1. MEMORIES
三話目の「大砲の街」の世界観がすき。あれって自分の街に向けて撃ってるんじゃないのかな-って勝手に推測してます(敵がいるのかどうか出てこないし)。大砲の街に8点、「最臭兵器」はいまいちだったから-1点 7点(2003-06-22 19:51:33) |
2. リリイ・シュシュのすべて
観終わった後なんだかよくわからない気持ちになった。今までの岩井作品と違いすぎて混乱する。希望が全くない、救われない。すべての人間が心の中に持っている「悪意のない悪魔」をひたすら垂れ流されて観させられたよう。登場した少年達すべてにみられる「そんなもんだ」という諦めが流れてて、自殺した少女だけが唯一救われた気さえした。 もう二度とみたくないし、誰かに勧めることもはばかれるけど、良い意味も悪い意味も含めて印象に残る作品だった。 名作なのか駄作なのか...ひどく困惑させられる。 観ないですむんだったら観ない方が良かったのかな?でも観ちゃったし..というのが正直な感想 9点(2003-06-17 04:09:21) |
3. エイリアン2
それまでの単純なホラ-やアクションと違って圧倒的に強いエイリアン達対考えうる限り最強の人間という構図が革新的だった。タ-ミネ-タ-2もなぜ面白かったかと考えると、この構図にあるような気がする。それまでの外来生物ものと比べると人間が強い強い。 あの自動操縦の機関銃がかっこ良かった。 8点(2003-06-14 01:50:38) |
4. A.I.
駄作という人が多いけれど私は名作だと思う。インプットされたロボットであるがゆえに大切な人を失いたくない一心で、人間よりも人間らしく振るわまなければいけないデビットを観て涙が出てきた。本質的にアウトサイダ-な存在がどれだけ求め続けても100%社会のなかでインサイダ-には成れないし、それがかなうのは夢の中だけという現実を痛感した。人間ならばいつかは諦める時がくるかもしれないが、そうすることもできない思考回路に現代の人間(私を含めて)をみるよう。 ラストの人間が滅びた後の世界では、ロボットの末裔(?)達もまた自分達のアイデンテイを模索し続けている。まるで人間が神について思案に耽るようだった。一日くらい救われる日があってもいいし、デビットがママに冒険の絵をみせるシ-ンは、私自身がとても救われた気がした。 9点(2003-06-14 01:35:47) |