1. ビルマの竪琴(1956)
邦画はたくさん見ていないのであまりえらそうな事も言えないのですが、この作品は日本映画が世界に誇る名作の一つだと自信を持って言えます。 役者も素晴らしいし、何よりもあの竪琴の音色に感動します。言葉ではなくても音楽で人の気持ちを表現する事が出来る事を見事に表現しているというか。 カラーでなくてちょっと残念だったのは大地の赤い色がわからなかった事と、あのスタールビーの色がわからなかった事。 もうひとつ、北林谷栄さんが約30年後のリメイク作品でも同じ役を演じられているという事、本当に素晴らしいと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2005-06-02 20:13:26) |
2. 吸血鬼ドラキュラ
最新作「ヴァン・ヘルシング」を見てヘルシング教授の名を再認識したのですが、こっちがやっぱり本家。理知的で冷静な教授に惚れてしまいました。 子供の頃に見たときはとにかく夜も眠れないほど怖かった記憶があるのですが、さすがに今見直すと結構笑ってしまうシーンもあり。地下室に隠れようと戻ってきたドラキュラが中に教授がいるのを見てぎゃ~と逃げたり、気絶したように見せかけて逆襲するヘルシング教授もお茶目。そしてカーテンに向かってジャ~ンプ!あんなに日光に弱いならさっさと昼間に退治しろよと思ってしまったのは私だけでしょうか。 でも外で旦那が見張ってるにもかかわらず奥さんの部屋に忍び込むドラキュラのシーンはなんともいえないエロティックな雰囲気も感じました。これは子供の頃には絶対味わえなかった感覚です。 8点(2004-09-28 20:35:16) |
3. カラミティ・ジェーン
私のイメージの中ではカラミティ・ジェーンというとジェーン・ラッセルの黒髪のきつい女のイメージがあったので、この作品のドリス・デイはちょっとイメージが違う感じがしたものの、最後まで楽しく見ることの出来る作品でした。ドリスの歌はさすがに気持ちがいいです。 私は少尉より最初からビルの方が断然タイプだったし。(^。^)「シークレット・ラブ」はいろんな人の声で聞いてみたい名曲ですね。 7点(2004-05-29 16:56:43) |
4. 緑の館
オードリーの作品の中では「パリで一緒に」と並んで失敗作の呼び声が高いような作品。当時の夫だったメル・ファーラーがオードリーの妖精のような雰囲気をどうしても映画化したかったような無理を感じる。 でもストーリー的には私は「パリで一緒に」よりも面白かった。 世界一小さな鳥とかも出てくるし、オードリーが本当に飼っていたバンビも可愛いい。 アンソニー・パーキンスはこの作品ではハンサムな正統派の二枚目を演じているが「サイコ」のイメージが強すぎてこの作品の事を覚えている人も少ないかもしれない。 いかにもセットっとわかる泉はやっぱりいただけない。 最後の木に登るシーンは私的には結構印象的なシーンでした。・・・ 6点(2004-04-17 00:07:02) |
5. めぐり逢い(1957)
時を置いて何度でも見たくなる作品の一つで、その度にわかっていてもラストシーンで泣いてしまいます。おばあちゃんの家でデボラ・カーが歌う歌が、初めて聞いたときから大好きになりました。歌ではないけれど、「めぐり逢えたら」のサントラにこの作品のインストゥルメンタルが入っていて嬉しかったです。古き良きハリウッドのメロドラマ。この二人のようなスターは今のハリウッドでは到底見あたらないですね。 9点(2004-03-24 00:21:18) |
6. 王子と踊子
DVDも出ていてマリリン・モンロー主演なのに誰もコメント書いてない。・・・私もちょっとロマンティック・コメディー風を期待したのですがあまり面白い映画とは言えなかったです。モンローは持ち味を発揮して素敵なのですが、ドレスがずっと同じ白いドレスなので自然と目がふくよかなおなかのあたりにいってしまいました。 全体的にあまり波がない映画で正直見てると飽きてきます。ローレンス・オリヴィエは役柄的にはピッタリなのですがやはりロマンティックな雰囲気に欠けてるような気がしました。 6点(2004-03-21 23:08:49)(良:1票) |
7. ローマの休日
私が生まれて初めて見た本格的な洋画であり、(その前はディズニーの漫画映画)最初から最後まで本当に画面から目が離せない映画でした。 子供の頃はエディ・アルバートの出演シーンなどはほとんど覚えてなかったのですが結構この人も味のある演技をしています。 グレゴリー・ペックの素敵なエスコートぶりも大好きです。 でもなんといってもオードリー!演技というよりにじみ出てくる品の良さがまさに王女様にピッタリです。後にも先にもこの人を超えるアン王女は絶対にいないと思っています。月並みですが永遠の名作ですね。 10点(2004-02-20 22:30:00)(良:1票) |
