1. Please Please Me
《ネタバレ》 父親と娘の関係性がとても良い感じだ。 自然な親子の会話という感じ。 アルバイトを辞めて、また別のアルバイトをする。 そう決めた女性を淡々と描いている。 そこにどれだけの意味があるのか。 大した意味はないようにも感じるが、これは私の感受性が悪いせいかもしれない。 そんなに退屈はしなかったけど、心に響く何かもなく。 平穏でフラットな気持ちで見ている内に、すんなりと終わってしまった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-08 22:27:30)《更新》 |
2. 掠奪された七人の花嫁
《ネタバレ》 好きな女性は誘拐してでもモノにする。 かなり人権無視な物語。 長男が一番体が大きいのが定型的で気に食わない。 前半はそれなりに面白かった。 後半にいくほどつまらない。 しかし、あれだけガサツな野郎どもが、歌と踊りはしっかり出来るというのは違和感がある。 あんな山奥の汚い暮らしの中で、いつ歌と踊りをマスターしたんだよ! あと掠奪されたのは七人じゃなく六人だけどな。 一応、長男の嫁は本人の同意を得て連れ帰ったわけで。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-05-07 22:17:45)《更新》 |
3. 回復タイム
《ネタバレ》 何回もクスッとできるシーンがあった。 それだけでも素晴らしい。 この映画の女性のように、日々にちょっと疲れた人には一服の清涼剤になるはず。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-06 09:56:43)《更新》 |
4. ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争
《ネタバレ》 ゴダールの遺作。 見に来ていた一人客の中に、とんでもなく綺麗な女性がいた。 ゴダールの遺作には綺麗な女性がよく似合う。 20分の短編ではあるが、本作でも戦争に対する強い執着を感じた。 映画というより静止画の連続で構成されており、紙芝居のような展開をみせる。 ゴダールにしか作れない世界観で実に斬新、実に訳がわからない。 この斬新さ、訳のわからなさこそがゴダールだ。 他の人には決して作ることのできない映画世界。 それはもはや面白いとかつらまないとかの価値観から逸脱している。 最後の最後でゴダールは強烈な作品をのこした。 [映画館(字幕)] 5点(2024-05-06 02:56:37)《更新》 |
5. 台北暮色
《ネタバレ》 とにかく感じたのは、台北という街がとてつもない大都会だということだ。 そしてそこに暮らす人々には、それぞれの人生があって、皆それなりに大変な過去を背負って生きている。 その人生は互いに交錯し合い、小さなドラマを生んでいく。 それを都会的なセンスで描いたのが本作。 映像も綺麗だし、音楽のセンスも良い。 だが何かが足りない。 それは娯楽性なのか。 でもそんなものは必要ないのかもしれない。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-05-06 00:05:37)(良:1票) 《更新》 |
6. 今夜新宿で、彼女は、
《ネタバレ》 さっきちょうど新宿駅を電車で通過しながら、この映画を見ていた。 そんな訳で、とても身近に感じられる映画だ。 ストーリーとしては取るに足らないが、新宿を舞台にした臨場感やスピード感が見どころだ。 明らかにメンタル病みの女性が主人公で、特別美人でもないし不細工でもない。 これが何気にリアルかもしれない。 田舎から東京に出てきているらしく、田舎の母親から電話がかかる。 何か聞かれても大丈夫、変なことはない、みたいに無問題と答える女性。 大いに問題ありなのだが、田舎の母親には異状なしと答える。 これがなかなか興味深い。 こんなの見たら、田舎の親は安心して娘を東京に行かせられないよ! とまあ、娘を持つ親からしたら、ちょっとしたホラーだね。 監督は女性だが、おそらくリアルな東京、いや、新宿を知っている人なんだろな。 そう感じた次第。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-02 19:55:58) |
7. 新東京行進曲
《ネタバレ》 当時、人気があったであろう高橋貞二に何ら魅力を感じない。 話も駆け足過ぎるし、いたるところが都合良すぎでいただけない。 配役通り小林トシ子より淡路恵子の方が魅力的だわね。 これ悲恋の物語なのね。 当時の皇居周辺や上野の風景を楽しめるのはいいね。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-05-01 22:33:38) |
8. 素晴らしき戦争
《ネタバレ》 リチャード・アッテンボロー監督作品とは相性が悪いらしい。 戦争に対して皮肉を込めているのか分からないが、見ていてもいまいち何を言わんとしているのか、何を楽しめばいいのか分からない。 分からないからこそ140分がとても長く感じるし、苦痛にもなる。 あと歌が多すぎる。 [DVD(字幕)] 2点(2024-04-29 18:32:03) |
9. 八月の鯨
《ネタバレ》 あのリリアン・ギッシュがかわいいお婆ちゃんに! それだけで何だか感慨深い。 静かな島でゆったりとした時間を過ごしている。 老後としては良いのかな? 私はどちらかといえば賑やかな場所が好きだけど、老齢になったら好みは変わるのかな、それとも人それぞれなのかな。 ベティ・デイヴィスが完全にお邪魔な存在。 あれだけ悪態をつかれるとさすがにきついよね。 難しい事かもしれないけど、やっぱり年老いたら可愛がられる存在でいたいかな。 [DVD(字幕)] 6点(2024-04-28 16:30:50) |
10. 木靴の樹
《ネタバレ》 最後まで見るのが、もの凄く苦痛だった。 まるでテオ・アンゲロプロス作品を見ているかのような退屈さと苦痛。 特に個人的にキツかったのは、薄暗いシーンが多いこと。 とにかく暗くて何が起きてるのか分からない。 夜のシーンはほとんど見えない。 室内の薄暗いシーンはいくぶんマシだが、それでもはっきりとは見えない。 監督の意図した事であろうが、個人的には暗い画面が退屈さによる苦痛を更に増長させた。 [DVD(字幕)] 1点(2024-04-27 22:41:52) |
