1. 家庭
この映画を好きだと言ったら、マザコンと思われるかもしれない。しかし、それでも好きだと言いたくなるような映画である。冒頭の幸せそうな雰囲気には「アントワーヌ・ドワネルよ、おまえ本当に良かったなぁ」と微笑まずにはいられない。ラストの食事のシーン、ドワネルのやはりとも言うべきどうしようもなさには、なんとなく自分を見ているようで恥ずかしい。クリスチーヌの深い深い優しさに包まれた、じんとくる話。 9点(2005-01-12 00:06:14) |
2. バリー・リンドン
とても哀しい映画である。物語と観る者の距離があまりにも遠いがために哀しい。 9点(2004-11-11 23:51:41) |
3. 都会のアリス
物語は結末も含めてありがちな設定である。しかし、観ていて飽きない。なぜか?それはこの映画が独特の雰囲気を持っているからである。その雰囲気とはどういうものか、それは私にとってとても曖昧なものである。上空からの眺め、ケーブルカー(?)、車から見えるドイツの街並、フェリーと水面、そういった風景群が体の中にスッと入ってくるとでも言おうか。言葉では説明しづらい。確実に言えることは、私はこの映画に対してとても素直な気持ちでいれるということである。個人的に時間をおいてまた観直す必要有。 7点(2004-09-02 23:22:13)(良:1票) |
4. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 『雨に唄えば』を歌いながら、蹴りをいれるシーンが頭から離れない。不快だが目を背けられない程に映像の力は強いと思う。 7点(2004-07-02 20:43:18) |
5. グッバイガール
こういうストーリーは見飽きた感があるので少々退屈(これがはしりかな?)。女性があまりにマイナス思考過ぎて「もうええがな」と感じた。これまでの体験に基づいていたとしてもねぇ。私の懐が狭いのか…リチャード・ドレイファスはたいしたもんです。 4点(2004-06-17 01:44:59) |
6. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
邦題の通り、映画への愛があふれている良作。登場人物が活き活きと無駄なく動いている。泡の雪も見物。ジャン・ピエール・レオのダメ男っぷりも凄まじい。ひどい男なんだが憎めないねぇ。 8点(2004-06-14 22:20:07) |