1. ザ・メキシカン
話題性があった作品はどうしても色眼鏡で見てしまいます。が、本作は本当に不出来。ストーリーは陳腐で、ブラピとジュリアの共演シーンは合成っぽい。唯一の救いはJ・ガンドルフィーニの魅力です。それ故に彼の結末は理解に苦しみます。 3点(2004-05-17 01:03:31) |
2. タイタニック(1997)
女性ホルモン過剰のヒロインは、まさに絵画から抜け出したような美しさ。我らがレオ様の存在感はタイタニック号に引けをとりません。ベーリング海の漁船ではなく、悲劇の豪華客船という大舞台にこそラブストーリーが映えるというものです。今後もタイタニックは高度な映像技術、本作以上の役者によって蘇るかもしれません。しかし、事故が「記憶」から「記録」に代わりつつある今、一抹のリアルを留めた本作を超えることは出来ないでしょう。擦れた大人はエゴイズムを恥じ、感受性溢れる若者は二人のロマンスに酔いしれる。もちろん私は後者。 8点(2004-04-04 12:06:21) |
3. インデペンデンス・デイ
《ネタバレ》 デヴィッドは元女房と復縁出来るのでしょうか。今後、やもめ大統領との再戦を予感させます。大迫力の映像は何度観ても素晴らしい。理屈っぽい考えを捨てられれば、珠玉の娯楽作です。多くの登場人物が余裕たっぷりで、異星人との戦争に直面している雰囲気が伝わってこないのは残念。飄々としたキャラはウィル・スミスだけで充分です。見せ場、大統領演説は英語音声の方が格好良い。結びの”インデペンデンス・デイ!!”に失禁寸前。 7点(2004-04-03 15:31:22) |
4. 必殺4 恨みはらします
TVシリーズにも主水以上の武芸者は度々登場しますが、主水は己を危険に晒さず、知略をもって仕留めています。たまには強敵と真正面から斬り合う主水を観たかったのですが、さすが映画版、やってくれました。最も手に汗握ったのは、奉行世話役の小姓との一戦です。長時間の大殺陣、苦戦を強いられる主水。この後に控える真田奉行が途方も無い強さであることが予想され、異様な恐怖感が感じられました。(千葉VS蟹江戦も凄まじいのですが、特撮ヒーロー物のように見えてしまいました。)重厚な音楽も素晴らしい。 7点(2004-03-21 10:18:02) |
5. キス・オブ・ザ・ドラゴン
《ネタバレ》 ジェット・リーとフランス、という食い合わせの悪さを逆手にとったのが良かったです。娼婦親子のために死地へ向かうベタな展開にも、彼の誠実なキャラクターが説得力を与えています。 7点(2004-03-17 23:30:18) |
6. 死霊伝説
《ネタバレ》 吸血鬼は美形である、というセオリーを完全に無視しています。主人公と地元女性のバカップルぶりも必見。終盤には飽きてしまったのか、あっさり彼女を見捨てる主人公。DVDはお買い得ですが、画面比4:3なのでTV臭さ満点です。 5点(2004-03-17 22:54:08) |
7. 遊星からの物体X
強いのか弱いのか判らない物体Xですが、グロテスクの極みたる容貌は、多くの子供達に心的外傷を与えました。(独自の調査による) また「エイリアン」に比べると設定や登場人物が身近であるため、等身大の恐怖が感じられます。 本編の完成度の高さゆえ、DVD版のメイキング映像で興醒めする人もいるでしょう。 9点(2004-03-16 22:47:25) |