1. 恐怖のまわり道
《ネタバレ》 ついてない男の話。 女に会うためヒッチハイクで移動中の男が運転手の男を運悪く死亡させてしまった。 運転手の男になりすまし車で移動していたところ一人の女を乗せる事となる。 実はこの女は運転手の男の妻。 女が警察へ連絡するのを阻止しようとしてこれまた運悪く死亡させてしまう。 男の逃亡生活が始まるが結局警察に捕まる。 ノワール作品。 この映画でこういうジャンルがあることを初めて知った。 魔性の女が出てくるっていうのもお約束らしい。 この主人公の男がちょっと間抜けすぎる。 運転手が車のドアにもたれかかって眠っているところへドアを開けたら当然 運転手は外へ倒れ込む訳でそこで石に頭をぶつけて死んでしまう。 これは未必の故意とはいえ立派な殺人行為。 そこですぐに警察に連絡すれば疑われたとしても状況の悪化は防げたんじゃないか。 あんまり主人公に同情できなくて楽しめなかった。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-04-30 01:19:12) |
2. 安城家の舞踏会
《ネタバレ》 うーんつまらない。 80年間存在した日本の貴族が敗戦と同時に廃止され消滅する悲哀を描いている。 廃止された年に作られた映画だからある程度リアルなのだろうか。 華族がすっごくバカっぽく描かれているので自業自得な印象だけど実際こうだったという事かな。 そっからどう話が展開するのかと思ったら最後まで悲しげなまま終わった。 原節子がやたらクローズアップされるので彼女のための映画なのだろう。 ラストの外は明るい!明るい未来が待ってる!的な原節子の笑顔も楽観すぎる気がしてスッキリしない。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-01 23:58:35) |
3. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 平民の女性"わたし"が英国貴族のマキシムと出会い恋に落ちる。 たいして面白みのない出だしだが結婚が決まり二人が豪勢な屋敷に住み始めて物語に暗雲が立ち込める。 マキシムの前妻レベッカは美女で教養があり貴族の妻にふさわしい人物だった。 しかしヨットの事故で亡くなってしまう。 事あるごとにレベッカと比較し比較され身分不相応さを思い知らされる"わたし"。 唯一の味方だったマキシムとも険悪になってしまう。 そんな中突然の難破事故の知らせが入る。 朽ちたボートが見つかりレベッカの死体が発見される。 ここから話が怒涛の展開。 さすがサスペンスの巨匠。 面白かった。 後半から盛り上がって最後に真実が明らかになってスッキリした終わりでした。 [インターネット(吹替)] 7点(2021-08-01 22:21:37) |
4. 海外特派員
《ネタバレ》 映像技術は当時としては良かったんだろうな。 風車のシーンとかは良かった。 後半から戦争反対のメッセージ性が強くなって面白くなくなった。 [インターネット(吹替)] 5点(2020-12-06 05:44:52) |
5. 市民ケーン
《ネタバレ》 疲れていたのか途中ウトウトして巻き戻してみるを繰り返しました。 よっておそらく理解としては浅いと思います。 この時代にして映像技術のエポックメイキング的作品。 要所要所に暗喩や比喩表現としての演出を取り入れている。 話自体は割と単純。 愛し方を知らないまま大人になった男の不幸な話。 映画評論家などの知識有る人からしたらすごい作品なんだろうけど そういう知識の無い人間からすると「当時はすごかったんだろうね。」といった感想。 ただ当時も妨害やらなんやらで評価されなかったみたいね。 これらを踏まえて+1点した。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-10-07 21:06:39) |
6. カサブランカ
《ネタバレ》 前半はそこまで話が進む訳でもなくつまらなかったが 被占領国という緊張感があったのでなんとか見続けられた。 後半になってようやく面白くなってきた。 ただ要所要所でえ?と思える展開があった。 やはりイルザの不倫関連でのエピソードはいまいちイルザに同情できない。 作品としては名作とまではいかないと感じる。 [DVD(字幕)] 6点(2019-09-22 09:39:33) |
7. 自転車泥棒
《ネタバレ》 第二次世界大戦後のイタリア。 仕事を求める人が溢れかえる中、ようやく仕事を得た主人公。 ポスター張りの仕事であったが自転車がないので家の布団などを質に入れ ようやく自転車を手に入れる。 息子も自転車を前にテンションが上がる。 ポスター張りの仕事に出た主人公だがいきなり自転車を盗まれてしまう。 友人達や息子と共に自転車を探して街中を走り回るが見つからない。 絶望しつつあの手この手で探すもダメ。 精神的に追い詰められる主人公。 視線は他人の自転車へ。 息子を先に帰らせて自転車へ近づく。 しかし何度も逡巡し行ったり来たりを繰り返す。 全部貧乏が悪いんや! 息子役の少年の演技がすばらしい。 舞台となる戦後のイタリアの雰囲気もいい。 ただ内容が暗すぎて救いようがなさすぎる。 リアルを追求したとのことだがオチを付けて欲しかった。 [DVD(吹替)] 7点(2017-11-11 23:04:55) |
8. 野良犬(1949)
《ネタバレ》 銃をすられた新米刑事が先輩刑事と共に銃の行方を追う。 やがて奪われた銃を使った犯罪が次々に起こる。といった話。 有名な黒澤映画ですね。 黒澤明監督はめちゃ怖い人だったそうで現場の緊張感やら あと絵面から出る雰囲気を計算したりちょっとしたところで演出をしたり こだわりにこだわりぬいた作品を作る人だったとのこと。 そうした目で見ると見方も変わるんじゃないでしょうか。 あと映像はすごいです。 終戦4年目で作られたので映像がCGじゃなくて本物。 こんなところで生活しろ言われてもできそうにありませんねー。 [DVD(邦画)] 6点(2016-11-13 13:00:24) |
9. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 人が困っていると放っておけない主人公は損ばかりしているが 素朴で真面目に暮らしてささやかながら幸せに生きていた。 ところが仕事で大問題が起き追い詰められ自殺を迫られる。 川に飛び込む寸前奇跡が起きるといった話。 1946年の作品でモノクロ映画。 古い映画なので大したこと無いだろ思ってたら普通に感動しました。 でももし今まったく同じ内容でリメイクしたら面白いと感じるか微妙かなー。 モノクロで当時のセンスで作られた映像だから良いというのはありますね。 [DVD(字幕)] 8点(2015-02-13 02:00:03) |