1. 三十九夜
オハコである列車を使う作品の中で「バルカン超特急」と並んで極上の物ですよね。リメイクのケネス・モア主演「三十九階段」でも忠実に描かれておりました。 8点(2003-12-16 00:26:49) |
2. 巌窟の野獣
冒頭、荒れ狂う海の中での船舶の難破シーン、寂しい海岸地帯の村の情景などにスリラー性を感じるが、ストーリーは平凡だと思った。チャールズ・ロートンの憎々しげな悪党ぶりには目を見張るが。 5点(2003-12-16 00:20:12) |
3. 第3逃亡者
非常に印象的なシーンがある。冒頭、取調室で倒れた被疑者を介抱するヒロインは終盤ホテルで倒れた犯人をも介抱する。この自然な行為は彼女のやさしい心根を強烈に象徴している。またそれは父親が警察署長であるという苦しい立場にありながらも、被疑者の逃亡と犯人探しに協力する姿に人間を信じようとする意思として表れているようだ。 5点(2003-12-16 00:13:37) |
4. 暗殺者の家
↓の意見にごもっとも。ただピーター・ローレの悪漢ぶりとラストの銃撃戦は見応えがある。 5点(2003-12-16 00:09:53) |
5. 殺人!
主役が素人探偵をつとめるミステリ物。殺人の動機が意外。刑の執行を待つ被疑者の女性の発した一言からだんだんと謎が解き明かされるが、その事を黙っていた女性の心根のやさしさに当時の時代性を感じる。 5点(2003-12-16 00:06:46) |
6. 間諜最後の日
犬が吠え立てるシーンは確かに目にも耳にも残りますね。その他空爆の音、パイプオルガンの音、戦闘機からの爆撃の音も。ピーター・ローレの味方なのか悪役なのか判らないミステリアスぶりも印象的。 5点(2003-12-15 23:57:42) |
7. バルカン超特急(1938)
大戦の風雲急を告げる時。ロンドンからの電話を奪い取るとクリケットの結果を気にする二人の紳士。また不倫でお忍び旅行の二人連れ。時代は本人たちの意思とは関係なく戦時の緊張した状況に巻き込んでいきます。 8点(2003-12-15 17:56:45) |