影前には予測できない事故も、作品に反映されます。「地獄の黙示録」はそういった、衝突と軋轢と事故が、悪魔のしわざとしか思えないほど頻発した作品です。カーツ大佐の砦が台風で吹っ飛ばされたりして、悪魔にこっぴどく翻弄されるコッポラですが、そこは稀代の名監督。自ら狂気の世界の住人となり、悪魔と共同作業で「地獄の黙示録」完成させました。本作は映画の魔物に取り憑かれ、発狂していくコッポラを、妻エレノア・コッポラが冷徹に見つめたドキュメンタリーです。「夫は、しっぽを追いかけてぐるぐる回っている犬のようだ」とか言いながら。悪魔とがっぷり四つで相撲をとるコッポラの男気に、マーティン・シーンの心臓も止まる。本編、メイキングともども、珠玉の名作でございます。 10点(2003-05-11 01:56:08) |
4. 幕末純情伝
牧瀬里穂の乙女盛りをフィルムに収めただけ!「BY-SEXSUAL」といういつ消えてもおかしくないバンドの曲を全面的に使用!しかし。このイキオイで作っちゃった感が強く、そして後世での判断など深く考えてなさそうな作風は、さすが角川映画。まさに青春映画。「おまいら青春しちょるかよ!?」と、渡辺謙さん演ずる坂本龍馬は、病中の総司を見舞うのだが、それがメタファーであるかとかどうこうでなく、とりあえずあの謙さんは輝いていた。 7点(2003-04-22 01:25:25) |
5. 毎日が夏休み
嫌いな人にはたまらなく気持ち悪い世界かもしれませんねえ。少女漫画の原作だけあって、メルヘンでかわいい映画です。おっさんが見ても楽しいですし、泣けます。 8点(2002-12-24 13:40:16) |
6. ラスト・オブ・モヒカン
「愛する者のために死ねるか!?」ということの厳しさを骨身に感じました。俺ならそこまでしないけどな~。と正直思った。すごい映画! 10点(2002-12-24 13:18:58) |
7. GONIN
崖っぷちに立った男達が、ひとりまたひとりと崖から落っこちていく、その落ちざまの多種多彩なこと!どれもちょっと憧れはすれど、ぜったい体験したくない壮絶な死に方ばっかり。たけしの裏声がたまらねえ。 9点(2002-11-23 03:37:04) |
8. ブルース・ブラザース2000
ビデオ屋で一週間レンタルして7回見ました。ブルースは全然知らないし、前作は「ちょっと好き」程度だったのに、2000は一撃必殺だった。ラストナンバーの「LOVE LIGHTS」で、まじで踊ったさ!ひとりテレビの前で! 10点(2002-11-23 03:25:03) |