1. 悪魔の手毬唄(1977)
横溝正史の金田一シリーズでは、よく「なにも殺人を起こさなくても解決方法はあるんじゃないの?」と思うこともあるのだが、この作品は犯人がどうしても殺さなくてはならない状況に追い込まれており、それが犯人の悲哀となって読者の胸を打つ。この映画は本当に原作に忠実に作られていると思う。半身に痣のある美少女を永島暎子が演じている(演技力なのか本当に若かったからなのか、あの永島暎子とは思えないくらい可憐である。)それから、犯罪が手毬唄のとおりに行われていることを金田一に教えるおばあちゃんの役をやっている人も適役だ。名前は忘れたが、ああいういかにもお年より、という感じの弱々しい人に相応しい役なのだ。なんでこう思ったかというと、後年TBSでテレビ版の作品を見たとき、妙に若々しく手毬をつくおばあちゃん役の人に興ざめしたからだ。ただ難点は性格が良い人に見えすぎる点かもしれない。なんせ内心では殺人が起こることを予期して楽しんでいるんだからね。 8点(2003-03-20 15:51:29) |
2. ウーマン・イン・レッド
NBCのサタデー・ナイト・ライブで有名なコメディエンヌ、ギルダ・ラドナーが出演してる。SNLのイメージと違ってヒトコトもしゃべらなかった、という印象がある映画です 3点(2003-02-13 13:56:56) |
3. ジョー、満月の島へ行く
トム・ハンクスとメグ・ライアンに1点、16トンを歌うエリック・バードンに4点! 5点(2003-01-24 11:22:53) |
4. 地獄の7人
終わってしまった戦争に、踏ん切りがつけられない男たちの物語。それぞれがベトナムに残してきた何かを取り戻すために闘いに戻っていく。最後の最後で見せるハックマンの涙が切なかった。 8点(2003-01-24 11:14:26) |
5. 蘇える金狼(1979)
私にとって岸田森とはこの映画にでてくる探偵、石井のことです。 7点(2003-01-24 11:09:20) |
6. 病院坂の首縊りの家
怖い映画だった。原作はもっと精神的な怖さがあった。解決まで20年かかる話を2時間にするにはこうするしかなかったのか。後年TBSでテレビ化されたときも、この映画を踏襲する脚色でした。 6点(2003-01-09 13:20:43) |
7. 女王蜂(1978)
動機を変えすぎ。仲代達矢を裸で走らせるわけに行かなかったのか?それとも中井貴恵では動機に説得力がなかったのか(笑) 3点(2003-01-09 13:15:46) |