1. 千と千尋の神隠し
ふと改めて観たくなり、DVDにて観賞。初めて観たときにはストーリーとこの映画の訴えることともに???だったが、その後のジブリ作品でさらなる退屈と「なんじゃこりゃ?」状態をこれでもかと味わっていたためか、今回案外すんなりと受け入れられた。物語のターニングポイントは、銭婆に契約の印鑑を返しに行くと自分で決意したところ。それまでは「働かせてください。」と言ったところでそれはハクの入れ知恵によるものであり、純粋に自分の意志で伝えたものではない。そう、この映画は一人の少女が自らの意志で行動していく課程を描いたものであり、そう捉えると実に納得。元の世界に戻った後、千尋がこの世界のことをはたして覚えているかどうかが興味深いところ。 [DVD(邦画)] 7点(2014-07-31 08:31:48) |
2. グラン・トリノ
《ネタバレ》 う~ん軽い衝撃。CGは皆無で、ピンボケしたような画面、金の掛かっていないロケ地とセット(グラントリノだけピカピカですが)、頑固オヤジで家族から疎まれている主人公…。序盤こそたるいな~…でしたが、ウォルトがタオに絡んだ札付きを追い払い、スー始め一家から感謝され始めてからは徐々に引き込まれました。それにしてもヒューマンドラマは魅せますね!地下室から小汚いフリーザーを引き上げるだけなのに、タオとウォルト2人の心情の変化が実に心地良く響きました。ウォルトは、朝鮮戦争での自ら犯した罪にずっと囚われ、死に場所を探すだけの人生だった?いや、頑固オヤジとは程遠いくらいタオ始め一家に様々なことを伝えてたのが実に印象的でした。気がついていたか?ヤムヤムはずっとお前のことを見ていたんだぜ。気持ちのこもった作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2013-03-12 22:46:31)(良:1票) |
3. カーズ
数あるピクサー作品の中で一番最初に観たのは、実はこの作品です。確かに擬人化した車たちには最初戸惑いましたが、様々な登場人物をいろいろなエピソードで登場させているので、ついストーリーに熱中してしまいます。ルート66のエピソードは、いわゆる”古き佳き”しか連想できませんが、ラストのレースシーンは予想しつつもジーンと来るものがありました。結局、レンタルを返し終わるまで、子供と3回観ました(^^;。個人的には今のところ№1inピクサー作品です。 [DVD(吹替)] 9点(2007-06-26 08:22:07) |
4. モンスターズ・インク
すごいCG技術。サリーやマイクの質感もさることながら、特に感心したのはその感情を表情や身体で表現するときのスムーズさ!子供と一緒に観てましたが、いつの間にか子供以上に熱心に観てました(^^;。実に感情豊かで暖かくなれる作品ですね。 [DVD(吹替)] 8点(2007-06-26 08:12:36) |
5. ALWAYS 三丁目の夕日
《ネタバレ》 巷での評判が随分良かったので、何年かぶりに映画館で観ました。決してハッピーエンドだけでは無く、ほろ苦さも含ませて様々なエピソードを綴っているのは原作どおりかな、という印象です。多くの方のレビューにあるとおり、堀北真希、薬師丸ひろ子はすばらしいと思いましたが、個人的にはもたいまさこの渋い存在感が気に入りました。エンディングでは、評判通り周囲のあちこちからすすり泣く声が…(^^;。こんな映画もあって良いと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2007-03-09 08:28:17) |