1. 砂の器
《ネタバレ》何回でも見たくなります。日本映画では一番好きな映画です。しかし、原作は映画に比べるとあまりいただけないですね。「原作を超えた映画」にした最大のポイントは、千代吉がまだ生きている設定に変えたことにあると思います。これによって、犯行の動機がガラリと変わりました。原作では犯人に同情する余地がないのですが、映画では、悲しい宿命を背負った親子の、二人にしかわからない悲しい物語が広がりました。「彼は音楽の中でしか、父親と会うことができない」ということとなったわけです。「そ、そんな人、知らねえ!」 涙、涙。 10点(2002-01-15 01:05:56) |
2. ジャッカルの日
おもしろい。カミさんも、珍しく最後まで見てました。ただ、少し突っ込ませてもらうと、事を成すまでに、あれだけ殺人を起こしまくるのは、プロの仕事としては軽率すぎるのでは? 9点(2002-01-15 00:30:57) |
3. トラ・トラ・トラ!
DVDを早速買ったのですが、なんとアメリカ公開バージョンということで、日本語せりふには英語の字幕が入っちゃうのが少し残念です。また、渥美清のシーンがカットされていました。このシーンは、黒澤明の書いた脚本の段階からあったそうです。その他にも、黒澤の脚本は基本的に変えられていないそうです。意外でした。 8点(2002-01-14 23:52:01) |
4. 史上最大の作戦
上陸シーンはカリフォルニアでロケしたと聞いたことがありますが、サンメールエグリースの教会前広場や、レンジャーの崖登りのシーンなど、実際と同じ場所で撮影したと思われるシーンがいくつも出てきます。ところで、ポール・アンカが出てるという話もあるんですが、どこに登場しているのでしょうか。どなたか、教えてください。 9点(2002-01-14 23:44:11) |
5. ひまわり(1970)
駅のホームでの別れのシーンが3回あるのですが、二人の置かれた状況が変化していて、悲しみの意味合いが皆違うんですよね。当人たちが逆らおうにも逆らえない、大きな運命のうねりに流されるように、粛々と別離を受け入れていくしかない二人。これにあの音楽が流れれば、もう泣くしかありません。 10点(2002-01-14 23:29:31)(良:1票) |