4. インターステラー
《ネタバレ》 初めてレビューを書きます。これは書かねば、と思わせる映画でした。21世紀になってからもっとも印象に残った宇宙もののひとつ。でもって、やはり行きつくところは2001年なんですね。ストーリー、映像、演出、どれも45年前にキューブリックがやっちゃってる。本作でも、コンピュータとの対話、本棚の裏の異次元空間、末期の病床シーンなど、2001へのオマージュと思わせざるをえないシーンが散りばめられ、教科書、いやバイブルとしての2001の偉大さを改めて感じさせてくれました。量子データとやらから方程式、クーパーステーションへとどうつながったのか、あれが果たしてプランAで全人類が救われたのかなど、最後は理解が追いつきませんでしたが、2001も最後は何度見ても完全には理解できないので(なにせ超人ですから)、そのうちブルーレイが出たら4Kテレビ買って何回もワクワクしちゃおう。あと、マイケル・ケインは僕にとってS.マーティンとの佳作「だまされてリビエラ」の印象が強すぎて、何をやっても胡散臭く見えてしまうのだけれど、今回も見事にペテン師だったのでちょっと安心。 [映画館(字幕)] 9点(2015-01-04 23:40:39)(良:1票) |