1. 蔵の中
《ネタバレ》 勝手な想像だけど、笛二は肺結核にかかって家族や若い使用人とは普通に接してくれてたけど、隔離されて蔵の中で 1人で過ごすことになった。恐らく病気になってからは遊び相手もいなかっただろうから笛二蔵の中でできることと 言えば古い道具や浮世絵を見たり、遠眼鏡で窓の外を見たりすること、それと妄想して日々を過ごすことぐらいしか 楽しみがないと思う。 小雪から「小桜姫みたいに綺麗」って褒められて化粧されるシーンや、最後に女の子の着物を 着て自死するシーンとかで思ったんだけど、笛二は実は心は女の子だったのかなって思うんだけど(こじつけすぎか な)。それで蔵の中での妄想話をまとめて日記じゃなく「蔵の中」って小説にしたのは、三四郎の出版社に持ちこん で万が一にでも他人の目に触れる可能性を考えて自分の存在を形にして残したかったのかもね。あくまで個人の解釈 だけど妄想の世界でしか楽しみがない笛二は、いもしない姉の小雪を作り出すことで会話や疑似恋愛をしたかったの かもしれないって思うと、ちょっと切ない。 [DVD(邦画)] 5点(2018-01-28 17:59:46) |
2. 時をかける少女(1983)
簡単に言うと、原田知世のドラマ仕立てのイメージビデオ+主題歌「時をかける少女」のPV(NGシーンつき)って感じです。嫌いじゃないけど、途中の超絶CGと最後の主題歌の始まりに思わず吹き出しちゃったわw [DVD(邦画)] 5点(2015-09-27 15:08:58) |
3. 肉体の門(1988)
《ネタバレ》 かたせのグループの娼婦たちにもうちょっとエピソードとか過去について一言だけでも語るシーンがあれば良かった(マヤの兄が戦地のボルネオで亡くなったことぐらいしかない)。戦争によって人生を狂わされた悲しさとか、「悪いとわかってるけど食べていくために体を売るしかない」みたいな怒りの気持ちとかもうちょっと欲しかったかな。かたせと名取にはそういう話があるけど、かたせの妹分に大したエピソードがないため、「その他大勢」の扱いでそれぞれに感情移入できなかった。それでもかたせが盲目の傷痍軍人を相手にするシーンやラストシーンは、切なかった。あと同じ五社監督作品の「吉原炎上」で主役級の花魁たち4人が、ちゃんと脱いでいるのに比べると同じく娼婦を題材にしたこの映画にしては、いまいち残念。西川峰子が一人頑張ってるが、かたせと加納と松岡が脱いでいるが西川に比べるとインパクトが足りない。娼婦の役なのに事務所的に許可が降りなかったのか分からんけども。 [DVD(邦画)] 5点(2015-09-27 15:05:09) |
4. ドラえもん のび太の大魔境
前半でのび太たちが大魔境目指してアフリカを探検するんだけど、展開が地味。今回は現代のアフリカの設定でどこでもドアは使うけどタイムマシンを使わないし、宇宙とかにも行かない。物語が動き始めるのが中盤からで、個人的にはもうちょっと盛り上がりが早めだったら良かった。映画の評価自体は4点だけど、主題歌の「だからみんなで」が途中に流れるシーンがちょっと良かったからプラス1点です。 [DVD(邦画)] 5点(2015-03-22 07:49:42) |
5. ドラえもん のび太の宇宙開拓史
《ネタバレ》 簡単に言うと地球から遠く離れた星で暮らす人たちをソフトな地上げ屋から守る話。地球とは違う星の様子、生き物とかが出てくるのは好きだけど、個人的にジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの宇宙での活躍がもうちょっと見たかった。 [DVD(邦画)] 5点(2015-01-03 15:27:39) |