11. 五番町夕霧楼(1963)
《ネタバレ》 あまりに悲しすぎる物語。 家族の病気を治すため、そのお金を稼ぐために遊郭に売られた女性。 そこに惚れ込む脂ギッシュな中年男性。 女が元気な内は熱心に遊郭に通うも、女が病気になったら途端に居なくなる。 最後は遊郭の仲間の女性たちが面倒を見てくれた。 女の芯の強い優しさに心を打たれた。 男は最後は冷たいところが確かにあるよね。 その点、なんやかんや言うてても、女性は最後の最後は優しいもんだ。 木暮実千代と千秋実の熟練の演技が印象的。 [DVD(邦画)] 6点(2024-04-27 11:34:52) |
12. Sexual Drive
《ネタバレ》 かなり期待して見始めたのだが、どうにも男優陣が生理的に受け付けん。 芹澤興人は馴染みがあるので大丈夫だが、それ以外の男優たちが気に入らない。 目当ての武田梨奈の出番も少ない(これが一番致命的)。 直接的な性描写は無しでエロティックな内容を表現したかったようだが、成功しているとは言い難い。 唯一の収穫は出てきたラーメン屋。 一誠というラーメン屋らしい。 とてもうまそうだった。 今度食べに行こうと思う。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-04-26 19:50:47) |
13. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
《ネタバレ》 ダニエル・デイ=ルイスの熱演、怪演に尽きる。 だけどこのおっさんが発する言葉がことごとく不快。 ついでに面構えもダミ声も不快。 神父を殺す必然性も感じない。 ついでに仕事なんかに命をかけるのは馬鹿らしい。 まして息子を事故に巻き込むなんぞもってのほかだ。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-04-25 21:25:57) |
14. J005311
《ネタバレ》 人生に絶望した者同士だからこそ通じ合える何かがあったのだろう。 だから神崎は自殺を取りやめた。 なんだけど、パッとしない野郎を延々と追いかける映像に嫌気がさしたのも事実。 この先、何が起きるんだろう?と画面に釘付けになったのも事実。 なかなか評価が難しいが、好きな類の映画ではない。 ちなみに主人公の男性は、和田アキ子というか羽生結弦というか、絶妙にパッとしない顔付きをしている。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-04-22 22:36:36) |
15. 白夫人の妖恋
《ネタバレ》 李香蘭より八千草薫の方が好きだな。 ウエストが細くて、顔も晩年のような卵型ではなくシュッとしていて可愛い。 ラストは少し間延びしていてクドく感じた。 白蛇と人間との愛を描いた内容で、最後はめでたく結ばれてハッピーエンド。 愛には蛇も人間もない。 ひたすら相手を思う気持ちが大事。 なんだけど、後半はひたすら円谷劇場でスペクタクル過ぎるんだよなぁ。 上田吉二郎のアクの強い変態ジジイ演技と、顔がシュッとした可愛い八千草薫に加点で、4点で。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-04-21 20:10:12) |
16. 19歳
《ネタバレ》 アニマル浜口の娘さんにどことなく似た雰囲気の道本咲希さんという方が、自身を主演として撮った自主制作風の短編。 19歳で短大生の主人公は就活しなきゃいけないけど、毎日ブラブラして首から15万円するカメラをさげ、写真を撮り歩いている。 まるでそれは現実から逃避するようでもあり、逆に何かを追い求める積極的な姿にも見えた。 そうこうしていたら20歳になっていたところで終わる。 何気ない内容の短編だが、何か具体的な目標や夢もない当たり前にどこにでもいそうな19歳のいまを切り取った内容になっており、これはこれで初めて感覚で面白かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-21 12:41:17) |
17. 紅の流れ星
《ネタバレ》 ラスト、一人でブラブラ歩いている浅丘ルリ子を渡哲也が見つける場面。 さすがに偶然が過ぎるだろ!と言いたい。 もう少しどうにかならなかったのかな? マニラなんかに行きたくないのは分かるけど、好きな男を警察に通報する女の気持ちは分からない。 ベッドの上で恥をかかされたお返し? いや、やっぱり分からない。 最初から最後までノンストップのストーリーで飽きずに見ることができた。 ヤンチャな渡哲也、浅丘ルリ子の綺麗な髪とスタイルが印象深い。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-04-21 00:35:21) |
18. 原宿デニール
《ネタバレ》 武田梨奈の全盛期の魅力が炸裂してるので点数高めにいきたかったが、韓国人俳優はマイナス要素かな。 原宿を歩いている女性のパンストのデニール数を当てるというエピソードから、作品名を『原宿デニール』としたセンスが好き。 武田梨奈がパンストを脱ぐシーンや、そのあとの生脚ポリスはヤバすぎる! [インターネット(邦画)] 8点(2024-04-20 21:19:27) |
19. 荒馬と女
《ネタバレ》 私にとっては普通に楽しく見ることはできた。 誰それの遺作とか、そういうのを意識してしまうと物悲しい気持ちになるのかもしれない。 馬を追い詰めるシーンは、残酷ながらも臨場感があった。 さすがジョン・ヒューストン監督といった感じ。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-20 17:41:54)(良:1票) |
20. 階段のふたり
《ネタバレ》 いくら夫との関係が冷めていたとしても、わざと違う書類をFAXするかな? 大して親しくもなかった知り合い同士で、久しぶりに会ったりするもんかな? 5階建てでエレベーターのないマンションなんてあるのかな? とまあ、短編映画なのにこれだけ疑問点が出てきてしまった。 つまりリアリティがなく作り物っぽさを感じる。 二人の女性も魅力なし。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-04-17 22:36:42) |