1. ターミネーター2
展開がどうなるか知っていても、未だに観ると面白い。アクション・シーンが凄いのはもちろんだが、終末感や切迫感が見事に表現されている点もこの映画を傑作としている。各キャラクターがいずれも良いが、リンダ・ハミルトンの熱演振りが凄い。 10点(2002-12-13 03:06:50) |
2. ターミネーター
当時有名な俳優たちでもないのに、キャラクター描写もよくできていて感情移入できる。ただ、物量やSFXの点で、T2が製作された時点でこの第1作が陳腐化してしまったのが皮肉。シンプルな点がいいのだろうが、ストーリーにとどめのひとひねりがあったら時代が変わってももう少し高い評価が与えられたかも。それでも、T2の前のエピソードとして依然評価できる。 8点(2002-12-13 02:33:25) |
3. マッドマックス2
1からいきなりこの展開、見事。今ならこうした映画はいくらでも作れそうだが、それはこの作品がすでに存在するから。クルマで闘わせるためのこの設定、アイディアは秀逸。そしてほとんどセリフのないメル・ギブソンが異常に格好いい。もし文明が滅亡したらとりあえず革ジャンでうろうろするやつらが結構いるかも? 10点(2002-12-13 02:12:47) |
4. マッドマックス
近未来SFとして秀逸の設定とみなされることが多いが、実はそこに潜む日常感に魅力が秘められているのでは。オートバイや車でスピードを出してしまう感覚や、暴力に対して警戒した時に逆に攻撃的になってしまうような本能、そんな欲求を刺激してカタルシスを与えてくれる映画だと思う。 10点(2002-12-13 02:02:20) |
5. ロング・グッドバイ
原作とは別物で、あの時代の映画としての視点も含めれば原作よりはるかにいい。群像劇が多いアルトマンの作品の中でも、一歩離れた探偵という職業を主人公に選んだことによって最も成功しているのでは。一見、軽妙な雰囲気の主人公はさほど大きな活躍もせず、個性的な登場人物たちの傍観者のようだが、その描写、カメラ、音楽の効果によって魅力的なキャラクターとなっている。 10点(2002-12-13 01:40:33) |