1. キック・アス
あれだけドタバタドンパチやっていながらも、 キャラクターそれぞれにきちんと動機があって、 最後全てを回収してしまう力量に脱帽。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-09-14 11:07:34) |
2. ザ・ムーン
せっかく立てた星条旗が、ロケットの帰還の際の、発射の爆発で吹っ飛んだようにも見えたが、それを想定してもっと離れた位置に立てるべきではなかったのか。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-06-13 23:14:01) |
3. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
お説教好きにはたまらない映画。『早春スケッチブック』の山崎努演ずる沢田と議論してくれたら延々見続けられそうな気がする。 [DVD(吹替)] 9点(2012-02-13 02:00:10) |
4. 探偵[スルース](1972)
よくもまああそこまで陰湿で屈辱的なイジメ方を思いつきますね。その屈辱を一晩寝ただけで復讐の力に変えるマイロのバイタリティもすごいけど。ふかふかのソファーでブランデーでも傾けながら観たい極上のミステリーでした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-01-31 09:23:05) |
5. マルコヴィッチの穴
《ネタバレ》 動物を飼っているという設定は、あのオリの中にキャメロンディアスを閉じこめる必要があるため。 [映画館(吹替)] 9点(2011-12-13 10:19:36) |
6. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 ヴィースラーの心変わりについては全然理解出来ます。マリアとドライマンのセックスに欲情して女を買ったシーンがちゃんと伏線になってますから。ラスト、ドライマンとヴィースラーを会わせちゃうの!?とハラハラしながら観ていたが、当然そんな野暮な演出はなし。粋なラストに仕上がっていると思います。 [DVD(吹替)] 9点(2011-11-18 12:42:54) |
7. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版
少女時代のデボラ(ジェニファー・コネリー)が可愛すぎるため、壮年期のデボラが残念過ぎる。自分にとっては何度でも繰り返し観られる、ギャング映画の最高峰です。 [DVD(吹替)] 9点(2011-10-25 12:36:28) |
8. パーフェクト・ゲッタウェイ
《ネタバレ》 犯人カップルの二人きりの時の会話など、いろいろ腑に落ちない点がいくつかあったのでいろいろネットで調べたら、どうやらそうではないことが分かってきた。そこでもう一度犯人視点で見返してみたら、二人きりの時の会話がほとんどダブルミーニングで、犯人でない場合と、犯人である場合、両方に当てはまることが分かった。一度観ただけではよく分からない映画というのもどうかと思うが、これは最初から二回観ることを前提として作られていて、それがこの映画の楽しみ方なのだと思う(恐らく口コミ効果で二回劇場に足を運ばせることを目的としたのか?)。シドニーがあまり殺人に乗り気でないというところが肝心で、そのための消極的な発言が観ている者を混乱させる原因になっているのだが、スレスレのところで矛盾したことは言っていないことがわかる。 [DVD(吹替)] 9点(2011-10-08 22:25:18) |
9. 切腹
《ネタバレ》 時代劇ミステリーとでも言うべきか。四方を敵に囲まれ、完全に不利な状態を、徐々に優位へと変えていく様が見事という他ない。特に切り取った丁髷を出すシーンは鳥肌ものだ。しかしよくよく考えると井伊家は何も悪くないのだが、津雲の重厚な物言いが説得力を生み、いつの間にか丸め込まれてしまっている。 [ビデオ(邦画)] 9点(2008-03-19 00:22:02) |
10. 楢山節考(1958)
セットがオズの魔法使いみたいだと思ったが、ライティングや場面転換など、今見ても斬新。演劇の手法をそのまま映画に持ち込んだ感じ。クライマックスの三味線も映像と一体化し、とてつもない臨場感を醸し出している。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-12-01 00:41:15) |
11. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
《ネタバレ》 壁一面のフィルムの検査証、 映写室からゆっくり広場に映し出される映像、 「俺の広場だ」のおじさん、 懺悔室での神父なりすまし、 兵士と王女のエピソード、 映写室でのファーストキス、からまわる映写機、 屋外上映会、 新年を迎え、盛り上がっている街の喧噪と対比するトトの落ち込んだ背中、 アルフレードの嘘、 書き置き… 圧巻はラブシーンを繋げたフィルム。 キラキラしたエピソードがびっしり詰まった宝石箱(彦麻呂)のような作品。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-17 01:35:49) |
12. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 なかなか本題に入っていかないので、すこしじれったいが、 金を無くしてからが怒濤のクライマックス。一気に持って行かれた。 最初苛立っていた階段の壊れた手すりが、最後には愛しく思えるという、 さりげない演出が素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-01-22 16:27:31) |
13. ベルヴィル・ランデブー
キャラクターの造形がなんといっても面白い。 特にボディガードの二人がお気に入り。 可愛くないが、とぼけていて愛嬌がある。 9点(2005-01-11 22:56:13) |
14. 大脱走
結構後半は救いのない展開なのだが、それでいてどこかに爽快感を覚えるのは、捕虜達の中で嫌なヤツが一人もいないというところかもしれない。 特にヘンドリーがカッコイイ。 9点(2004-10-09 22:11:23) |
15. 或る夜の出来事
最初は嫌なヤツだった編集長や娘の父親も、最後の方では憎めない、いいヤツになったりするところが、粋だなあと感じさせられる後味の良い作品。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2011-11-16 17:11:57) |
16. 隠された記憶
ラストの学校のシーンは、あれも盗撮映像だと思ってたけど、違うようですね。むしろそこで種明かししないほうが潔いと思うのですが。 あと、邦題がそそられない。 [DVD(字幕)] 8点(2011-11-06 01:34:31) |
17. ラスト・ワルツ
ザ・バンドを映像として初めて観たのですが、意外と垢抜けていて驚きました。渋いそのサウンドから、もっとヒゲもじゃのオッサンらを想像してました。ロビーのギターはクラプトンほど正確じゃなくて荒いけれども、生命にあふれていて、好きです。ヴァンモリスンもギラギラしていて凄かった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-11-04 22:11:33) |
18. P.S. アイラヴユー
最後まで退屈することなく観られました。映画からポーグスの『ニューヨークの夢』が流れてきただけで満足です。 [DVD(吹替)] 8点(2011-10-31 22:30:22) |
19. shane [シェイン] THE POGUES:堕ちた天使の詩
シェインの話し方といいうつろな目といい、まさに本物の不良。ちょっと不思議な化け物のようだ。若き日のポーグスは本当に格好いい。 [DVD(字幕)] 8点(2011-10-17 23:09:27) |
20. ハスラー
男の哲学を描いたなかなか深い映画だと思う。ミネソタファッツのような寛容で物事に動じない男にも憧れるが、その時その時を全力で駆け抜けるエディみたいな刹那的な生き方にも憧れる。 [DVD(字幕)] 8点(2011-10-14 10:17:41) |