1. マクベス(1971)
「蜘蛛巣城」のほうが一枚上手かなと、いろんなシーンを見比べながら思った。こちらも悪くない。マクベスの良心が徐々に麻痺していく様が、よく表現されていたと思う。「バーナムの森が動くとき」「女から生まれなかった者が、お前を殺すであろう。」という悪魔の予言。そんな奴いるわけねえじゃん、とばかりに、逆にこの言葉を拠り所に非道の限りを尽くすようになる。ただ、悪魔は意地悪だからねえ・・・。即位式。数人に持ち上げられたマクベスの首から上が映っていない・・・。この演出にはぞっとした。 5点(2004-03-24 14:00:09)(良:1票) |
2. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
映画の撮影中、次から次へと発生するアクシデントに、監督はてんてこまいである。毎夜(?)悪夢にうなされる始末だ(中には、素敵なのもあったりして)。 恋の花はいたる所に咲き乱れ、結構ぐちゃぐちゃ、人生いろいろ、それでも映画は夜汽車のように進み続ける・・・。邦題は「監督はつらいよ」に変えたほうがいいかも。スクリプト・ガール役のナタリー・バイの魅力には参った。間違ってドアを開けた後の表情といったら! そこだけ後で巻き戻して観たことを白状します。 (劇中、間違ったドアを開けるアル中が登場しますが、その人とは違いますからねっ!) 7点(2004-03-22 18:13:36) |
3. スローターハウス5
世間の評価が賛否両論に分かれる映画って、時々出現しますよね。(2001年宇宙の旅とかCUBEとか) 自分は大抵“賛”の側だな、との自覚がある方だけ御入場下さい、ってカンジです。それほど面白いとも思わなかったんですが、かなりインスパイアされたので、まあ良かったかなと。最初の、雪の中を彷徨うシーンで、相当期待は高まりました。音楽との組み合わせにやられたんですね。 6点(2004-03-15 20:02:57) |
4. ラスト・ワルツ
ストラップ外れそう・・・。 9点(2004-03-14 10:14:59) |
5. ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
とにかく出演者が圧巻(総勢39人)。知っている名前だけでも、田中絹代 山田五十鈴 若尾文子 京マチ子 香川京子 浦辺粂子 木暮実千代 乙羽信子 入江たか子 中村鴈治郎 増村保造 宮川一夫 川口松太郎 etc・・・! 日本映画界を支えてきた往年の大スター達や重鎮達を拝めるだけでも貴重な一本。 内容は、監督へのオマージュ、というよりは、証言集といった趣き。名作は、現場の人達の苦労や涙なくしては生まれないということですね。沢山の素敵な映画をありがとうございます。 6点(2004-01-16 03:46:15) |
6. カンバセーション・・・盗聴・・・
オープニングからやられた。それからは、ずっと画面から目を離せない状態が続く。いやあ、これは一級品のサスペンスですよ! コッポラは、相当ヒッチコックを研究したのでは? キャスティングが抜群。G・ハックマンがこんなにいい役者だとは知らなかった。H・フォードが強烈な印象を残す。ラスト・シーンは、人によって見解が分かれるかも。 9点(2003-08-06 04:47:17) |
7. クレイマー、クレイマー
心があったかくなりました。あそこまでお父さんにしてもらったら、子供は幸せだよなあ。 7点(2003-08-03 23:53:45) |
8. アメリカン・グラフィティ
ルーカスはウルフマン・ジャックに、自分の言いたいことを代弁させていると思う。「外の世界は素晴らしい」・・・ 10点(2003-08-02 20:27:17)(良:1票) |
9. ネットワーク
志が低すぎ。 1点(2003-08-01 17:26:19) |
10. ジャッカルの日
追い詰める、出し抜く、追い詰める、出し抜く、追い詰める、出し抜く・・・そして、運命の瞬間・・・! 観客の誰もが、ジャッカルを応援せずにはいられなくなるような本造りが、心憎い。 9点(2003-07-30 14:15:56) |