1. ディパーテッド
アカデミー賞を受賞したとても評価が高い映画だけど、私には良さが分かりませんでした。豪華な俳優陣だし、雰囲気もいいし、映画としての完成度は高いと思いましたが。 しかし、ディカプリオもマット・ディモンも(特にディカプリオ)、「いつ正体がバレるか?」というヒリヒリした極限の精神状態に置かれている筈で、そこがこの映画の見所の筈ですが、あまり伝わってきませんでした。全体的にサラリとしていると言うか。 それはそうと、ネズミ何匹いるねん!と思いました。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-06-14 02:36:30) |
2. マーダー・ライド・ショー
狂気的な演出をして、次々とトラウマっぽい展開を畳み掛ける。単にそれだけの映画に思えました。ぶっ飛んだ狂気ということでは、「悪魔のいけにえ」の方が奇跡的。 [インターネット(字幕)] 3点(2020-06-14 02:29:26) |
3. THEM ゼム(2006)
これって実話なんだそうですね。こういう悲惨な事件をホラー仕立てで映画化するのはどうかと思います。しかもドリフのコントかと思うような演出(ドアが突然バタンと開く→観客驚く)。エクソシストのフリードキン監督が選んだホラー13作に含まれていたから期待していたのですが。残念。 [DVD(字幕)] 3点(2008-11-15 23:45:53) |
4. オープン・ウォーター
《ネタバレ》 海の真ん中に置き去りにされ、ギラつく太陽、脱水症状、体の冷え、海の揺れでの酔い、疲労と、身体的な不快さもリアルに伝わってきました。そして鮫がウヨウヨと・・。実話がベースになっていると聞いて何とも言えない思いです。むしろそんな最悪の状況で、一晩以上なんとか耐え続けた主人公がとても強い人間に思えました。私だったら夜が迫ってくるに連れて参ってしまうと思います。夜明かしなんてとてもじゃありませんが出来ません。最後の行動は、人間がついに心が負けてしまった時に取る行動なのでしょう。とにかくリアルな傑作だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-21 21:37:02) |
5. エミリー・ローズ
《ネタバレ》 「悪魔憑きかそれとも精神病か?」という難しいテーマで裁判が争われるわけですが、あくまで客観的な中立の視点で描かれており、法廷モノとしてとても見応えがありました。でも裁判以外のシーンがただのオカルトと化していたのが残念。少女の身に起こる超常現象は、悪魔憑き現象なのかもしれないし病気の発作なのかもしれないわけですが、この映画では明らかに前者寄り。法廷シーンでの中立視点はどこに行ってしまったのかと思うほど、ショッキング映像でもって観客の恐怖を煽りまくろうとしていましたね。「怖い映像だけど、病気の発作だとしたらギャーギャー怖がっちゃいけないし・・」と複雑な思いでした。せっかく興味深いテーマなのですから安易にオカルトに走らないで欲しかったです。というわけで4点。 [DVD(字幕)] 4点(2008-07-21 20:50:01) |