1. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 「十二人の怒れる男」を観ていないので原作との比較ができないが、本作は何をおいても脚本が素晴らしい。理論派を気取っていた男が、実は個人的な醜い感情から生まれた偏った意見を押し付けていただけだった。(それはつまり、独身男と同じレベルの人間だったことになる。)何の根拠もなく無罪を主張して馬鹿にされていたおじさんとおばさん。しかし、その無知とも思える彼らが疑問を持ち続けていたことこそが、真実の可能性を広げることに繋がった。メモ魔のおばさんも実は人を見る目があった。トヨエツも実は弁護士ではなく役者だった。数々の逆転現象が起こる様は観ていて痛快。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-18 21:47:58) |
2. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
正直難解過ぎて評価しづらい。監督の妄信的なオタクに対する嫌悪感みたいなものは感じた。 [映画館(字幕)] 5点(2006-03-09 16:47:53) |
3. 機動警察パトレイバー2 the Movie
やはり自分には押井作品は敷居が高い。話が難しく感じることが多かった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-06 07:31:07) |
4. ひみつの花園
主人公の咲子が最高。これほど魅力的なキャラに仕上がったのは、矢口監督が西田尚美に心底惚れ込んでいるから。この作品ほど彼女の魅力を引き出した「PV」は他にないだろう。咲子のキャラ、西田尚美自身の魅力には文句のつけようもない。ただ、やはりこの手の作品は苦手というか、ガツンと感じるものが少ない。話の節々で納得いかないことが起こる度、ちょっと引いた目線で観てしまうようになる。場当たり的なコントの切り貼りよりも、ベタでも筋の通った王道の方が個人的には好ましい。つまりは「ひみつの花園」や「パルコフィクション」より、多少商業的と言われようとも「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」の方が個人的には好き。「ひみつ~」や「パルコ~」みたいなシュールなコメディこそ、矢口監督の魅力が遺憾なく発揮されてることは重々承知してはいるのですがね・・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-02-11 00:51:35)(良:1票) |
5. 黒い家(1999)
《ネタバレ》 好きな俳優が多く出ていて、「家族ゲーム」の森田作品だけに興味があり観賞した。 まず出てくるキャラがとにかく気持ちの悪い人間ばかりでチョットひいてしまう。 あと疑問として、あれだけ多くの殺人や保険金詐欺をしていた幸子に今まで警察がノーマークって・・・「警察バカ過ぎじゃん」とか多々無理が生じているように感じられた場面にイチイチ突っ込みを入れてしまった。ラストのバトルも何だかなぁ~。 演出面全般も画面が黒味がかっていたり、変なノイズを入れたりとかハナにつく感じがして微妙に思えたけど、なんだかんだでハラハラさせられる場面もあり、大竹さんや西村さんの怪演?も拝見できた事、おまけとして個人的に田中美里が好きなので及第点の出来 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-29 23:35:35) |
6. GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
作り手の意図を完全に理解するには、どこか哲学的過ぎて難しかった。けれど圧倒的な世界観や映像に引き込まれておもしろかった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-08 00:42:32) |
7. 恋する惑星
全体を通して演出が狙い過ぎてちょっと鼻につくトコもあるが、ここでは素直にセンスの高さと評価したい。見終わって1番の収穫はフェイ・ウォン。普通に考えたら相当イタイ娘なんですが、フェイ・ウォンが演じるとかわいらしく感じてしまうから不思議。それほど独特な魅力があり、存在感があった。 7点(2004-08-10 03:01:37) |
8. ガタカ
つまらなくはなかったが、個人的には少し盛り上がりに欠けたなぁというのが観終わっての第1印象。目新しいようで、実は根底にあるテーマは結構ベタ(落ちこぼれのレッテルを貼られた主人公が最後にはエリートを打ち負かす的な)かなと。でも最後のシーンなんかは考えさせられる部分があり良かった。あとユマ・サーマンのちょっと妖しげな美女なんかは相変わらずハマリ役。 [映画館(字幕)] 6点(2004-08-05 03:01:52) |
9. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 「ありえない」と思うことの連続に決着をつけるべく、少々強引とも思えるラストへ。まぁ、逆に皆がグルじゃない方が不自然か。しかし、そこまですることの意味が分からないし、結局納得できない。 6点(2004-04-20 13:57:01) |