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ハッシーふりかけさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 58
性別 男性
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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ラストタンゴ・イン・パリ 《ネタバレ》 
すべてを匿名にする男女の密会。互いの名前も過去も語らず、言語性を帯びないガランとしたアパルトマンで交わされるセックス。ベッドという道具(言語)をも廃し、本能に任せた刹那的なセックスという、主観の中に永遠を見るような反物語。二人の間に存在する共通項のみで支えられる情事。もちろん長くは続かない一曲のような一間。常に言語的であろうとし、言語的でしか存在しえない映画であるがために二人の関係は破綻する。しがみつく男の狂気と混乱を放棄する女。二人の抱える映画的などうでも良い諸事情が、映画という媒体の経済的な時間の流れが、残酷に永遠を否定する。栄光を通り過ぎたマーロンブランドの晒す醜態が、強烈なまでの説得力。
[DVD(字幕)] 8点(2007-03-16 14:27:31)
2.  太陽を盗んだ男
どこを切っても極太なパワフルで勢いのある展開、ストーリーは圧倒的。沢田研二という独特な雰囲気の俳優をうまく利用し成立させている。まさに非日常。まさしく最高の工ンターテインメント。倫理に縛られて羽なんてのばせるか!。ジュリーを映し、見つめるようなツヤツヤまん丸な原爆。カの象徴。大き過ぎて手に負えない力が俺もほっすいー。
[DVD(邦画)] 9点(2006-07-27 06:13:58)
3.  青春の殺人者
“親殺し”という序盤のの陰惨さ以上に、水谷豊演じる主人公の青年らしさというか、むしろ子供らしさ、嘘の無さみたいな所が印象深くて、純粋さを強く感じるし、強く共感できるから感動できる。自分の汚されたく無い部分を持ち、それを否定するものに敏感に反発する。そんな自分でも理解できないくらい強い衝動が発端となり親を殺してしまう。両親の死のあっけなさと、思っていた以上に変わらない日常。次第に湧き上がる実感とはうらはらに、自分が親を殺してまで守りたかったものすらも理解できてないし、父親への愛情すらも湧いてくる。全ては自分の弱さであることはどこかで分かってる。親は欲しい物を与えるくせに熱中すると奪おうとする。でも知っていた。そんな事は分かっていて与えてもらう事を選んでいた自分の弱さ。死にたくても死ぬ事すらままならない憶病さ。小さな虚栄心が崩れさった瞬間こそが青春の終わりなのかもしれない。演出も計算されてて配役も絶妙。原田美枝子も体の成熟さに似合わず子供っぽい顔が役にはまっていた。この作品の素晴らしさは言い出すとキリが無さそう。傑作。
[ビデオ(邦画)] 10点(2006-07-21 03:12:46)(良:2票)
4.  スウィート・ムービー
ストーリー性はほぼ無い。ミス処女コンテストで選ばれた美女のくだりは直球で、保守主義批判やら資本主義批判やら。コメディみたいなスタート切ったくせに思想に溺れてて完全にすべってるし、これみよがしにしか見えない。水兵やら女船長やらのくだりにいたっては、どうしたいんか分からん。このくだりも同様にあちこちに社会批判やら政治批判、何か記録フィルムとかもカットインしてくるからそんなんからも何か考えろと。こっちは大した学もねえし、雑把な感覚でしか捕らえられん訳で、答えあるか分からんような健康体操とかまでこっちは必死に咀嚼してんのに、そんな中で砂糖やら嘔吐やらカルトみたいなシーン入れられて、「dont think feeeel!」みたいな事されても無理やわ。どっちかにしようや。快楽の白い粉の中で絶頂に達し、死すらも麻痺させ、性的興奮すらも象徴してしまう魅惑の「スウィート」という感覚。見た人全ての価値観を根底から揺るがすようなインパクトに届けと本当に願うなら、そこに集中してほしかった。 散漫な印象を受けた。
[ビデオ(字幕)] 4点(2006-06-30 05:29:46)
5.  修羅雪姫(1973)
笑いを置きにきているわけでもなく、かといって意識していないはずもない。任侠映画を客観視して作られた新しいエンターテインメント映画って感じがした。まさにデフォルメされた世界。このあくまで亜流な温度感が心地よいし、どことなくポップで疲れない。漫画っぽい。個々のシークエンスを倒置的に表現することで、先の読めそうなストーリーでも気が抜けないし何倍も楽しめる。キルビルの元ネタみたいな事を聞いていたが、この作品の段階でその本質は補完する必要も無いほどに完成していたという事に驚いた。噴出す血の量にはもっと驚いた。
[DVD(邦画)] 8点(2006-06-29 23:23:54)
6.  ひまわり(1970)
戦争は人を変えてしまうとか言われてもピンとこない現代っ子である自分にとって、こうゆう切り口は単純に伝わりやすい。恋愛の蜜月期にあった男女を引き裂いた第二次世界大戦。そりゃ、たくさんあるよ。戦争が男女の仲を引き裂いた・・・みたいな話は。でも、この映画が素晴らしいのは、戦争を一つの要因として捉えているところ。人間はすごく弱い生き物で、長い時間一人の人間を思い続けることが本当につらいし、心の支えがほしいと思ってしまう生き物だし、極限の状況を脱した後に自分でもビックリするような心境の変化があったり、そんな自分に嫌気を感じたりもする。そんな人間の弱さを露呈してしまうキッカケとして戦争。そんな形で表された戦争に、教科書的なものには無いような普遍性のようなものがあるのだと思う。カットバックも本当に上手く生かされていたし、マンシーニの音楽もピッタリはまっていた。ラストのヒマワリと前半のヒマワリの見え方がこうも違うかと思い、対比の上手さにもう一度確認したぐらいの最高の心象描写も素晴らしい。ただ、情熱的といえば聞こえはいいけど、若干あちこちのシーンがクサイかな・・・って思ってしまったのと、ウクライナの娘が完っ全に展開のためだけのキャラクターに終わってしまっている事が残念でならないが、充実した作品でした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-19 02:41:37)
7.  時計じかけのオレンジ
キューブリックが描き出す近い未来。ひたすらスタイリッシュに描写される若者の暴力が印象的だった。自分たちの存在を別のものに感じ、共通の言葉を使い共通の服を着る。そんな若者にとって社会なんて汚いもののようにしか映らない。そんな若者のエネルギーの発散と、社会主義的に画一化に向かっていく社会は正に悪夢のよう。1971年に作られたこの作品の未来と、今現在とどれだけの違いがあるだろうか?まさにキューブリックの鋭い視点を感じる。それに加えてキューブリックらしい、清潔感があり不穏な緊張感、整然としたSF的な演出が素晴らしいし、どこか崩れる事を許さないような均衡のようなものがある。そんな演出の中で、この作品のテーマは顕著に浮かび上がる。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-22 19:12:52)
8.  キャリー(1976)
何かB級な展開のもっていき方が好き。内容どうこうじゃないもんな。ワクワクしたり、ドキドキしたり、監督にいいように動かされてんのが分かる。いじめられっ子が だんだん可愛くなっていってハッピーエンド…じゃなくて救われんし。救わんし。期待は裏切るためにあるものなんです的な発想。心に残るより記憶に残ってしまう映画なんよな。腐るほど映画が溢れてる中でこれだけ金かかってなくて、記憶にこれだけキッチリ残ればデ・パルマの勝ちやと思う。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-18 04:07:22)
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