8. 間違えられた男
ストーリー自体はあまり面白くないが、奥さん(ヴェラ・マイルズ)が急に笑い出した時は奥さんがなんか仕組んでるのかと思った。 でも結果は。・・・最後の字幕の説明も事実とはいえ、なんか物足りない。 6点(2004-02-16 00:11:57) |
9. 見知らぬ乗客
この作品はヒッチコックの作品の中では一般的にはかなり名作と言われているようですが、個人的にはあまり好きではありませんでした。登場人物に華がないというか魅力がないというか。テニスのシーンの不気味なシーンとか、映画のお手本になるようなシーンはたくさんあるとは思うのですが。メリーゴーランドに可愛い子供が乗っていたのが気にもなりました。犯人のお母さん役が「奥様は魔女」のクララ伯母さんだったのを発見。 7点(2003-10-10 23:24:35) |
10. 麗しのサブリナ
ハンフリー・ボガートはオードリーの事が全然タイプじゃなくて撮影中もかなり冷たかったらしい。逆にホールデンの方は結婚しているにもかかわらずオードリーにベタ惚れ状態だったらしい。なんかそんな雰囲気がこの映画にも現れてるような気がする。結果的にはライナスと結ばれるのだが全然ロマンティックな感じがしない。オードリーはとても魅力的。特にパリから帰ってきた時の変身シーンとかパーティのドレス姿はさすが。ため息が出てしまう。サブリナパンツも可愛いし、見るところは多いけどボギーとの相性が悪いので私的にはあまり好きな映画ではないんです。 7点(2003-09-13 00:06:07) |
11. ダイヤルMを廻せ!
ほとんどが同じ室内の撮影なのに、全然飽きさせない。この映画の感想は良質のミステリーを読み終わったあとの感じに似ていました。犯人の心理もよく描けているし、セリフのひとつひとつや小物の使い方にさすが!と思いました。ロマンスの部分が物足りなかったような気がしますが、ミステリーなので仕方ないのかな。あの警部さんの種あかしには私も一緒に「教えて!」と画面に向かって言ってしまいました。・・・ 9点(2003-08-21 20:39:18)(良:1票) |
12. 旅情(1955)
初めてカフェで目を合わせてあわてて目をそらし、「ワワワ、ウエイター」と呼んでも全然ウエイターが気付かず、後ろの紳士が指をぱちっと鳴らしてウエイターを呼ぶシーンが好きで、何度も繰り返しそこを見ました。他にも繰り返し見たいシーンがたくさんある作品です。女性だから(しかも若くない)この映画の良さがますますわかるようになってきたようにも思っています。 10点(2003-07-07 21:54:03) |
13. ナイアガラ
確かにモンローは途中で殺されちゃうし、ストーリーもそんなには面白くはないかもしれないけど、私はこの映画好きです。ナイアガラの滝のすごさが見事に生かされたラストシーンが特に好きです。 8点(2003-06-11 22:15:01) |
14. シェーン
最初に見たのは中学生の頃で、単に西部劇としての善と悪との戦い、少年とシェーンとの心の交流の果てのあの「シェーン・カムバック!」のみに感動していたように思う。けれども最近見直してみると、謎の多い孤独なシェーンの心の動き(雨の中に1人たたずむ姿など)が微妙に場面のいろいろな場所で現れているし、特に少年の母親とのプラトニックラブはあの父親とのケンカと、その後の握手のシーンで涙がどっと溢れてしまった。(まさに男の中の男!) その後の有名な対決シーンへと続き、ラストの馬上でのシェーンのなんとも言えない表情。・・・まさに私にとって映画の中の映画である。 10点(2003-05-04 18:16:07) |
15. 北北西に進路を取れ
何と言っても極上のエンターテイメント。キャスト、ストーリー、カメラワークの3拍子が揃っていて、何度でも見たくなるヒッチコック作品の一つ。特にセスナに襲われるシーンのシークエンスは最高!でもあの主人公のお母さんはどう考えても若すぎる。義理のお母さんなのかな? あとラシュモア山の麓のレストランのシーンで女スパイが発砲するシーンでは後ろのエキストラの男の子が先に耳をふさいでる。ご愛嬌。 10点(2003-05-04 18:08:06) |
16. 私は告白する
(ネタばれあります!)なんであの女性は結婚したのかひたすら疑問。旦那さんにあっさり、前の恋人への気持ちを告白してるのにも疑問。裁判で無実になったのもそれでいいんだけど、なんか疑問。そもそもの犯人の動機自体が疑問だし、懺悔しに行くならするな!って感じの?映画。モンティは素敵。 5点(2003-04-25 22:46:18) |