1. 戦後猟奇犯罪史
狂言回しというかリポーター役の泉ピン子が邪魔。何より事件そのものをなぞっているだけで新し身がない。中途半端なエログロもの。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-07-13 08:54:51) |
2. 君は海を見たか
《ネタバレ》 余命わずかの一人息子に父親として何がしてやれるのか、という思いテーマを真正面から描いた佳作。惜しむらくは、天知茂が余りに硬派過ぎてパパというイメージからは程遠いところ。もう少し軟派な役者を使ったほうが良かったのでは。それとテレビ版(82年フジテレビ)のキーパーソンである梅宮辰夫演じる松下課長がいなかったのが残念。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-02-15 15:14:13) |
3. 抱きしめたい(1978)
ロバート・ゼメキスの初監督作品であり「栴檀は双葉よりかんばし」の言葉通り。「アメリカン・グラフティ」とともに60年代のアメリカの青春群像を切り取った傑作。何よりビートルズファンにはうれしい展開で100分間ニコニコしっぱなし。ぜひともDVD販売を。 [ビデオ(字幕)] 9点(2014-02-05 09:53:55) |
4. 待ち伏せ
いつもながら大根丸出しの裕次郎、目立とう精神溢れる勝新、よくこんな役を引き受けたなと思われる錦之助。やはり主演と製作を務めた三船の「三十郎をもう一度」の想いから作られただけのスカスカで退屈な独りよがりのお話し。そういえば茶店の娘役は愛人(三船美佳の母)を使ってたな。それと浅丘ルリ子を時代劇に使っちゃいかんでしょう。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-02-03 14:48:22) |
5. いのち・ぼうにふろう
何であんなグズを、悪等共が命を棒に振ってまで助けようとしたのかが響いてこない。勝新の役も本当にそれ必要?って感じ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-02-03 14:18:46) |
6. ゴッドファーザー
ビトーの勇気がソニーの短気に、ビトーの優しさがフレッドの気弱に、ビトーの理性がソニーの冷たさに遺伝。勇気と優しさと理性を備えたビトーはやはり偉大なドンだったと言うことか。 [映画館(字幕)] 10点(2014-02-02 14:39:08) |
7. 鉄砲玉の美学
昔、二番館で観た時は、いかにもATG映画らしい青春やくざ映画と、ある意味かっこいいとも思ったが、30年ぶりにCSで観直すと、中途半端なチンピラのかっこよくもなく、かといって青春の怒りや焦りも感じられず、ただダラダラしたストーリーとテンポの悪い映像が最後まで続く感じ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-10-23 11:37:36) |
8. レッド・サン
ブロンソンと三船の呉越同舟は結構楽しめたし、ぶん投げられまくって「今日は引き分けだな」にも笑った。けどインディアン(これもネイティブアメリカンと言った方が良いかも)の描き方が今では通用しないだろうし、全体的に紋切り型で古臭い感じ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-31 15:38:37) |
9. ブルークリスマス
30年前、当時「前略おふくろ様」「6羽のかもめ」「あにき」など倉本聰のTVドラマの大ファンだったので期待して観にいった。特撮のないSF映画というふれこみだったが、UFOを題材にした倉本ワールドで、静かな展開の中で権力の怖さも伝わり、Charの劇中歌も格好良く、十分に楽しめた記憶。 [映画館(邦画)] 7点(2008-04-09 15:53:11) |
10. 新仁義なき戦い(1974)
《ネタバレ》 仁義1作目の広野昌三(新~では三好万亀男)と違い、娼婦(池玲子)を盾にしたり、素人(山城新吾)を追い込んだりと、かなりワルな菅原文太に痺れた。それ以上の迫力が若山富三郎扮する青木尚武(1作目で松方弘樹のやった坂井哲也)、渡瀬恒彦扮する北見登(1作目では野口貴史が扮したチョイ役の岩見益夫)の二人。金子信雄の山守義雄(彼だけ役名も配役も1作目と同じ)と田中邦衛(1作目と役名は違うが人物は同じ)が相変わらずのこすっからさで笑わせてくれる。圧倒的暴力シーンに加え、セクハラシーン、差別用語満載で仁義5部作に決して引けをとっていない。続く組長の首、組長最期の日も期待したのだが…。 [映画館(邦画)] 8点(2008-04-05 17:44:09) |
11. 青春の殺人者
《ネタバレ》 観ていて緊張しっぱなしだった記憶。甘く軽快なゴダイゴの音楽と妙にマッチするピリピリした映像。日本テレビの「傷だらけの天使」でブレイクしたばかりの水谷豊と定評あるバイプレイヤー市原悦子の迫真の演技、原田美枝子のダイナマイトボディ、湾岸道路を疾走するシーンの美しさ。市原悦子が殺されるシーンでは痛みさえ感じた。 [映画館(邦画)] 8点(2008-03-13 17:34:00) |