Menu
 > レビュワー
 > りんどう さんの口コミ一覧
りんどうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 5
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  すずめの戸締まり 《ネタバレ》 
見終わって「大満足!」とはならず、なーんかモヤモヤしてて、これは何だろう?と考えました。 面白かったんですよ。SNSで猫を追うやり方、旅先で会う人々との交流や、旅の途中で災害を閉じてゆく過程。ミミズのスペクタクルな映像。新海監督が少人数でやってた時と違って、音楽も映像も役者も、何もかもがお金がかかってて見事。 でも見終わって 「凄くよくできた映画を見て、大満足!」 とならない。何故だろう? と思って考えて気が付きました。 細かいところがよく分からんのです。いっぱい「?」なのです。広げた風呂敷が、締め閉じられてないんです。 大きな風呂敷はきちんと締められているので、見終わったときはハッピーエンドに素直に「良かった」って思う。 でも、小さな風呂敷は広げっぱなし。いくつもいくつも締め閉じられず広げっぱなしなんですよね。  ・ダイジンの何もかもがわからない。なんであのニックネーム? あいつは何でスズメに執着するの? なんでカレシを呪った? 要石に戻ってやったのはどうして? ・黒いデカい猫(左大臣)は何もかも分からない。ダイジンとの関係も分からない。 ・爺さん、「出来ない・無理」しか言わなかったけど、何のために出てきたの? 過去に猫と何かあったみたいだけど、思わせぶりなだけ。 ・おばさんがヒステリックに本音ぶちまけるシーンは必要? あれちゃんと収拾ついてる? 何故叫ばせた? ・そもそも、すずめは子供の頃何故あっちに行けたの? すずめがミミズを見れたのは何故?  ほかにもたくさん。こんだけ風呂敷広げっぱなしで、ラスト「良かった」って観客に思わせるのも大したもんです。 でもね、でも。これじゃ監督に 「よく分からなかったら、小説買って読んでね」 って言われてるみたいでモヤモヤするんです。  「君の名は。」の時は、一応全部風呂敷は締められてました。お父さんのバックボーンなんか「そういう事なんだろうな」と想像出来る最小限の情報は全部映画に出てた。小説は映画の世界を深く味わうために買うものでした。  でもこの作品はそもそも、情報を出していない。映画を見た観客が、更に財布の紐を開かないとワケが分からないのって、あまり好きではありません。 もったいないですねー。ミミズの回を一回減らして、その分を上記の説明に振り当てて欲しかった。
[映画館(邦画)] 6点(2022-12-15 11:01:18)(良:2票)
2.  ブレット・トレイン
よく出来てる映画だな~と感心してしまった。 「チェーホフの銃」という言葉があって、「ストーリーに持ち込まれたものは、すべて後段の展開の中で使わなければならず、そうならないものはそもそも取り上げてはならない」という。 作中に出てくる小物・ギミック、全てが無駄なく活躍し組み合わさって使われていて、使われまくっていて、もう脱帽。  特にキャラクターは、その過去・能力・性格、全てがよく作り込まれていた。無駄なものが無い。  日本の描写がアレだったけど、気にすることないかもしれませんね。 だって、メキシコNo.1の殺し屋が出てきた時、背景はサボテンの半砂漠で、メキシカンハットやらメキシカン・カウボーイ風のお衣装だらけだったけど、私はそれを見て「メキシコ文化の一つだな」としか考えず、違和感も覚えなかったから。今時メキシコがこんなんだとは思わないというのに。 外国人がこの映画の日本を見る時に感じるのも、同じようなものかもしれませんね。  築地で17人の殺人事件とか、笑ってしまった~。日本人は「これ、ホントにあったら数年間大騒ぎだよね」って分かるけど、ガイジンさんには違和感なんて無いでしょうね。 そんなんが、サラっと、映画の千分の1って要素として出てくる。濃密だー。  もう一回見たくなった。こんなに濃密なんだから、一回じゃもったいない。
[映画館(吹替)] 8点(2022-10-11 21:17:36)(良:2票)
3.  アキラとあきら
