1. U・ボート
潜水艦映画としてはライバルがいない最高傑作であります。しかしこの映画を見た元Uボート乗員は一応に怒っているみたいです。雷撃された時、実際はあんなにうろたえなかったと言ってます。乗員の士気は高くもっと落ちついていたと言ってます。たった1回しか乗船しなかった従軍記者のブーハイムになんでUボート乗りについて書けるんだと言ってます。また撃沈した船舶から退艦する生存者を見殺しにしていますが1941年頃であれば乾いた衣服と食べ物くらいは与えたと思います。ましてU571のワンシーンの漂流してくる生存者を射殺した記録はありません。ただし撃沈した直後にその海域にいた事を隠すために海に浮遊する生存者に銃撃を加えた記録が1つのみあって、戦後この事件に関わった艦長以下士官が戦犯として銃殺されています。またもう1つ蛇足ですが映画「Uボート」のラストシーンは悲惨なものですが、心配要りません。記録では帰港後、上陸中に空爆で帰港したばかりの乗員が多数戦死した記録はありません。いずれにしても某アメリカ映画と違ってさすがにヨーロッパ映画だなぁという感じです。そういう意味ではドイツ映画「橋」も是非見て欲しい。故郷に逃げ帰るドイツ敗残兵のリアルさ、ドイツ人同士が撃ち合うシーンはさすがドイツ人が作るドイツ映画だ。 10点(2003-02-08 22:22:26)(良:2票) |