1. プリデスティネーション
《ネタバレ》 "----All you zombies----" by Robert A. Heinlein 1958年に書かれた非常に短いSF短編小説が原作です 初見では内容が完璧に把握しきれず、5回目くらいにFizzle Bomberの目的がなんとなくわかりました この映画が日本ではあまりヒットしていない理由がよくわかりません 物語への引き込みよし、伏線の多さと意外性が強烈で、タイプライターやオイルライターなどの小道具が 実に細々と設定されていて、映像美と複雑なシナリオをよくまとめています 主演の二人も名演技で会話も洗練されている The Unmarried Mother: This life. Is it lonely? 愛のない人生は人を狂わせる、目的だけの人生は目標を失うと脆い そういう哲学も回を重ねる毎に、どんどん視聴者にのしかかって来ます [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2015-08-14 23:10:53) |
2. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 何か消化不良 M:Iの最後はHuntがにっこり笑って大どんでん返ししなければ 今回は Mission accomplish というセリフがありませんでしたよ [映画館(字幕)] 6点(2015-08-11 02:01:26) |
3. ジュラシック・ワールド
《ネタバレ》 別名: エイリアンvsプレデター 最初の1時間はちょっとだけ期待できる内容だった、が、そのまま何のひねりもない墜落死でした また、誰かが犠牲になりみんなの命を救うとかそんなヒューマニズムも皆無、 思えば第一作目の見えない恐竜の足音で全身の鳥肌が立つようなスリルもなし マルコム博士のような味のある役者も役もなし 薄い、無味無臭、甘くもしょっぱくもないパンケーキ パドック9が開いた瞬間にどう終わるのか読み切りで帰る準備が整います 前半の伏線の多さから、脚本を考えなおすと、もっとあっと驚く結末にできたはず 元INGENチーム、元ジュラシックパーク技術者、未婚の女管理人、その甥たち、野性味あふれる飼育係 例えば、恐竜オタクの甥が起死回生のハイブリッド種の弱点を発見するとか 女管理人がハイブリッドの親になるような香水を振りまいて水槽に飛び込むとか 野性的な飼育係がRaptorの背中に乗ってカミカゼ突撃とか INGENチームがもっと邪悪で実は恐竜を脳改造で操っていたとか いくらでも面白い筋があるのに一番予想に難くないところにオチを持ってくるとは! もったいなさ過ぎて泣ける映画ですね [映画館(字幕)] 4点(2015-08-07 02:02:14)(良:1票) |
4. ターミネーター:新起動/ジェニシス
《ネタバレ》 Terminatorは一作目(高校生の頃)からずっと繰り返し見ています ここでの評価が低い点が非常に見る前は気になりました まず、字幕を翻訳した人がそれほど気の利いたセリフにしていないこと、 ほんの少し映画ターミネーターシリーズの内容から外れてしまったこと、 色々理由はあると思いますが、字幕に違和感があったのでメガネを外して読めないようにしました (途中で相当難しい英単語が出てきますが・・・何回も説明してくれるので大丈夫でした) 私が高得点をつけるのは、この映画が、待ち望んでやまなかったサラ・コナークルニクルスの最終話だと思ったからです 今までのターミネーターは機械とコンピュータネットワークの恐怖が全面に打ち出されていて 人間の登場人物の人生背景描写は少なかったし、ターミネーターがどんどん強くなり、機械自身が進化する恐怖の話だったと思います しかし、正当なサラ・コナークルニクルスの完結編で人間の弱さと狂気が起こす恐怖を十分に描いていると思います また、ターミネーター3&4は、ターミネーター1&2の続編ではないと主張する人たちの意見を十分取り入れ サラ・コナークルニクルスを見ていなくても十分内容がつながるように作ってある上手さもあります つまり、ターミネーターの主役は誰なのか、サラかジョンかそれともカイルかターミネーター自身か? それによって大きく捉え方が変わります 私は、最初に出てきたサラこそがこの映画の主人公であると思うので、サラのいない3&4は外伝だと思います 何度も同じことばかり書きますが、この映画を見る前に ターミネーター1&2とサラ・コナークルニクルス シーズン1&2を見れば とてもまとまった重厚感のある一連のシリーズとなり、 見事ここに完結、最後まで席を立たなかった人にはちょっとしたお土産もついて とてもスッキリした気持ちで映画館を出られます [映画館(字幕)] 9点(2015-07-16 01:37:57)(良:1票) |
5. トロン:レガシー
《ネタバレ》 旧作トロンのストーリーが大変斬新で、さすがディズニーはファンタジーの王道だなぁと思って見に行きました。 ところが、圧倒的に技術の差がある21世紀の作品とは思えないような、飛び出さない3D、何のひねりもないストーリーに加え盛り下がりに拍車をかけるような演出&脚本、アクションなどない、感動などない、考えさせられる事さえない。 カメラのアングルや照明の色など、コンピューター内の世界ならもっと工夫があっても良さそうなのに、一貫して真っ暗な中前作に出て来た乗り物が出るだけ。 レビューを書くために何か良いところを思い出そうとしても、ダメだ、何一つ思い浮かばないやってな具合です [映画館(字幕)] 3点(2010-12-23 18:43:04)(良:1票) |