1. 8mm
久しぶりに観たくなってレンタル。「普段見たことのない世界に分け入っていく」というシチュエーションを楽しむ映画と納得。主人公が「大切に守りたい」と思えばこそ、主人公の体験を共有させてもらえない、かやの外の「最愛の」家族に共感。それと、悲惨かも知れない真実を知りたいか、夢を見続けたいか、との難題を、周りが勝手に慮るのではなく、その家族自身にこそ選んでもらうべきなのだ、というのも新鮮な視点で印象に残った。 個人的には大いに楽しんだけれど、この映画、わが家族の目に触れることを考えると、やっぱり家には置いておけないなー。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-30 22:22:38) |
2. エコーズ
観ていて憤りを覚える内容ではなくこの点数。未知との遭遇と似た「不条理なとりつかれ感」を楽しむ作品。途中あれーっと新鮮に思えたのは、感じる力のない人にはまるで無視され続ける「霊」の存在。せっかく「でている」のに気づいてもらえなくってかわいそう。でもおかげで私は遭遇の機会が低いことが判明し、結構ほっとした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-30 22:12:21) |
3. キャスティング・ディレクター
《ネタバレ》 日本語題名やDVDパッケージ・予告編からイメージされる「業界内幕もの」とは別ものです。それぞれの出演者たちには魅せられる点は多くありましたが、残念ながら期待していたように映画として楽しめたか、という点でこの点になりました。かもし出される不安感・イライラ感には、共感できることもあるけど、ずっと付き合うにはちょっとキツイ。風来坊の女の子が最後に再びあらわれたとき、なぜだかちょっとほっとさせられてしまい、我ながら不思議。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2006-02-18 07:15:53) |
4. スリーピー・ホロウ
雰囲気があって面白かった。主人公のあり方がユニークで魅力的と思った。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-26 21:30:11) |
5. ミセス・ダウト
アクターズスタジオのロビンウィリアムズの回で思い出し、気になった作品。大笑いできるかな、という先入観があったものの、自分には「笑う」というより「じっと見入る」ことが多くあり少々意外。 「お母さんを喜ばせてくれてありがとう」と子供がいうシーンでも、ああそうかといろいろ思った次第。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-01 06:31:31) |
6. 誘導尋問<TVM>
《ネタバレ》 信頼して預けた保育園での集団幼児虐待疑惑、疑心暗鬼な親たちと圧倒的な非難にさらされる経営者一家、名乗りを上げる弁護士、子供を守るために惜しみない専門家、その助けを得て「事実」を証言するこどもたち。傍観者も含めて、自分自身がどの立場にもなりうると感じた本当に怖い話。もっとも強烈に感じたのは、プロはプロとしての情熱や自意識だけでは不十分で、裏打ちされた本物の技量がなくてはならない、ということ。 失われた時間の長さとともに、これが「実話」をベースにしているというのがやりきれない。そしてもしかしたら、今も自分自身が進行形でTVなど「ワイドショー」的に参加してしまっているかもしれないことが恐ろしい。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-01 05:55:33) |