いやー、物凄く!面白かった。ビックリした。ドキドキして涙してワクワクして感動した。 失敗から這い上がり、更に大きくなって、しかも全然スレずに帰ってくる山崎瑛(竹内涼真)の様子にドキドキした。普通多少はスレて小汚くなるものなのに、信念を抱く男は違った…。 父親の負債の経験で痛い目を見てから、有能だけど汚くてつまらない男になってゆくようなお話は、この世にはごまんとあると思う。ましてや銀行もの。そういうお話を書く方がラクだと思う。 けれどこのお話は、神父様(塚地武雅)や、過去に出会った理想の銀行員(満島真之介)や、「宿命」という言葉が、ドラマを優しいものにして、人間を肉厚にしていた。 誰も死なないのに、悲劇だって無いのに、何回も泣いてしまった。感動した。 10点満点中何点だろう? と考えた時「あれ、減点が無い……」と驚いた。  でも映画館を出る時、後ろにいた3人組女子(推定年齢20歳)が無言で歩いてて、一人の「面白かった?」の問いに二人が「難しかった…」と…。  そっかー…。会社員経験が色々あるほど、人生が長いほど、この話は刺さるのか、と気付いた。 山崎瑛が夜遅くまで仕事に打ち込む姿。顧客のために知恵を絞って考え抜いて提案資料をつくる様。何回も何回もピンチを迎える様。上司が粉飾じみた事をする姿。そして、成功した時・喜んでもらえた時の、胸に湧き上がる喜び、誇り。 どれも自分の会社員経験で経験してきたことに少し似ていて、だからどっぷりとハマったのかなと。 こんなドラマを100%楽しめるのなら、年取る事・会社で揉まれることには意味があったな、とすら思った。 というわけで、会社員生活のそれなりに長い方には、特にオススメです。
[映画館(邦画)] 10点(2022-10-11 18:54:27)(良:2票)
4.  花束みたいな恋をした 《ネタバレ》 
私も若かりし頃は、ポップカルチャー大好きだったので、好きなものに二人の恋が彩られるさま、共感しました。 ただ、ドキドキの引力は、他の青春映画に比べると弱めのような……。  うまくいきそうで、いかないカップルっているものですね。 二人とも、親がかりで生きていた時はキリギリスだったんですよね(決してアリではない)。 「好きな事の技能で生きていくぜ!」な気合の入ったキリギリスではなく、ふわふわなキリギリスちゃん達。 パズルがうまく組み合わさるようなカップルとして、一生の思い出に残る恋をした。 このシーンは見ていて楽しかったなぁ。  だけど男の方は途中でアリ君にジョブチェンジし、女は多分一生ふわふわキリギリスちゃんのまま。  私の知っている、ふわふわキリギリスちゃんは、殆どが結婚していないし、それで楽しそうに生きている。 結婚しても、旦那も大抵ふわふわキリギリス君で、だから結婚したし、うまくいきもする。 でも、このカップルは、男が見事なアリ君にジョブチェンジしてしまったから……うまくいかないのはしょうがないのかもしれないですね。  となりの女子高生の二人は、始まる前までは楽しそうにおしゃべりしていたのに、終わった後は一言もなかった。登場人物とひとつも共通点がなく(多分)、また恋愛模様もこれから経験するであろう世界だから、感想も出なかったのかな。 大学生~30代の方々にお勧めしたい映画かな、と思いました。  私は、出てきた小説家たちが全く分からずビックリ(漫画はわかったけど、小説家は全滅)。昔はよく本を読んだものだけど、あの当時の作家たちは今どうしてるんだろう…。 また本を読んでみたいな、と思いました。
[映画館(邦画)] 6点(2021-03-17 23:36:41)
5.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
10~20代の時に見たら、多分この映画の本質の半分も理解できなかったかなと思う。いや、30代もあやしい……。 映画館からの帰り道からずっと、あの人の人生を考えずにはいられなかった。 短気であまり頭の良くない、挫折を繰り返す男。でも優しいし一本気で、子供のような男。 あの人はきっと、あのままじゃ長生き出来ない人だったと思う。  あの時。弱いものを嬲っていた男たちを、心の思うがままに暴行して痛めつけていたら、彼の体はストレスをためることなく、いまだ生きていたかもしれない。でも、支援してくれた人々をまた悲しませ、落胆させ、失望させていた。 だから死に物狂いでその衝動に耐えた。結局、彼の体はそれに耐えられなかったけれど。 綺麗できっぷの良いイカす元妻から、娘と一緒に会おう、楽しみ! なんて言われて。 きっと神様は最後に御褒美をくれたんだと思う。  最後に、花の香りを嗅ぎながら、彼は思ったんじゃないかなぁ。 ・優しい坊主、守れなくて悪かった、我慢せずやっちまいたかった ・でも、やっちまってたら、スカっとしたけど、あの人達を失望させた ・だから、これで良かったんだ、これで良かったんだ すばらしき人生って言っていいのだと思う。  運のない人だったけれど、死んでから泣いてくれる人がいるだなんて、うらやましい。 個人的には、六角精児が演じたスーパーの人には一番頭が下がる。あの人は凄い。本当に凄い。 人生は人との繋がり、なんだなぁと、自己を顧みてつくづく反省した。  多分一生頭の片隅にこびりつく映画。
[映画館(邦画)] 8点(2021-03-16 01:07:23)(良:3票)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6240.00%
700.00%
8240.00%
900.00%
10120.00%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS